紙の本
オヤジから「ヤング」と呼ばれたいですか
2006/02/01 10:14
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「オヤジの人生論」なのですが、若い人が読んで「なるほど」となるより、書き手と同世代のおじさんが読んで「そうだ、そうだ」となる本かも、思いました。「ヤングよ」「ヤングは」と何度もこの本の中では呼びかけていますけれど、若い人は「オヤジ」から「ヤング」と呼ばれたいものですか。若い人、教えてください。「オヤジ」と「オバン」はときどき、「オヤジ、オバンでいい」と居直りますが。
個性とは、友達とは、恋愛とは、真理とは。「人生論」としては、いいことも言ってくれてると思います。個性、個性というよりも「自分を忘れるところにしか、自分はできない。」とか。でも、そのあとすぐ「すごい逆説だ。ワシ、いま、すごく冴えたことを言っている。」と自分でうっとりしてしまっているんですよね。
『「自分が、なににうっとりするか」ということによってだけ、「自分らしさ」の形が生まれてくるのである。』とか、『ダサかろうがなんだろうが、「うっとり」に力を注ぎまくる』『「愛」って、別の表現に翻訳すれば、なにか「うっとりする」ものの総称』とか、「うっとり」がキーワードのようにでてきます。でも、書いてる本人が書いてうっとりしてしまって終わっているような感じです。これでは「オヤジがなに言ってんだよ」と思われないでしょうか・・・。
そんな風に感じるのは「オバサンの繰言」です、はい。
*2004年の10月から刊行されているこの若者向け新書シリーズも、面白いテーマが結構あります。「さびしさの授業 (よりみちパン!セ)」など、大人も読みたい題材です。
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なっるほど〜〜〜ぜひぜひ中学生・高校生に読んでほしいな〜〜私たち主婦にも・・・読んで見るとなっとく。
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ヤングの時に読んでおれば…だが対人関係では悩まないヤングだったので(早期にオヤジ化した?)不必要かも。
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どうよ!これ!今までの教育方針を全部捨てて、ぶっちゃけ真実を書いちゃってるんだね。
自分の身は自分で守れ!ってことだね。悩みとか苦しみも気のせいにしてしまへ!という気もする。
単刀直入にいうと、他人に期待するな!てことでしょうね
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ウケたしなんかもうオヤジ国に住みたくなったw
言われてみればこうの方がいいかもも…とも思ったり。
ためになりました。
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100%orangeのイラストがカワイイ「よりみちパン!セ」シリーズ13冊目。しりあがり寿のオヤジイラストにも腰砕け。しかしまだまだ私はヤングだわ。オヤジ年齢になったらまた読み返してみたい一冊。
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「友達」や「個性」に対する考え方が非常に自分と近く、それがちょっと怖かった。この2つに関しては、割と子供の頃から「オヤジ国」的な考えでいて、
「でも、それって良くないのかな?」「人として間違ってんのかな」とか悩んだりして多分悩むことででバランスを取る、というか社会性を持とうとできたというか、そういうトコロもあったと思うから
思春期の頃に読まなくって良かったなぁと思った。
その頃読んでたら、自分の考えが肯定されたと感じてオヤジ国の道を突き進み、すごい偏屈な感じになってたと思うから。老けた考えの可愛くない青少年だったんだと思う。読みやすくって面白かったんだけど、気持ちが疲れている時は考えが偏って、自分の中に閉じこもりがちだから、今はもっと自分の考えと違う意見を聞いて、新鮮な感覚を取り入れたほうがいいかななどと自分のことばかり色々考えた。
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第1条 個性ハ必要ナシ
第2条 友達ハ大切ナモノニアラズ
第3条 恋愛ハロクナモノデナシ
第4条 真理ヤ理想ハ幻想ナリ
第5条 ヤングノ敵ハ隣室ニアリ
え?そんな馬鹿な?!
と思うけど 読んでみるとなるほど納得。
現代を悩み苦しみ生きるすべての人に。
ゆるーいオヤジ国憲法で
悩みをかるーくして生きてみませんか?
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完全に誤解して、日本国憲法関連の本だと思って図書館で借りてきた。
個性は必要ない、
友達は大切なものではない、
恋愛はロクなもんではない、
心理や理想は幻想である。
ここだけ聞くと極端に聞こえるけれど、
この本が言いたいことには全面的に同意する。
大人がこういうことをちゃんといって言ったらいいんですよ。
学校について、
『「世の中にはいろんな人間がいる」というワクチンを打たれる』期間だ、
というのは本当にそう思う。
オヤジ国憲法補則(あとがき)に泣きそうになった。
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とても共感できたのは、
「幸せな状態」は存在しない。
世の中には「幸せな瞬間」ばかりがある。
ということ。
あと、学校は「いろんなやつ」に対する免疫をつける所だっていうのも「おほっ」て思いました。
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やっぱりこういう本は10代前半に読んだ方がいいねえ。
大きくなってフラチになったからか、読後にはっとする感動も、
目からうろこもなかった自分が寂しい。。。
若人は読むといいよ。参考程度にするといいと思う。
このオヤジ国のオヤジは、やさしかないけど親切だなー。
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けっこう特殊な環境で育った私が、ごくごく普通の大人になり、社会でやっていけるように成長したのは「オタク」だったからか!
「生活はアート」「知性のジュエリー」と同じようなテーマ(に勝手にふりわけ)を読み続けてそこに達する。
今のティーンエイジャーは私のころよりもやっかいなことになってる。
うちの子供にもこのシリーズは読ませるようにしたいもの。
大人には聞けず、もやもやしたまま抱えていたものにカテゴリーを与えてくれそうな本。
自分があのころにこの本に出会っていたらどうだったかなあ。
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全ページにイラストが配置された凝った本。
ちょっと斜めから見た人生論で、わかるわかる、とサクッと読めた。こういうのは10代前半に読みたい。
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そもそもいい感じに楽しく過ごしているときに、わざわざ自分らしさを気にするようなものなのだろうか。
オリジナル獲得のためにキリキリ舞するよりも、まず千仁を見習う。それで謹んで真似させてもらう。
せっかく悩むんだったら、悩んでいる自分自身の存在すら忘れてしまうようなスケールのどえらい悩み方をすべきだよ。
自分の不安や自信のなさ、自分の傷から脱出する方法など、ひとつぐらい。ちょっとでも自分が興味のあることをやり続ける、さっさとやる、どんどん極めるということ。それだけ。
世界中には今だに戦争、飢えで苦しんでいる国が多いのに、友達関係で悩んでいる日本のがきなんかの悩みなんてちっぽけなもんだ。
世の中の大半はわき役人生。それがいったいどうしたというのだ。
案外、弱いとされている存在が頑張ってしまうものなのだ。
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オオグリとしょかん「おはなしかい?」番外
【お詫びとお知らせ】編で紹介。
絵本『おじさんのかさ』と共通する
「うっとり」という言葉に注目してみる♪