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赤をテーマにしたアンソロジー。氷山の一角という麻耶雄嵩の短編が入っているので購入したという信者私(動機不純)。
銘探偵とワトソンのやりとりでおなかいっぱいでした(不純)。
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(収録作品)砕けた叫び(有栖川有栖)/トロイの密室(折原一)/神影荘奇談(太田忠司)/命の恩人(赤川次郎)/時計じかけの小鳥(西澤保彦)/タワーに死す(霞流一)/Aは安楽椅子のA(鯨統一郎)/氷山の一角(麻耶雄嵩)
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物語ごとに、各々の作者のカラーが出ていておもしろい。
無難にまとめられて物足りない物語もあれば、短編ながら感嘆する物語も。
アンソロジーとしては上質。
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アンソロジー。
一度にいろんな作家さんの推理を体験できるので良いかと。
中でも有栖川先生のが1番。
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初読:2007年8月14日
その名の通り、赤をテーマにしたアンソロジー。ミステリの短編は苦手なんだけど、普段読まない作家の作品を読んでみるためにちょくちょくて手に取る。今回は、麻耶雄嵩の作品が面白い! ってことを知って収穫があった。有名作家らしい、今まで読んだことがなかったのが不思議。
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麻耶雄嵩の作品がよみたくて手にしました。
メルカトルと美袋の関係性とこの事件とのぴったり感がいいですね。
他の方の作品も楽しく読めました。
今まで作品を読んだことがない作家もいたのですが
コレを機に読んでみようかなっておもいました。
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8人の作家さんが収録。
有栖川先生の作品は、作家アリスで『砕けた叫び』
珍しく(?)助手アリス大活躍(笑)
全体的に読後感、良☆
今後読んでみたい作家さんができた。
2008.4.12〜4.16。
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この本は、結構あつくて読みにくいかと思ったが短編集になっていて読みやすかった。ひとつひとつの作品が違う著者によって書かれていて面白い作品だと思う。有栖川有栖さんの「砕けた叫び」と、折原一さんの「神影荘奇談」と、赤川次郎さんの「命の恩人」と、西沢保彦さんの「タワーに死す」と、鯨統一郎さんの「Aは安楽椅子のA」と、麻耶雄嵩さんの「氷山の一角」の八篇が入っている。俺的にお勧めなのが、赤川次郎さんの「命の恩人です。
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09.10.10.SAT 読了。
以前二年位前に読んだアンソロジー、「青に捧げる悪夢」と対になっているそうですね。私は青に捧げる悪夢だけしか出てないと思ってたんですが、図書館で偶然見つけ、即効借りました。だってこれはもう運命でしょ。
青に捧げる悪夢はホラー、この赤に捧げる殺意はミステリ。
対比がなんだか面白くていいです。何気にホラーとミステリって近いようでいて真逆の位置にあるジャンルじゃないかなあ。
全体的にいえば、このアンソロジーはそれぞれ作家陣のシリーズのキャラによる短編って感じなので、アンソロジーとしては「青に捧げる悪夢」のほうが優れていると思います。もちろん、これオンリーの短編もありますが。
ただし、これ面白くないかという意味ではないのであしからず。ハマる人はこっちのほうがどっぷりハマると思います。各作家陣のシリーズ紹介編として読んでみてはいかがでしょう?
有栖川 有栖 「砕けた叫び」
シンプル・イズ・ザ・ベスト。そんな言葉が似合う本格ミステリ作家の有栖川有栖です。
今回の謎は、ズバリ『ダイイング・メッセージ』!ちなみに私は昔ダイイング・メッセージ(死に際の言葉)のことをダイニング・メッセージ(台所の言葉)だと長いこと信じてました。え?なんか飯の注文してんの?
とりあえず、ホームズ火村先生とワトソン有栖先生の名推理に叫んでくださいな。
折原 一 「トロイの密室」
タイトルのとーり、密室殺人でございます隊長。
雪山の館の殺人事件。いやー王道王道。ただし、警察はちゃんとご来着します。
そこで寝ると必ず死ぬと言われる噂の部屋、そこで起こる殺人事件。
ホームズは虹子さん、いい感じに尻に敷かれてるワトソンは竹内刑事です。
太田 忠司 「神影荘奇談」
若干の不思議ミステリ?結構奇想天外な結末です。
『私』こと探偵野上と助手の俊介は馴染みの店にて、ある相談を受ける。
瀬戸と名乗った大学生がいうには、自分がある丹名瀬村(になせむら)という村を訪れたときに起こった、世にも奇妙な話。
怪我をした彼は神影荘(みかげそう)という館の主、神影秀郎(みかげひでろう)に助けられます。
しかしその館にいたのは、黒服を纏った老婦人、自分たちを異郷と天界の娘と名乗る双子、首の無い男、そしてこの異界の主と名乗る主人・神影。
彼は自分も彼らと同じ魔に属する人間だと言われ、自分の『本当の姿』を鏡で見せられ、そして殺人事件に巻き込まれます。
しかし気を失った彼を助けた、丹名瀬村の老人はいいます、「神影荘などという館はこの村には無い」と。
言葉通り、あの館はまるで煙のように消え失せてしまった。
あれは夢であったのか、しかし…?
