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夢をつかむイチロー262のメッセージ Ichiro’s message since 2001 みんなのレビュー
- イチロー (述), 『夢をつかむイチロー262のメッセージ』編集委員会 (著)
- 税込価格:1,100円(10pt)
- 出版社:ぴあ
- 発行年月:2005.3
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紙の本
やっぱりイチローはイチローだった
2005/06/08 23:14
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
何年か前に『〜の謎』本が流行ったことがあるが、そうした本の編著者は決まって「〜編集委員会」とか「〜研究会」となっていて、一体本当のところどんな人たちが書いているのだろうと、不思議で仕様がなかった。
だから、このイチロー本も「夢をつかむイチロー262のメッセージ」制作委員会なんていう著者だったので、例の『謎』本のようなものだと思っていた。イチローとつければ何でも買うと思ったら大間違いだぞ、というつもりだったのだ。
そう思いながら、これまた例の宮里藍の発言で、「これはやはり読んでもいいのかもしれない」と思ってしまうあたりが情けないと言えば情けない話だ。しかも、本の帯にまで「プロゴルファー宮里藍選手が共感を受けた一冊」なんて書いてあって、これ見よがしに人気者の力を借りようとしているのがわかってしまうのに、読んでみようと思ってしまうのが悲しい。やはり私もイチローファンだ。
で、読んでみました。まるで格言集を読むような感じでした。イチローがメジャーに行ってからの4年足らずの間に、実はこんなに喋っていたのだということもわかりました。しかも、ずいぶん首尾一貫した物言いをしているのだということがわかりました。「心に響く」とまでいくかどうかは定かではありませんが、どの言葉をとってもイチローらしくていいじゃあありませんか。イチローが活躍するたびにこの本を開いて、「そうかそうか、今のヒットの裏にはこんな思いがあるんだね」って感じで読むといいのかもしれません。
イチローがいつ頃喋ったものなのかということが、一つ一つ書かれているのも参考になりますが、そこまで書くならきちんと出典を記しておいて欲しかったと思います。巻頭に参考資料を一覧にして記してあります。たぶんこの資料から抜き出してあるのはまちがいないのですから、そのまま出典として記しておいてくれると、イチローがどんな時、どんな状況で誰に対して喋ったものかがよく分かって、イチロー理解が深まると思うのですが。
紙の本
「リップサービス」という言葉は、イチローには縁がない
2005/06/30 09:23
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:7ひきのこぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子プロゴルフ「ヴァーナルレディース」で宮里藍選手が優勝したときに、スポーツ紙のヒーロー(ヒロイン?)記事で脚光を浴びたのがこの本。なにしろ、人気者の藍ちゃんが座右の本だといい、最終日の前夜も読んだというのだから。
本書はイチローの、さまざまなマスコミでの発言だけを、抜き出して構成したものだ。いわば日めくりの「一日一言」のようなスタイルである。藍ちゃんが前夜、参考にしたのは「勝負の場で力の差を見せつけるのがいちばんです。野球に限らず何でも実力の差を見せてしまえばいいと思います」だそうだ。藍ちゃんが翌週も優勝したところを見ると、効果があったのかな。
私が特に面白く読んだのは、ロッカールームで記者に囲まれ「イチロー選手なら自分にどう質問しますか」と聞かれたときの答、「いい記者になるためには、質問は、自分で考えなければいけません。人はみんなそう成長するのですから。いい質問だけにしてください」である。不勉強で、紋切り型の質問しかできない記者が大半である。別の機会では「これから磨くこと」を聞かれ「これから磨くことは、メンタル面でしょうね。今日の記者会見も、イライラしていましたし、しょうもない質問は、カットしていましたし……」。怒りっぽい人間ならば返事もせずに爆発しているだろう。
概してイチローは正論を吐いている。そして、発言にブレがない。若者が参考にするのも無理はないだろう。
紙の本
262以上のメッセージ
2016/12/26 20:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミスターマーケット - この投稿者のレビュー一覧を見る
これくらい考えて、実行して、苦しんで、改善して、達成して、挑戦して、失敗して、続けないと、こんなメッセージは出てこない。