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技術的な試験結果の有無は専門家ではないのでわからない。
マスメディアが、原因と指摘するのは、直接的な原因であって、本当に改善すべき真因でない事項が素人目にも多いことは推測できる。
それでは何が真因の可能性があるかを辿るために、本書で提起していることを、調査して結果を報告するのが専門家の仕事だろう。
報道された3つの間違いを指摘している。
過密運転。(ちょう(のぎへん)密運転との違いがよくわかりませんでした。)
半径300mのカーブ(300mでよい理由が分かりませんでした。)
回復運転(回復運転の必要性は分かりますが、よい方向になる根拠がわかりませんでした。)
原因として,ボルスタレス台車。連結器が弱かった。S形地上子だけの閉塞期間に速照地上子を置いていないことなどを例示しています。
ATSの安全機能、価格や設置の方針のように、いまだに広く分かりやすい情報提供がない。なぜATSは高価なのか、安全にするにはどうしたらいいか。
ボルスタレス台車については、技術的記述が少なく、わかりませんでした。
事故調査報告書と、JRの対応情報公開を期待する。
裁判で、技術情報、機材の価格情報の開示を求めるとよいかもしれない。
貴重な情報満載だが、参考文献の記載がないため、鉄道の専門外の人間が安全についての再発防止に生かすのには情報の確認がしにくいのが辛いかもしれない。