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三浦しをんのデビュー作、待望の文庫化ですよ。そりゃ買いますよ。なんかエッセイのように作者と主人公をだぶらせつつ、適度にけだるく適度に枯れている。文学の臭いってんですかねぇ。何の変哲もない日常のようで、ちゃんと面白く読み進められるのは、その構築された世界が破綻しないから。そいでもって、気になるようで安定しているような。文学ってのがどういうものだということはよく分かりませんが。なんとなく夏目漱石とかをリアルタイムで読んでいた人はこういう読後感を味わったんじゃないかなぁと思える本でした。
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就職活動中の学生必読! 就職できなくてもきっと大丈夫だって思わせられる。あと出版社の社員は意外とおばかだってことも。
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ああ、もう、面白かった。
読んでいてくすくす笑ったり、にやにやしていたりそうそう、と頷いていたりして。いい本です。好き。
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非常に現代的な小説で、主人公のひねくれた感覚や就職活動への皮肉まじりのユーモアが面白い。しかし、青春小説としては主題がぼかされて終盤が弱い印象を持った。自己探求にさらに深みがほしかった。
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就活に役立つかと思い買ってみた。一昔前の感じはしたけどシュウカツというより、主人公を取り巻く環境が面白かった。
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就職戦線の最中、漫画雑誌の編集者を目指す可南子はひたすらマイペースだった。
活動を始めてみると、世間はそう甘くはなく、連敗が続く日々。
複雑な家族関係と、年上の書道家との恋。同じように呑気な友人達に励まされながら、彼女は格闘し続ける。
本当のテーマは“家族”なのだけど、就職活動中に読んで随分と元気をもらった。筆記・面接シーンの各出版社の元ネタを考えながら読むと何ともいえない気分になる。
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編集者を目指し就活中のあなた!読んで損無し。小説などはどれだけ感情移入出来るかだと思うが、ボクはかなり共感出来ました。就職することだけが全てじゃない。
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これデビュー作ですか!たいした24歳だなぁ。
ヨコサワさん的笑い。久蔵おじいさまとのトークのくだりとか。
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主人公可南子の就職活動物語。タイトルの由来は本文に出てきます。
絶妙なゆるさと小気味よさが素敵です。
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出版社入社を目指して格闘する大学4回生の女の子が主人公。古風で世間知らずで超マイペースな彼女の波乱万丈就活ライフにかなり笑わされ、そして励まされました。三浦しをんさんの独特な言葉まわしは最高ですな。『ボーナス。ビーナスとボケナスを足して二で割ったような、なんと間抜けで魅惑に満ちた語感であろうか』
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さすが三浦しをん。の処女作。処女作だけあって、ものすごく私的な感じもするし、そして、また、エッセーで見るようなちょっとした内輪感が感じられる。もちろん完成度は「私が語り始めた彼は」だけど。これはこれで処女作らしくて良い。その後に続く三浦しをんの作品を髣髴させる。ここから始まったって感じがする。重松清の評も、的を得たり!だ。
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以下で触れております。http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/16141335.html
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出版業界に就職したい大学生が主人公。三浦しをん氏のデビュー作で、彼女の魅力がぎっしりと詰まってます。けだるい雰囲気の小説。なのに面白い。はまる人ははまります。
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就職活動に勤しむ女子大生のお話。漫画好きがこうじて出版社へアタックしまくる主人公の姿は、とても生き生きしている。
好きなことを極める。それにはときに、辛く険しい。
けど、やらずに後悔するよりは、やって後悔しようとする方がいい。そんなことを登場人物たちに教えられた。やってみないことには、何も始まらない。
格闘する者に○、というタイトルが実にしっくりくる。
とにかく元気が出て、前向きになれるお話です。
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三浦しをんはエッセイだけじゃないんだ!(笑)妄想力豊かなしをん嬢による妄想力溢れるデビュー小説です。けれど、今に続く、小さな切なさとか悲しさとか、そういうのも感じられる作品。昔があるから、今がある!