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紙の本
設定がよろしい
2005/10/29 22:44
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
星界シリーズで、お馴染みの森岡浩之さんのSFです。
本書は、兎に角、設定が良いです。
これを、聞いただけで、読もうと決めました。
舞台は、死後の世界といっても、生きている人もいます。
そう、とある会社が運営する、仮想空間なのです。
死んだ人は、電子化された、自分の人格情報を
元に、この仮想空間で生活します。そして、生きている人も、
この仮想空間に参加は、OKです。
併し、ことわざの”地獄の沙汰も金次第”では、ありませんが、
この空間自体、会社が運営しているように、
お金が無くなると、この空間でも、存在できなくなってしまいます。
それは、参加中の人(といっても、電子情報ですが)の空腹感として
現われ、みんなそのためにご飯を食べ、又そのために、
働いています。で、金持ちになると、上の世界(色んな階層がある)
にいけたりします。
その空間で活躍する、探偵、朽網探偵のお話しです。
この朽網探偵、愛読書は、チャンドラーにロス・マクドナルドと、
ハードボイルドを、めざしていますが、
本書自体は、それほどハードボイルド度は、高くないです。
むしろ、SF度が高め、、、。
この上記の設定を生かした、連作短編集です。
仮想空間なので、リアルは、面倒くさいと、いう
キャッチフレーズとともに、みんな生活しています。
そして、仮想空間だけに、町並みも、簡単にビルや建物が、
にょきにょき生えてくるので、探偵にはちょっと大変かも、、、。
あとがき、によると、
元々は、サイバーパンクなんかから、アイデアを頂いたと、
書かれていますが、
よくある、近未来のハードSFより、
こっちのほうが、アイデアとしては、良いです。
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