相談を受けた二人の推理。そんなのあり?っていい意味で驚かされました。ホームズ役は俊介君なのですね。野上さんも十分探偵ぽいけど。
もう一人(じゃない一匹)の助手・ジャンヌもかわいらしーです。
何気に彼女が一番すきだ。
赤川 次郎 「命の恩人」
岡崎久美子は夫の実家の法事に向かうため、娘・愛と駅を歩いている。
少し目を離してしまったその瞬間、愛がバランスを崩して線路に転落してしまう。凍りつく久美子の目の前で、背広姿の男性が線路に飛び降りた・・・!
娘の命の恩人の男の名は、下山浩二。
お礼に向かった久美子は、彼が大会社の専務であることを知る。
そして彼は、久美子に婚約者の代役をやってくれないかと頼み…?
赤川作品は姉が結構持っていたので、色々読んだんですが、この短編は赤川作品の中ではかなり上位に来ます。
とりあえず旦那に腹が立った。一発しばいたれよ奥さん。
あんた十分にいい女だぜ。
西澤 保彦「時計じかけの小鳥」
このアンソロジーの中では一番好きな話です。
主人公・高木奈々は遠のいていた「三好書店」の前を通りかかる。
小学校の頃よく立ち読みしていたそこで、奈々は懐かしさで再びその書店でアガサ・クリスティーの「二人で探偵を」を購入する事になります。
しかし、新品のはずの本には書き込みがされており、挟まっていたメモには奇妙なカタカナの文字が。
そして奈々の推理は、進むにつれて、彼女にとって忘れられない六年前の五月十四日に遡っていく。
とにかく奈々が可愛い。ひっそりと努力家だったり、苦労人だったり。
派手さはそれほどないものの、このアンソロジーの中では一番綺麗にまとまっているんじゃないかと思います。
私的には一番好み。
ラストがちょっぴりさみしいです。
霞 流一「タワーに死す」
脇役だけど貴世さんが一番すき。かっこいい女。
そして、マイペースだマイペースだと主人公のマネージャー福寺平治に散々好き放題言われてる、意外と苦労人、女優の久里子ちゃんにも愛。
君は福寺を一発ビンタしても許されると思う。
鯨 統一郎「Aは安楽椅子のA」
最後まで読むとタイトルに笑います。
まさしく安楽椅子探偵。こんなこと考え付く鯨さんはマジですごいです。
鯨さん初めて読んだけど知ってラッキーだった。
麻耶 雄嵩「氷山の一角」
面白かった。「砕けた叫び」や「トロイの密室」、「タワーに死す」などと同じく本格派ミステリって感じがします。
ホームズは、尊大な性格のメルカトル鮎。いやこのシリーズの予備知識がない私だからこそ言いますが、何人だオマエ。
そしてワトソン君は美袋三条(みなぎさんじょう)、推理小説家。だからお前もどんな名前やねん。
なんかこの探偵コンビずいぶんと険悪です。というかトムとジェリーみたい?仲良くケンカしなみたいな。掛け合いが面白いですね。
本当に私の個人的な好みなんですがちょっとミステリとしてぴしっとしすぎ?かな。ちょっとイギリステイストというか、イメージとしてはほんとに和製ホームズ&ワトソンというかんじで読んでました。
ミステリが好きな貴方!一読の価値ありですよ!
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総勢8名による、ミステリー短編集。
半数ほどが知っている名前だったので、それほど深く考えず
手に取る事ができました。
予想通り、はずれだ、と思う事もなく読めました。
きっちりと短編で終了しているのもありますが
何かのシリーズでの短編のものもあり
本編はどんなものか、と思ってみたり。
ただ、安楽椅子探偵は…聴力回復したら
その後はどうなるんだろう?? とか。
事件そのものじゃなく、その後に興味あり、なものもありましたw
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図書館より。
本格推理の新規開拓のため。
有栖川はもちろん、麻耶雄嵩(薬屋探偵のが読みたかったが)、鯨統一郎がなかなか好感触だった。
他作品も読んでみたい。
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途中まで読んで、おもしろくなかったので読むの止めた。
青の方が数倍おもしろかったな。
赤は全体的にストーリーが脆弱な気がする。
面白みが少ない。
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大当たり、と言う程ではないけれど、どの作品も面白かったです。鯨統一郎さんの「Aは安楽椅子のA」と、麻耶雄嵩さんの「氷山の一角」が好き。
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有栖川有栖「砕けた叫び」
折原一「トロイの密室」
太田忠司「神影荘奇談」
赤川次郎「命の恩人」
「時計じかけの小鳥」
霞流一「タワーに死す」
鯨統一郎「Aは安楽椅子のA」
麻耶雄嵩「氷山の一角」
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赤の方に好きな人はおらんかったんだが、
青からの流れでよんだ。
まあ好きな人おらんとはいえ、堅い作家揃いなので、はずれはないと思う。