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紙の本
日本国民必読!
2005/07/02 23:31
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふーた - この投稿者のレビュー一覧を見る
地名の尊さについて再認識させられる。自身の居住地域の地名には日頃から関心を持っても、日本全国までは目が届かないもの。多くの自治体において、歴史を無視したとんでもない地名がここまで検討されたり、現実に誕生したりしていることに国民は気づいているだろうか。合併自治体の地名に漢字が嫌われ、ひらがな名や英語名が真剣に議論されている実態。合併後に住民間でしこりが残るといけないから、まず旧地名を候補から外すという、なんとも情けない喧嘩両成敗的発想の横行。自治体名の重みを健康ランドの名称と同等にしか認識できない首長達を一刀両断する、著者の旺盛な地理的探究心、卓越した史実評価力と詳細に及ぶ取材実績が見事に結実した警鐘書。
紙の本
最近の「新地名」って、やっぱりどこかおかしいよね!
2005/06/26 11:30
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ponko - この投稿者のレビュー一覧を見る
「地名とは何か?」「歴史的にどのように決められてきたか」を把握した上で、「地名のつけ方」を本格的に検討してまとめた本である。
とは言っても、元々は「読売新聞」夕刊文化欄の連載に加筆したものなので、地名の研究書や啓蒙書のように堅苦しくて難しい本では無い。
「同感!」「へぇ〜」を連発しながら(逆に異論を持つ方もいるとは思うが)、一気に読める本である。
最近の「地名改革」に少なからずとも「疑問」や「怒り」の感情を持った方が読めば、すっきりする本でもある。
ちょうどもうすぐ夏休み。
子供達のの自由研究の参考にもなる一冊だと思う。
親が(もちろん子供自身でも)この本を読んでいて、
子供が「地名」に興味を持ったなら、
自分の住む町の名前の由来が何なのかを調べてみてはどうだろうか?
きっと市町村名から始まって、文化・歴史・自然環境・・・と
興味が広がっていくことだろう。
その興味が自分の町だけに留まらず、どんどん外に広がっていき、
この筆者に対抗して「私なら、僕なら、こういう名前を付ける!」と提案する子供達が現れてくれると、日本の未来も明るい気がする。
そういう意味では、この国の文化・歴史を伝える立場の教師のみなさんにも是非呼んで頂きたい本である。
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