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紙の本
正統派現代異能学園シリーズ、開始
2005/12/08 14:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:彬兄 - この投稿者のレビュー一覧を見る
吸血鬼のおしごとの鈴木鈴さんの新シリーズ、サンダーガール略してサンダガ(今考えた)です。カタカナのタイトルこそついてますが、内容はというといたって純和風の異能アクション。舞台設定も現代日本なので、その気になれば吸血鬼のおしごととも共存できそうです。
主人公は父親の転勤で古い田舎町に引っ越してきた高校一年生の少女。この町には土着信仰に近い古いしきたりの残る街で、自然を司る意思ある力である天魂[まがたま]を身に宿す(とり憑かれた)依巫[よりまし]と呼ばれる人間が存在した。依巫は、天魂の属性の力を操ることが出来るという異能力者で、地元では尊敬と畏怖の対象になっている。物語は、偶然と必然が重なって引っ越してきたばかりの主人公に、雷の天魂、タケミカヅチが取り付いたところから始まります。
あとがきには「吸血鬼のおしごとがああだったので、このシリーズはアクション:ギャグ:シリアスを1:9:0くらいでいきたいです」みたいなことが書いてあります。で、1巻の時点では、強大な能力に戸惑い、価値観の違いからくる他の依巫との対立があったり、挙句の果てには力が暴走して人を傷つけてしまったり、と受け入れがたい現実に悩む主人公……という感じで比率が3:1:6というか、かなりピーキーにシリアスよりなんすけど。それもちょっと気を抜けばたちまちダーク展開にいっちゃいそうな危うさが……いや実績あるしこの人。
まあ、そういうリスク(笑)さえ気にしなければかなり面白そうでな現代異能学園ものです。能力者は他にもいるみたいだし、敵にももっともっと大物が控えてそうだし、ラブコメ分がまだ出てきてないし、まだまだこれからですね。
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