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先生はえらい みんなのレビュー

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みんなのレビュー167件

みんなの評価4.1

評価内訳

161 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

日ごろ教師に対して不平タラタラの長女に読ませたら、フツーだねといって本を返してきた。そうか、きみもそう思うか。でも、奇抜ではないからこそ説得力もあるんじゃないかな

2005/04/03 19:40

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「先生はえらい」のです。
たとえ何一つ教えてくれなくても。
「えらい」と思いさえすれば学びの道はひらかれる。
だれもが幸福になれる、常識破りの教育論。

というのが、カバーに出ている紹介文。で、この論を読み解くカギとなるのが著者略歴だろう。ま、こっちが勝手に金田一耕助するだけの話だから、どこからも文句はこない。内田は1950年生まれ、東大仏文科卒、現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。さらに手がかりを書けば、おもな著書が『「おじさんてき」思考』『ためらいの倫理学』『レヴィナスと愛の現象』『寝ながら学べる構造主義』『私の体は頭がいい』『他者と死者』などである。

見えてくるでしょ、なんとなく。つまり団塊の世代の最後、いや塊に乗り遅れた最初の世代とでもいったらいい。だから、哲学、といったものに幻想を抱く最後の世代。さらにいえば、巨匠の文学に引き摺られる最後の世代。ちなみに、この本の中にも漱石、太宰といった名前が殆ど無条件に名作とイコールになっている。勿論、東大仏文とその世代とくればラカンなんていうのもよく分る。

で、著書を見れば、全て世の中を斜に見て、皮肉というよりはどこか軽い受け狙いふうのタイトルのオンパレード。うふふ、時代の枠組みを超えられないのかね、先生!てなことになるのは、私の東大出・団塊の世代・哲学大嫌いの言わせる技であって、けっしてこの本の評価ではないのでお間違え無く。

そう、その志はともかく、この本、ある教師像を見事なまでに明らかにしているのである。それは著者の言と矛盾するほどで、無論、それが悪いことではないので引用しておこう。内田は、明快な文章、誰にでもわかる論旨というものを、それだけのものとして斬り捨て

「古典といわれるほどの書物は、小説であれ哲学書であれ、読者に「すみからすみまで理解できた」と決して言わせないような謎めいたパッセージを含んでいます。これはもう必ずそうです。構造的にそうなんです。」と繰り返し説く。

その伝で行けば、誤解のしようのないほどに明快で簡単な論旨のこの本は、読むにも値しないものとなってしまう。そう、この本は驚くほどにはっきりした内容の本であり、寄り道こそ多いけれど、それが決して韜晦にならず、私たちが抱く「偉い先生に出会いたい」という夢を打ち砕き、むしろ、先生は私たちが望めばどこにでもいるという、新しい見方と夢を与えてくれる。

ただし、これが常識破りの教師論かといえば、少なくとも我が家では娘二人に小学生時代から、こう教えているし、少なくとも現在、世にいる教師を見る限り、それにとやかく言って無駄な時間を過ごすくらいなら、さっさと彼らに見切りをつけ、自分でさがそう、反面教師もまた教師と思っている。

むしろ今、気づいたのだけれど、その「教師」というところに「官僚」でも「政治家」でも、「芸術」でもいいから当て嵌めてよくよく考えてみれば、これって結局のところ体制擁護、責任放棄でもあるわけで、豊かな日本だからこそ許される議論なんだろうなあ、でもその向こうには荒涼とした風景が見えるなあ、とわが身を反省してしまう。そういう本である。

ちなみに、この本を見かけた長女が、いいねえと思わず手を伸ばしてきた装幀はクラフト・エヴィング商会。その名のとおりの手作りの着物の柄を思わせる品のよさである。

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紙の本

美しい誤解

2020/03/13 23:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「えらい」ということを起点とした教育論の本といったところでしょうか。しかし内田樹さんの著書が好きで結構読んでいますが、どうもこちらは馴染めませんでした。

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2005/05/25 17:04

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2005/11/24 23:55

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2006/05/04 15:40

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2007/05/04 18:15

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2007/02/28 23:56

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2007/05/08 20:07

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2007/07/30 19:40

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2007/10/07 22:57

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2007/11/30 00:55

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2008/02/16 15:24

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2008/02/20 03:57

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2008/03/02 12:03

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2008/06/12 23:32

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