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アニメーション監督原恵一 みんなのレビュー

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みんなのレビュー2件

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紙の本

アニメ監督、原恵一の全てが、ここに。

2007/01/14 17:23

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 映画クレヨンしんちゃんと聞いて、ははーん子供向けか、と思ったあなた。
「甘い!!。」
その中に、二本、大人にも見られる素晴らしいアニメ映画があります。
それは、「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」
「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」の二本。
(以下「オトナ帝国」と「戦国大合戦」と略します)
「オトナ帝国」は、NHKのBSアニメ夜話にも取り上げられていました。
その二本「オトナ帝国」と「戦国大合戦」を監督したのが、
この原恵一さんなのです。
 本書は、その原恵一さんとは、どんな人なのか、ロング・インタビューも含めて、東京大学大学院教授の浜野さんによって編集・構成された一冊です。
 因みに、私「オトナ帝国」は、地上波でゴールデンタイムそれも
子供が普通にクレヨンしんちゃんをみる枠夜の7時台で放送しているのを(つまり子供向けに放送していたんですね)
 普通に見ました。
「戦国大合戦」は、見れてません。(泣)
クレヨンしんちゃんは、シンエイ動画という完全に子供向けの作品を作る
保守的ななかでも、一番保守的なアニメ制作会社です。
(普通のアニメオタクからもシンエイ動画と聞いて、
 子供向けじゃんと、そっぽを向かれている感じです)
それにクレヨンしんちゃんは、
PTAで問題視され槍玉にあげられるほどの、アニメ作品そこから、
こんな名作が、生まれたわけですから、日本のアニメ業界の懐の深さというか、
奥行きの広さを感じることが出来ます。
 本書で原さんの人柄とか、作品に対する思いなんかを、余すところ無く知ることが出来るのですが、その中からご紹介。
原さんを簡単に映像の監督として、ジャンルわけすると
完全に松竹の木下恵介監督と小津安二郎の正当なる後継者だとか。
 原さんは、アニメの専門学校卒なのですが、
元々シンエイ動画に入る前は、実写のCM製作会社にいました、
そこから、シンエイ動画に途中入社。
 で、演出助手をへて途中、休職して(休職と呼んでもいいぐらいの長期休暇です)
東南アジアをバックパッカーをしたりしてます。
 原さんは、東南アジアが、大好きです。
もう日本で感じられなくなった、懐かしい”なにか”が、濃厚に感じられるのだそうです。
 で、クレヨンしんちゃんの制作に携わっています。
実は、原さんによると、「オトナ帝国」と「戦国大合戦」の前数本の映画クレヨンしんちゃんの
制作で原さんは、完全にネタ切れの状態で、半ばヤケクソ気味に自分の自由に
映画を作ってみたところ、この二本が出来たとか、、。
 ネタ切れになったのは、子供向けにクレヨンしんちゃんの枠内で
映画のネタを考えるのが、ネタ切れになった状態で、
そこから逆に全てを御破算にして自分に向けに自分に対して
誠実に映画を作った結果が、この「オトナ帝国」と「戦国大合戦」なのだそうです。
 原さんは、東南アジア貧乏旅でもわかるように進歩的なことが、大嫌い。携帯電話も、ファックスも、パソコンも持っていません。
 で、勿論最近のアニメ作品も嫌いで殆ど見ていません。
この辺が、どこか宮崎駿さんに通じるところがあります。
 また、浜野さんによると、フリーの監督でなく、
シンエイ動画に雇われている、社員監督だというのも
特筆すべき要素だとか。
(木下恵介と小津安二郎も、松竹の社員監督でした)
 原さん、完全な夜型で(みんなが退社するころ、隠れて出社)
しかも、映画監督の樋口真嗣
(「日本沈没」監督、因みにエヴァンゲリオンのシンジ君は、樋口真嗣の名前から
から来ています)さんが、「愛すべき怠け者」と呼ぶぐらいな
寡作家(実は、そんなに寡作でもないのですが)
なんですね。
 本書は、原恵一さんを知るうえでは、最適な一冊でオススメです。

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2008/01/31 03:25

投稿元:ブクログ

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