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待ち焦がれた第三巻。2年ぶりの続編。
主人公・鈴藤小槙とそのパートナー・春野祥、それに小槙のいとこ・鈴藤いるるがメインです。
今回は脳関係と神話関係です。
登場人物が多め?なので自分でなぞを解きたい人はメモの用意をした方がいいと思います。
どこをとってもネタバレのような気がします…結構複雑に絡み合ってます。
一冊完結型なので、1・2巻を読んでいない方でも読めると思います。
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天才とか超人って言い方を変えれば化け物の一言に人間としての扱いをしてもらえなく成っちゃうんだよね、ということを再確認しました。
祥と小槇の関係がゆるやかに変わる様子がいい感じ。
ウォリスランド共和国首都アウルスシティを舞台に人工的に作られた天才たちと、小槇が偶然見つけた神の名前を持つチャットメンバーとの人間関係。自分が生きていけない世界なんて必要ないから壊しちゃえという破壊的な考え方。超跳躍ですら超える能力との戦い。
人間の脳にメスを入れるということ。倫理面からなのか正義感なのか。良いことなのか悪いことなのか。嫌悪感を顕にするいるると祥とは対照的に「わるいこと」だとは思わない小槇。そうしたいと思うだけの理由があるからこそ、そこにいる被験体をはっきりと友人だと認識したときその笑顔の裏側に隠されたものを見つけたときに何を考えるのか。どう行動するのか。 @異界の書
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今度は医学方面の話。難しい話ばかりだけど、根っこの部分の話は今までとつながっている。俺的に最終的な部分がうやむやになっている点がよい。やるときはやってくれるこの主人公のすごさがたいへんよい。もちろん、普段のぼけっぷりも評価できる。
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とりあえず、巻が進むにつれて面白くなってきた気がします、このシリーズ。あと漸く少し仲良くなれたんじゃないか、主人公二人?(笑)続きが出たらまた貸してもらおうと思います。
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混沌の街、アウルスシティでのお話。
”超人”と人間、その突然変異、それからネクスト。
色んなタイプの人間が出てくるのだけれど、それぞれが、本人が思っている以上に(いい?意味で)わがまま。
それぞれのわがままが交錯して、今作の混沌が生まれている感じでした。
前2作に比べ、小槙と祥の距離が近づいた…ような気がしたのですが、やっぱり基本的には別々に行動するんだよね、この二人。
しかし、今回はむしろそれが良かったのかもしれない。
318ページの小槙と祥の会話を見ていると、そんな気がしてくる。
ところで、この本出てから10年以上経っているんですね。
続編…読みたいです…