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「ちーちゃん」と「僕」の「平穏」は悠久の向こうへと消えた―――。
此の話は主人公の「僕」とその幼馴染である「ちーちゃん」の壊れゆく日常を書いた物語だ。
作品は全体的に読みやすいし、読んでいて凄く引き込まれるのだが、文体が攻撃的でやや拙い感じがする。しかしながら、現在高校生の人間が書いたと露骨に判る様な文体ではなく、何が欠けているかと言われれば「経験」だろうと思う。
作者である日日日(あきら)さんのこれからに期待したい。
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煽り文句につられて読んでみました。
確かに人を引き込む力強い文章で読んでいて面白いです。ただ、なんとなく、最後がパタバタして終わったのが残念といえば残念で、結果、もやもやとした疑問が残って気になってしかたありません。
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天才高校生デビュー。そんな帯文に惹かれて読みましたが、これが面白かった。リアルでファンタジック。喪失感の予兆を臭わせながら、物語はけっこう波瀾万丈で、それでいて主人公とちーちゃんの関係は繊細で。微妙なものはちゃんと微妙に、激しいものは激しく。そしてちょっとヒネリのあるラストと、引っ張りすぎないエンド。んー、これは日日日にはまりそうな予感が。
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作者買い。日日日ですから。買ったのはコレが一番最初ですけど。
どうだっていいですけど、「一番最初」って重複ですよね。よく使うのに。
とりあえず、重いです。暗いです。主人公のっけから虐待されてます。ヒロインはいい感じにイカれています。
学園ものですが、涙涙の感動モノとかを期待しないように。ひたすら下降して、底辺を彷徨った後、ラスト時、更に最底までぶち破る勢いですので。とことん救われません。でも好き。
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高校生5冠作家の新感覚ホラー。
幽霊好きの幼馴染ちーちゃんは、ある事件から変わってしまった。その僕の当たり前の日常まで破綻していく、新しい怖さの物語。
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▼日日日さんの作品の中では一番好きかな。薄いと言えば薄いかもしれないけど、無理なく読めて丁度いいサイズ。▼でも……んー、強いて言えば、幼少期のトラウマとか虐待とかが原因っていうのは、もういいんだけどなあ。エヴァが流行った十年前ならいざ知らず。乙一さんがざくんざくん書いちゃったものなあ。▼先生、人を喜ばせるために「○○の後ろに女性の霊がいる」って言う女の子はどうかと思うよ。▼――普通死ぬか!? そんな理由で自殺するか!? 見えてしょうがないなら最悪目を潰すとか、いろいろあるでしょうに……と、筋違いの説教。▼しかしラストにやられてしまった私は細かい齟齬はどうでもよくなってしまったのでした。まる。▼幻想性と透明感に酔えるか酔えないかで評価別れると思います。
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ダヴィンチの特集記事を見て手にとってみた。ホラーなのかと読み進めていたら、後半は青春小説の趣きが強くなってきた。軽い文体の割には、暴力描写が生々しかったり、ちょっとアンバランスな印象も受けたけど、その間が面白さなのかも。
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読み終わった。全体としてのジャンルはキミボク系ホラーになるのかな?10代で書くにはこなれた文章だという感じである意味、羨ましい限りだね。乙一っぽい作品だったというのが、まず感想。しかし、次の展開が読めないのに、しっかりと構成が出来ていて良かった。惜しいのは、もうちょっと中身がコユイ方が楽しめるかもしれない。やっぱり軽い感覚は否めなかった。主人公の年齢とか立場とか関係とかを考慮するとリアルな表現なのかも知れないけどね…。しっかし、物語で描かれている環境がそうさせるのだろうけど、登場人物の思考が強暴だなぁ…。「異世界の住人」って、誰も幽霊ですらも同じ世界(意識)を共有できるはずは無いから当たり前なんだけどな…とか、思ってみたり。
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ジュブナイツホラー作品。天才高校生日日日のデビュー作。天才の名に恥じぬ先を読ませない展開に脱帽。なんとなくひぐらしっぽさを見た。
「モンちゃん。わかんないかな。かな。」
「お、お前は・・・!」
ぶおん
どぐしゃ
ヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
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期待の新人!!なんて銘打ってはあるもののやはり新人は新人、でもどんどん読み進められるのでよかったかな。
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ちーちゃんは、幽霊大好き少女。そんなちーちゃんに振り回されながらも、幼馴染の「僕」は日々をすごしていた。
そんなある日、ちーちゃんの様子がおかしくなり始め……。
日日日のデビュー作となる本作品は、日日日の作品の中でもずば抜けて一番の作品だと思います。
ありえないことをそこにあるように描く描写は見事で、読んでいて続きを読もうという気になりました。
ただ、後半の展開と前半の勢いとの間にギャップがあるように感じ、その違和感は拭い去れませんでした。
それでも、一度読んでみて損はないと思います。
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幽霊好きの幼馴染ちーちゃんと両親からの虐待をうけるモンちゃんの日常は苔地蔵様が願いを叶えたことで変わっていく。
普通の本より字が大きめでした。なんか無駄に長い気がすると思って読んでいましたが、ラストでちょっと驚きました。すごいすごいと言われていて期待して読んだのでいまいちな感じでした。
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ちーちゃんとモンちゃんの関係が、面白かった。やっぱりあきらさんとは歳が少し近いからかも知れないけど、読みやすかった。ラストは「え!?」って思ってたら終りました。なんだか凄いよ!!
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面白かったです!じわじわとホラー的なゾクゾク感が味わえたのに、文章は読みやすいし怖いだけじゃないのがよかったです。登場人物にも無駄がないし、ちーちゃんがどんどん変わっていってしまう感じがすごい出てて上手だと思いました。やっぱり日日日は凄いと思う。
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日 日 日 さ ん 天 才 !
実を言うと、初めて読んだとき、オチに「えっ?」て思って、そんなに面白くないなーと感じたのですが、最近読み返したらいいなぁと。
キャラつくるのがすごくうまいんですよね。審査員も、満場一致で大賞が決定したらしいです。スゴイ。