投稿元:
レビューを見る
待望のネロ・ウルフだ(*^_^*)相変わらず口の減らないアーチーをはじめ、ファミリーも健在で嬉しい。これを機にどんどん翻訳を進めていただきたい。ぜひにも。(正直、犯人の動機のあたりには納得しかねるっつーか2時間ドラマの匂いがしたりしなかったりだったけどもね…でも星五つです)
投稿元:
レビューを見る
幻の傑作がついに邦訳!と帯にあります。
美食と蘭をこよなく愛するネロ・ウルフの家を、クレイマー警部が訪れた。弁護士事務所で起こった殺人事件で、15人分の偽名のリストが見つかったのだ。クレイマーが冷たくあしらわれた6週間後、事故死とされている娘が実は殺されたのでは、と疑う父親がやってきた。出版社に勤めていた娘は、持ち込み原稿を断った作家と会う約束の夜、ひき殺されたのだ。作家の名前を聞いたネロ・ウルフは事件を引き受ける。作家の名前「ベアード・アーチャー」はクレイマーの見せた名前のリストにあったものだったのだ。作家を求めて調査を開始したアーチーの目の前で第三の殺人が!「ベアード・アーチャー」の正体は?雲を掴むような調査が続く・・・・・
久しぶりのネロ・ウルフものを楽しみました。
相変わらずアーチー君がかわいくて(ミルクは飲みませんが)。
弁護士事務所にいる女性全員に心を許させるため、一人3本づつネロ・ウルフの蘭を贈ったり、あろうことが温室でパーティを開いたり、魅力全開の活躍です。このパーティに恐れをなしてネロ・ウルフは久しぶりの外食をする!東海岸に一っ飛びしての頭脳的な行動や、そこで出会った魅力的な女性との一幕は、彼の誠実さを感じさせて、とっても素敵!
ストーリーも最後に一ひねりが有って、最後まで引っ張られました。途中の一言で犯人はわかっちゃったんですけど、ね。
smashさん、とっても面白かったです、有難う♪
投稿元:
レビューを見る
物騒なタイトルだなあと感想。原題は普通なのに。
話はおもしろかった。ガードナーのいくつかのシリーズによく似ていて、最後のいかにも推理小説ってところで、いやはや、どのくらい虚を突かれたことか。思い切り自分が馬鹿に見えた。
実にオーソドックスなミステリ。古典的で魅力的である。
2007/3/6
投稿元:
レビューを見る
編集者をしていた娘の事故死に疑問を持つ父親の依頼で捜査に乗り出すネロ・ウルフ。やがて1本の小説にまつわる人々の死が明らかになって…。
という訳で、この邦題はまったく物語に合っていないと思う。
話はきちんとしていて面白かった。幻の小説が事件の鍵となるあたりは、活字好きの心をくすぐる。
きちんと複線も手がかりもあったし、アーチーの軽口も楽しめる。犯人を落とすところもよかった。
しかし一番面白かったのは解説。ネロ・ウルフが1/7tなんて初めて知ったよ。描写からもっと重いと思ってた。こういうのって本筋とは関係ないんだけど、なんとなく知ると嬉しい。
投稿元:
レビューを見る
まさか、クレイマー警部が、ウルフに相談に来るとは!
警部はウルフの事、ちゃんと認めてるもんね!
その時は、特に役に立てる事もなく終わったけれど・・・
後日、その時見たメモと関連のありそうな事件が持ちこまれて、それが更に発展して・・・
情報をつかむために、アーチーが起こした行動。
アーチーだからこそ思いつくし、できる方法だわねぇ。
そうして、目的の人物達を誘い出す事に成功するわけだ。
この、ウルフとアーチーの関係が、ホント好き。
分かり合ってるよね~。
ある法律事務所で起きた事件。
それを公表したい人と隠匿したい人。
酷い事件です。私利私欲のために。
まぁ、こういう事件起こす人は、だいたいそういう目的で起こしてますけれども。
未来ある若者を・・・
犯人を見つける事が、残された親御さんの救いになればこそ。
ポッター夫人に対するアーチーの最後つぶやき、好き。
ポッター夫人の良さがわかる。
今回も、ソールは良い仕事してます。はい。
優秀だぞ、ソール。
投稿元:
レビューを見る
内部告発を防ぐための悪知恵
職場の地位を守るため、証拠を持っていると疑われた人物を次々に殺害した犯人。最後に真犯人は容疑を逃れようと仲間を犠牲にしたが、・・・僅かな証拠を次ぎ次ぎと暴いて真犯人を見つけ出す探偵ミステリー小説だ。たった一枚の残された手紙から素晴らしい結果をもたらしたのだ。犯罪者の心理、それは証拠隠滅の為に周りも巻き込み事件を複雑化させることだったのだ。現代、内部告発は多発している。それは一辺倒ではいかない社会ルールをぶち破ることから始まっており、一部の役員の行為が「成功の為・地位保守する為」に曲げるからである。