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クリント・イーストウッド監督・助演で映画化されたミリオンダラー・ベイビーの原作。読んでビックラしたんですが、これ、元は短編だったんですね…。ボクシングに関わる人たちに関して描いた連作。淡々としていて重厚なハードボイルドに仕上がっています。作者は小説書かない人って知ってびっくりした。上質な作品です。訳がイマイチ原作のテイストを汲みきれてない気がしたのが残念。
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(2005.06.02読了)(拝借)
(「BOOK」データベースより)amazon
ボクサーとしての成功を夢み、ウェイトレスをしながら自己流のトレーニングに励むマギーは、ベテラン・トレーナーであるフランクの門を叩く。昔気質のフランクは女性を拒むが、熱意に負け、二人三脚で頂点を目指すことにする。意外な素質を見せ、連勝街道を突き進むマギー。場末のリングからヨーロッパ遠征、そして世界の頂点が見えたとき、悲劇が見舞った…ボクシングに生きる人々の喜怒哀楽に彩られた、感動のドラマ。
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著者は70歳にしてこの作品でデビューして72歳に死去。
だいたい50歳でボクサーをめざすか、普通。バイタリティーがすごい。
映画の原作で有名になったミリオンダラー・ベイビーはじめボクシングを通して、苦悩する米国の姿が描かれていて、夢枕 獏的格闘小説世界とはまったく違います。人種差別や、業界のきたない部分など、その世界に身をおいた著者ならではのリアルな描写。でも、感情にはしりすぎない抑えた感じがまた泣かせます。ボクシングはサイエンスだ!
映画は見逃してしまったので、DVDで見てみよう。
しかし、原文のせいか訳のせいかわかりませんが、文章がちと読みにくい・・・