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紙の本

いま、改めて読む中国株の本

2008/08/12 06:30

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

中国株の大暴落が止まらない。世界経済の中心にして世界中の人々のあこがれの国であるところのユナイテッドせてーつオブアメリカが早くもサブプライムローン問題を「克服」し、株価が大底を形成しつつある中で、北京五輪で「盛り上がっているはずの中国」の株が連日大暴落を続けているのだ。俗に「半値八掛け2割引き」といって、バブルが崩壊するとおおよそ株価は3分の1にまで暴落するのが常であるが、そうなると中国株は上海総合指数でいうと2000を割り込むあたりまで下がることになる。

こういう時こそ読みたいのが本書である。著者の邱永漢氏を私は尊敬している。尊敬しているが、別に神とあがめているわけではない。彼は晩年になって、突如中国株と中国不動産投資をむやみに推奨しだした。昨年の秋くらいに見切り千両ですべてを処分し売り抜けていれば「彼の投資は大成功」だったはずである。しかし、「まだまだいける」と持ち続けていたとしたら。。。もう、見るも無残である。もしかすると財産の相当部分を失っているかもしれない。なにしろ中国などという、アメリカ経済の下請けとして昼夜兼行のスウェットショップでちゃかぽこちゃかぽこ低付加価値の労働集約産業を担っているにすぎない後進国が、調子こいて株と不動産のバブルを放置してしまったんだから、その反動はすごいといわざるをえない。

今、本書を改めて読み返すと、邱永漢の中国経済の見立てが如何にノーテンキでいい加減なものであったかが分かろうというものである。全編これ「中国という巨人が目覚め、もう誰も止めることはできない。中国は世界経済を飲みつくす」みたいな調子なんである。株式投資のいいところは「後出しじゃんけん」が出来ることである。バブルが崩壊したあと、バブルを煽った人の著作を未読することが可能なことである。そしてバブルに踊った愚か者たちの行く末をしのんでは密かに悦に入ることも株式投資の醍醐味である。

繰り返すが、これから中国経済は大変なことになる。19世紀の英国ですらここまでひどくなかったんじゃないかという超格差社会が形成され、社会の内部には不満が鬱積している。役人、特に地方政府の役人の腐敗はひどい。それに中国の場合、チベットや新疆ウイグルのような「清算されていない帝国主義の残滓」まである。中国株がいったいどこまで下がるのか、もぅ誰も予測することは不可能であろう。でも心配するには当たらない。中国経済の規模はオランダの2.5倍程度のものである。中国がおかしくなっても、世界経済への影響は限定的である。

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