紙の本
詩人とは孤独なものなのか
2015/09/30 01:04
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投稿者:garuhi - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代詩という新しいジャンルの扉をわたくしに開いてくれた茨木のり子さん。詩人らしくひとつひとつの言葉がゆるがせにできない位置に並んでいる。かつ、この言葉たちが彼女のなかで、何年も何十年も蓄積され発酵され燻製されたであろうことをひとつひとつの詩に感得することができる。素晴らしい詩集をたくさん残し、すがすがしくりりしく生きた詩人茨木のり子さんの詩には優しい心使いと共に自分と時代にたいする緊張感と批判精神が漲っている。
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度はどこかでお目にかかったことのある、メジャーな詩が多かったかな。シャンと背筋を伸ばして生きていきたいときに。
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それは幸せなことだったのかもしれないが、私にとって今まで生きてきたなかで一番悲しい死が詩人「茨木のり子」の死だった。こんなに強くて凛とした詩を書く人がこの世からいなくなるなんて想像もできなかった。何度新聞の記事を読み返しても、信じられなかった。彼女は私の人生を変えた人。「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」私は生涯この言葉を反芻して背筋を伸ばす。
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自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかもの
って有名な詩が入っている。
そうですよね。
人のせいにしちゃいけないよね。
詩が描かれた当時はタイムリーであったろう言葉使いも多いので、少しわかりにくい部分もある。
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茨木さんの詩からはいつもチカラをもらいます。
弱った時にはエネルギーを、傲慢になった時には謙虚さを、、、
強く生きねば。
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凛として、厳しくて、美しい詩集。
むかし学校で、他のクラスがつかった教室におきっぱなしになっていたプリントに印刷されていた「自分の感受性くらい」をみつけた。
それまで詩は教科書でくらいしか読んだことがなくて苦手意識があったけれど、これはすんなり入ってきた。
それが茨木のり子の名前をしった最初だったと思う。
実は「わたしが一番きれいだったとき」もなにかで読んだことあったけど。
それから新聞で「倚りかからず」を見て、この本にたどりついた。
名前を忘れてもであうたびに気になるってことは、必要だってことだ。
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友人のおすすめで読んだ。
そばで話をされているような感覚になるくらい身近な言葉。
きっと何度も読むだろうな。
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自分自身のこと、家族や友人のこと、知らない誰かのこと、いろんなことをすごく冷静に見てる詩だと思いました。
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普段詩集は読まないけど、薦められて手にとってみました。文章・言葉には強い力があるのですが、この詩集を通して茨木のり子という人の生き方が、すぅーっと、入ってくる感じがします。この本が自分の糧になったことは間違いないですね。モノをつくる側の人にお薦めしたい本です。
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表題の詩が一番私にとって重かった。
この人の本ははじめて読んだが、現代の日本に対する作者のもどかしい思いがこめられているような気がした。
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【読む目的】キャッチコピーを考える上で、意識して言葉を使う茨木さんの本を読みたくなった。
【感想】戦中・戦後の社会を感情的側面から清新的に描いた叙情詩を多数創作した。
主な詩集に『鎮魂歌』、『自分の感受性くらい』、『見えない配達夫』などがある。「wikipedia」より
〜〜〜〜
わたしが一番美しかったとき を読んで女性としての苦しさと強さを感じた。
会ったことはもちろん無いけれど、潔く気持ち良いひとだったに違いない☆
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心がドクンとなった。
突き刺さる言葉たち。
彼女の言葉に背中を押された。
いや、叩かれたよ。
短い言葉の方が心にくるね。
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以前どこかで読んだときの衝撃が忘れられない。
人のせいにするのではなく、
自分の弱さを叱る。
謙虚な気持ちを忘れがちなとき、
思い出してははっとする大好きな詩です。
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この本は詩集で、こういう本は相田みつをさんの本を読んだことくらいだったが、とても感動して本当に良い詩集を見つけたと思った。そして本にも色々あることを知った。詩集の良さも知らなかった自分がこういう本を読んでなにかを感じることができ、これも新たな経験だと思った。とくに「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」という詩に自分自信とても考えさせられることがあって、自分をもう一度見直してみようと思った。
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社会人になって、私って女なんだなあっておりおり、ふと思うようになった。
新しい風景を自分でどう理解したらよいものだろうって。
なんとなく考えながら、この詩に出会ったので、
ひとつの答えとして染み込んできた。
心の真ん中に埋めときたい。