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この本から何かをもらう人はたくさんいると思うが、読み手を選びそうな本でもある。自分を弱いと思わない人でも、アダルト・チルドレンじゃない人も、読む価値はあると思う。
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中島義道の本では最もストレートなメッセージ性を持つ本。
鬼畜のすすめと言った趣がある。個人的にはとても良い本だと思うが・・・
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この本はブッククラブ回が発行している『スピリチュアルデータブック』でずっと前に知って「面白そうだ、いつか読もう」と思っていた本。たまたま行った図書館で何気なく見た棚にあって借りた。
読み始めてすぐに、衝撃を受けた。夫と同じだ!!
外から見ると特に何の問題もない家庭で育ち、その過程で家族の期待に沿う生き方を身につけてしまい、心が窒息しかかってもがいている…。
読み終えたら夫に勧めようと思っていたら、なんと「机の上にあったから読んだ」とのこと。そしてすごくほっとした、と言っていた。夫に自分がAC(アダルトチャイルド)であるという気づきをもたらした本。2006年7月
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もう25歳になったので、強さとか弱さとかあんまり考えないようになった。だけど、二十歳前とかはよく考えて悩んでいた気がする。自殺だけはするな!と明言されてるとこは確実に助けになる。自分を偽りながらも周囲に迎合するか、孤高に生活するか、人生における命題かも。そういうことを、あまり考えないようになった私は鈍感なマジョリティになったのかもしれない。悪くはないけど・・・。
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泣いた。読んでひたすら泣いた。ぼろぼろになるまで読みかえした。
僕はこの本に救われた。読み返せば読み返すほど、つきものは落ちていくけれど、僕自身を幸せにはしてくれない。そんな本。
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「みんな」と違うことが悪いことだと思い、決してマジョリティを責めることができない「いい子」な弱者へのアドバイス。自分たちが正しいと信じて疑わないマジョリティどもと完全に理解しあうのは不可能と割り切り、自己鍛錬することを説いている。
自分はこの本の想定された読者ではないが、なぜ自分がこの本の対象者となっていないかというのが逆に理解できた。
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これ読むと、一般に広く流布されてる「常識」とか「世間体」って奴を何とも思わなくなります。本当に「病んでる」人は読まないほうがいいかもしれない。
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タイトル買いしたけど、あまりに著者の個人的体験すぎて、読んでる途中からどんどん醒めてしまった。しかも書簡形式。噛んで含めるような言い方なので、私はちょっと苦手。
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彼と少し違うタイプかもしれないが、自分もおおかた似たようなマイノリティー、カイン的存在だと思っている。鈍感に生きていたらどんなに楽だろうかと思う(本当に自分以外ほとんどが鈍感な人かどうかはわかり得ないが)。いまのところこの本を読んでよかったのか悪かったのかわからない。でも少し見通しが立ったことで楽になった気がする。
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久々に読んだ中島義道。不思議なことに以前に比べてほとんど共感しなくなっている。半年前とは精神状態が全然違うからですね、きっと。私は中島義道の言う「マジョリティー=善良な市民」になってしまったということです。ちょっと嬉しいけど中島ワールドを楽しめなくなってしまったのはすごく残念。サルトルが言うように「人間は無用な受難であ」ったとしても、ショーペンハウアーが言うように「世界は僕の表象」なんだから肯定的に解釈すれば済む話ですよ。って今は思います。
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自分と重なるところ、違うところ、、
読んで損することはない。
あの頃の考えはどこに行ったんだろ・・・。
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マジョリティでない人間はどのように物事をとらえるのか、何を求めるのかについて書かれている。
この本に登場する人物は、初めて読んだとき「俺だ!俺がいる」と感じるまでに自分そっくりだった。
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2008/6/29〜30.7/2
ふむふむ
これは友人からかなり前からオススメされていた本であります。
私、中島義道さんのこのなんともいえない強ーい思いの塊みたいなのが大好きでして、
なぜか元気が出ます。
そんな感じでこの本もすごくいい本でした。
なんだか錯覚かもしれないけど
強くなれるような気がしました。
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人生で一番衝撃的な本でした。けど、この本に共感できる読者はけっこう限定されると思います。子どもの頃から周囲の期待に応えるように生きてきて大人になって行き詰っている人は、これを読むことで心にのしかかった重荷をどけることができるかもしれません。
かもしれませんと書いたのは、本書は重荷のどけ方を教えてくれていますが、あくまでどけるのは本人だからです。けど、これだけ自分のことを分かってくれていると感じられたのは本書が生まれて初めてだったので、そのことだけで私には十二分の価値がありました。
<目次>
はじめに ぼくはいかにして「強く」なったか
1 どんなことがあっても自殺してはならない
2 親を捨てる
3 なるべくひとの期待にそむく
4 怒る技術を体得する
5 ひとに「迷惑をかける」訓練をする
6 自己中心主義を磨きあげる
7 幸福を求めることを断念する
8 自分はいつも「正しくない」ことを自覚する
9 まもなくきみは広大な宇宙のただ中で死ぬ
あとがきに代えて 三〇年前の自分へのメッセージ
http://ueshin.blog60.fc2.com/blog-entry-850.html
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自身の長く苦い経験を振り返りながら、不器用にしか生きることができない若者(=読者)に向かってアドバイスしている。
とても共感できるところもあるし、そうでないところや、むしろ「?」なところもあった。
氏の他の作品に比べると、少々分かりにくかったように思う。
氏の作品としては、「働くことがイヤな人のための本」や「私の嫌いな10の言葉」の方が好きだな、僕は。