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旅行のエッセイ。ガイドブックももたずに見知らぬ街を歩く。スペインからポルトガルへ行くくだりの部分で、ビールと生ハムが無性に食べたくなった。そういえばすぐに覚えたスペイン語は「セルベッサ(ビール)だったっけ。
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どうも最後まで息が続かなかった。最後はちょっと流し気味。。旅エッセイとして、最初は面白かったんだけど、内容的に少しずつマンネリ感がでてきてしまった。。似たようなものをずっと見てるのは辛い。文字って、興味が薄れると本当にただの記号になる。。(05/12/8)
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沢山旅をするのがすき、というのを聴いたとき、角田さんの靴には羽でも生えてるのかと思っていた。でも、自分の足で感じて、出会って、経験したことたちでいっぱいで。わたしも足を動かしさえすれば、どこへでも行けるのだ、とおもった。
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前半は面白かった。後半は少し集中力が途切れてしまった。わたしにとっては旅は「非日常」だけど、角田さんにとっては日常っぽい。意気込みや意味づけなどなく、さらりと旅していて(ように見える)、うらやましい。
そして物事を考えすぎず行動に移せる軽やかさがうらやましい。
2006/07/30読了
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好きな作家さんなのでエッセイは避けていたんですがなかなか笑わせていただきました。「あんたここで何してんの?」が特に。
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大好き。角田さんの旅。観光じゃなくて、旅行じゃなくて、旅。異国の文化の、ほとんど全てのもの・ことを静かに受け入れて歩き続ける角田さん。私のこうやって旅したいと思う。
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これまた、一人旅の出来事を書いたエッセイ。思わず旅をしたくなるような本。マラケシュへ行きたい・・・。
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場所と人の関係が本当に恋愛と決定的に違う事がひとつだけある。
場所はけっして人を一方的に愛してくれることはない。
だからつねに私は片恋状態になる。
私がどんなに強く愛したとしても、またこっぴどくきらったとしてもそんなことには場所は無関心だ。
まるで神様みたいに。
角田さんの一人旅は私の理想の一人旅に近い気がする。特に目的を持たず、強いた期待も持たず、ただ行きたいから行く。
2・3日の表面をなぞるだけじゃなく、安いホテルに泊まり続け1ヶ月以上かけて色んな物、美しくない物も全てを受け入れて、いくそんな旅を私もいつかしてみたい。
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この人の旅エッセイは面白いんだよなぁ。
何か事件や出来事に遭遇したときの感じ方がまず面白く、その文章表現力が卓越してる。
タイで異様に冷えるバスに乗ったとき、隣のアメリカ人が全然寒がらずがーがー寝たエピソードとか、親切そうな日本の男の子に見やすい地図があるから部屋に来いと言われついていったら押し倒されてあわや…というエピソードとか、色々楽しい。旅行記を読むの大好き。
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旅に出たって、どこにもいけないのだー。
一生自分をひきずっていくしかないのだーと思う。
生臭坊主と、砂漠で迷子の話で「旅行って…」と、妙に明るい気持ちになる。
ここにいても。
どこにいても。
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知らぬ土地で歩みを進める時に、、「幾人もの手が私を行くべき場所へと運ぶ」と気づく。
一人旅なんて行動力あるね、といわれるたび、「行動数値の定量」を思う。
円の中心に決して入ることなく、ぐるぐると散歩をするような、一人旅。そんな中で漠然と感じることが、気持ちのいい温度で語られてた。
頭の中で液体のようにめぐる思考に、形を与える。作家ってやっぱり凄いなぁ。
何か特別なものを見に行くわけでも、求めて行くわけでもなく。ただもっと相手を知りたいと思う一心で、近づいては時を過ごす・・・わかったつもりにもなれず、繰り返す。恋愛みたいだね。本当に。
わたしにとっても、そんな感じ。いままでで一番、感覚的に視線を共有できた、旅行エッセイでした。この人のほかの旅行記も読んでみたい。
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角田光代さんってこんなに面白い人だったんだ!と感じた旅エッセイ。外国で1人道に迷いながら色んな人と出会う楽しさが笑えるエピソードとともに書かれている。
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旅がすき。でも旅に出られない。そんなときは旅に関する本を読んで妄想旅行。
女性の一人旅、しかもアジア、安宿。わたしのしたい旅がうんと詰まったエッセイでした。そしていい人にあった、いいところだった、ってだけじゃなくって女一人旅の危険な出来事や、現実もちゃんと書かれていて現実的妄想にぴったりでした。
来年の夏はまた再読するかも。
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この人の旅行エッセーはほんとうに面白い。
圧巻なのは、Where are we going? スリランカのとある町で、筆者が29年前に乗っていた幼稚園バスと再会する件だ。こんな事が世の中にあるのかというまさに事実は小説よりという出来事。幼稚園バスにまつわる筆者の思いで話は、やはり作家の幼少時代って、ちょっと普通じゃないなと笑える。
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角田さんの旅行記。
ところどころ、特に前半はかなりコミカル。
疲れてるときの帰りの電車で、
もう隠す気力もなくにやにやしながら読んでました。
吹き出したいのをストールで隠したり。
本当に、読ませるのが上手だと思う。
それだけではなくて、
角田さんの考えをかたちづくっているものにも
触れられた気がします。
この本の後に「だれかのいとしいひと」を読んだのだけれど、
納得できる点がいくつもあった。
この感覚、考え、角田さんが感じたことなんだろうな、と。