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紙の本
「犠牲」で成り立つ世界
2022/10/30 13:55
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投稿者:あっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題は「塩狩峠」であるが、列車事故に関する記述は終盤にいくらかあるにすぎない。
本作の大部分は、自己犠牲により人々を救った彼が、いったいなぜそのような人格に育ったのか、生育環境や人生経験を描いている。
本作が描いているのは、犠牲で成り立つ世界観だ。作者をはじめクリスチャンは、イエスが処刑され犠牲になったことで現在の我々が生きている、という世界観をもっている。そして、肉体が死ぬと長い眠りにつくが、いずれは創造主の国で復活し永遠の命を享ける、という死生観だ。
過去を基盤にして現在がある。将来の世界も、過去と(将来の時点で過去である)現在を基盤にしてできあがる。事故を知っていようが知るまいが、塩狩峠を多くの人が日々通過する。塩狩峠での死亡事故、彼の犠牲があったうえで生きているのである。
我が子をなして先祖代々、というのとは儒教的発想とは異なる発想で、犠牲の意味や、永遠の命ということが捉えられている。
電子書籍
どうだろうか?
2020/02/14 01:19
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投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直に書くと涙は出ませんでしたあまりにも宗教色が強くて引いていたのかもしれません
ただとても文章が読みやすく分かりやすかったのと主人公の人柄はとても好感が持てました
紙の本
人が人を救うということ
2017/10/16 06:52
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
実話を基にした物語。多くの人を救うことは素晴らしいことだと思いますが、その代償がかけがえのない命だと思うと複雑な気持ちになります。ラストは涙涙でした。
電子書籍
こんな事故を起こしているようでは日本の国防を本当に考えていたのか?
2017/08/14 13:31
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投稿者:初日の出46 - この投稿者のレビュー一覧を見る
塩狩峠を通る宗谷本線は当時北海道都市間輸送だけではなく、日本領だった南樺太への連絡として国防上重要な路線であった。なのに、車両の連結器が外れて、客車が峠を逆走して下ってしまった、なんて本当に車両整備はしていたのか?補助機関車を付けることは考えなかったのか?鉄道関係者の勤務が非常にたるんでいるとしか思えない。
紙の本
一度は読みたい
2016/11/22 10:30
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投稿者:mie - この投稿者のレビュー一覧を見る
心が洗われるような心境です。
静かな時間と、素の自分に戻れるような読書の時間を得られました
紙の本
考えさせられます
2016/05/02 08:38
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投稿者:黄成 - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価が非常に高く、泣ける話としても紹介されていたので読んでみました。
実際かなりきつい話です、実話を基にしている様ですが、著者の三浦さんの宗教観も強く影響しているようです。
この話で泣けない人は少ないかもしれません。
・・・ただ、そのあまりの禁欲振りに、自分だったら・・・まわりの方々の気持ち・・・など、
ついていけない部分も少しあったのが本音でした。
紙の本
名作です
2015/08/14 12:13
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投稿者:john - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供のために買いました。現代の日本人には共感できない部分も多いかも知れないけれど、一度は読んでおいたほうが良い作品だと思います。
紙の本
愛と生と死
2015/06/07 09:18
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投稿者:MR北海道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛と生と死
これは、三浦綾子さんの最大のテーマだと思う。
もともと、結末は知っていたのだが、その過程がなんとも切なく儚く、読む人を魅了する。さらに、主人公が真っ直ぐな人で、信念を持って行動している人だった。
「信念を持って行動すれば必ず報われる」そんなことをこの本から学んだ。
是非、1度は読んで欲しい。感じることは人それぞれだと思うが、感動するのは間違いない。何かしらを心に残す1冊。
紙の本
犠牲
2002/07/28 01:21
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投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は無宗教なのですが、この小説を読んで深い人間愛というものに触れたような気がしています。私に、人のために命を捨てることができるかと言われたら、多分できないだろうと思うのです。信仰が人をそうさせるのか・・・。もしそうなのだとしたら人間というものに今さらながら驚きます。私にとってこの本は、人間というものを広い意味で問い直させてくれるものになりました。