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内容的にはこんなものかというレベルなのだが,日本語の題名がおかしい。原題はEvolutionary Explanations of Human Behaviourなんだから進化論で説明する人間の行動といった,英語の題名に忠実に日本語の題名もつけて欲しかった。
進化心理学がこういう分野なのであれば,なんだかなー。
2012/5/27図書館から借用;5/30から読み始め;途中中断しながら,6/6の夕方に読み終わり
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最近読んでいるあの本やこの本で出てきたものがいっぱい出てきて、まとめを読んでいる気分だった。脳、生殖、精神医学、恐怖などについて興味を抱き始めた人の最初の一冊としてはいいかもしれない。
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進化の過程での自然淘汰でどのような心理が働いたかに焦点をおいて書かれている。
配偶者獲得の戦略や、一夫多妻制、近親相姦、脳の大きさなど進化論を少し違う視点から考えられて面白い。オススメ。
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『第九の日』・『デカルトの密室』で登場するレナの専門分野であることがきっかけで進化心理学に興味を抱いた。
本書はその主要な分野をコンパクトに紹介し、さらに、章末に簡潔なまとめをつけることで、読者がより理解をしやすいよう工夫している。入門にはとてもよかった。
人間が持つ心の仕組みというものは、進化という長い時間の中、よりよく生き残るために形成されたと考え、様々な行動や心理を理解しようとすること、これが進化心理学だ。
一見すると、疑いをはさむ余地がなさそうに思えるが、翻って考えると、進化ってなんだろうと思う。何も進化しなくたって、生物はやっぱり生きているわけだし。
どうして生き残ったものが「よりよい」といえるのか。偶然生き残った遺伝子や心理的行動がどうして適応したといえるのか。今ある遺伝子・行動が適応しているかなんて、未来の人間にしかわからないのに。
つまり進化論は科学者が紡ぎだしたひとつの生物の歴史にすぎないということ。生物を見つめる科学者の視点にとどまっているということ。今一歩それを超えた踏み込みが足りないように感じる。
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過度に信奉されたり、過度に軽視されたり軽蔑さえされることがある進化心理学。本書は、進化心理学の限界を示しつつ、可能な限り有用性を説いている。語り口も平易で、読みやすい入門書。
やや生物学や科学史の知識を問われるところがある。行動生態学や社会生物学、比較行動学など近接領域との差異をもう少し浮き彫りにしてくれれば、星は追加したいところだった。
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心理における感覚や感情などがどのように生まれ、どのように発達したのか、それは「なぜなのか?」について入門教科書として書かれていて、読みやすくわかりやすい。
わからないことの多い分野のようだが、諸説記載されているのでそれがまた読んでいて面白いと感じた。
適応とランダム性によって心理も進化した、とするのはごく自然に感じるし、間違いのないことなのだろう。わかりかけてきた分野というのはどんどん新しい発見があって面白い。
「マキャベリ的知能」によって脳が大きくなった、という説は面白いが、なんとなく普通の性淘の結果のディスプレイ説に落ち着きそう。メスを引き寄せるためだけの目的で脳が大きく成長した、という説はうなずける点が多すぎる。
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原著2001、翻訳2005。原題は『人間行動の進化論的説明』。簡単に読めて参考になるが、進化「心理学」というには、性淘汰の話など、ちょっと心以外の話が多すぎるように思う(前半はセックスまわりの話)。道徳心理学的な話はない。「進化心理学」という言葉がいつ定着したのか気になるところ。
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心理学というよりは、生物学?
人が感じる「不安」は、狩猟採取生活で生きのびるためには必要だったという説は理解できる。が、結局、わかっていないことが多いよねという話で、真新しさがなかった。
入門編なので仕方ないのかもしれないが、これを心理学と言っていいのかどうかわからない。
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全部が性淘汰、、、みたいなのをピュアにかかれると流石にちょっと、、、という印象。まぁ学説を紹介している本なので本自体に他意がある訳ではないだろうけど、これまでの心理学と何が違うの?と思ってしまった
最後の脳の進化のあたりはふむふむという感じで、読むべきは脳科学の本の方がよかったかな
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進化心理学についての著書
ヒトに関する「なぜ?」と感じることを色んな角度から研究された結果が記載されています。
進化心理学とは科学的根拠をもとにしたものではなく、あくまで推測の世界であり哲学っぽさや曖昧さもありおもしろいジャンルでした。
100%理解するにはまだ知識が足りないが、それでも「なるほど!おもしろい!」という発見がいくつかありました。
・病気の遺伝子はなぜ淘汰されず残っているのか
・魅力的に感じる顔とは何か
・男女の理想の相手について