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紙の本
心癒される人情妖怪推理帖
2005/09/06 12:59
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯には『愉快な人情妖怪推理帖』とありました本書。
『しゃばけ』シリーズ第四弾です。
ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した第一弾から始まってもう四冊目。でもいつも、次はいつ出るんだろう?と首を長くして待っている、お気に入りのシリーズなのです。
本書はもちろん『ファンタジー』であり、『時代物』であり、また『ミステリ』であったりもする、一冊で三度美味しい優れもの。
病弱な若だんなが妖しの手代やその他の妖しの力も借りて、事件の謎を解き明かす物語です。
この設定がなかなか異質なのですけど、なかなかに人間関等とがよく書き込まれている上、若だんなの素直で優しい人柄がとてもいい味を出しています。
今回はそんな若だんなを取り巻く人や妖しがふんだんに活躍する、楽しい話になっています。
若だんなが幼馴染であり、たった一人の友人でもある栄吉と喧嘩してしまう『こわい』。ここで、若だんなは友の成長を目の当たりにします。
また、『畳紙』では毎回ひねた性質が際立っている屏風のぞきが、珍しくも優しいところを見せています。
そしてその他大勢的な妖し、鳴家(やなり)が迷子になってしまう『おまけのこ』。
他に、若だんなの幼い頃の話である『動く影』となんと若だんなが吉原初体験をする『ありんすこく』と盛りだくさん。
今回は若だんなを取り巻く人間や妖しが活躍したり冒険したり、普段見せない面を見せてくれたりしていて、ファンには嬉しい限りです。
現代ミステリと同じように、各事件の背後には人間の様々な思惑やドロドロとしたものが流れているのですが、主要人物(主要妖しも含めて)の人柄が温かく、ほのぼのとした読み心地を味わうことが出来るのです。
疲れたときには甘味を味わう若だんなのように、じっくりと読みたい一冊です。
紙の本
第4弾
2018/05/29 16:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわずと知れた、しゃばけシリーズ第4弾です。
鳴家の冒険が愛らしくて、ほのぼのですね。
他、「畳紙」などです。