投稿元:
レビューを見る
途中からすっかり「子供の頃好きだった本」に変わって、どこが児童文学やねーん、という話になってますが。(笑)わくわくしながら読んだ本ばかりですよ、どれも。ちなみに、この本が小論文の問題でした、大学は(笑)
投稿元:
レビューを見る
巨大な大砲の弾に乗り込み月に行こうとする大砲クラブ会長バービケーンと2人の仲間。計算の狂いで月までいけるか微妙な状況に。ロケットの中での会話。月に住むと予想される人類との出会いを想像する3人。月の軌道に乗り月を観察する3人。地球への帰還。
投稿元:
レビューを見る
風と木の詩でジルベールとセルジュが読んでた本です。
物理とか計算よく分からなかったけどそれ以外は普通に面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
冒頭数行読んだだけで吸い込まれるように月世界旅行へ誘われてしまった。
突飛だけど、真面目に不真面目で大変面白い。
1870年発表というのが信じられない。
投稿元:
レビューを見る
古典SF。勇敢な3人が大砲に乗り込み、月に向かって発射、月の観測と居住を目論む。途中彗星にかすったり、軌道が狂ったりしながらも、3人とも終始楽天的で、どこか抜けている。最後は大団円。
投稿元:
レビューを見る
快適な設計の砲弾に載って月を目指すというトキメク冒険譚。
砲弾で打ち上げられるってのは想像するとちょっとぞっとするけれど、内部はソファがあったりガス灯があったり料理もできたりと、かなり住みやすい雰囲気。犬と鶏もいるし。気が向いたら窓から宇宙の様子を観察して、思索にふけったりおしゃべりしたりする。うーん、優雅。
設定は面白いのだけど、いかんせん単調なつくりというか、理論の部分が続く割にアクションのシーンが少ないというか、割と現実的で結局月にも降りられなかった(まぁ降りたら帰れなくなってたけど)のが個人的にはちょっと「むむむ…」な部分。もっと空想的でもいいと思うんだけどな。結局場面が砲弾の中からずっと変わらないし、その上たいしたハプニングも起こらないから、あんまり宇宙旅行ならではのドキドキ感が巻き起こらないのだよね。
ただ、当時を偲ばせる素敵な挿絵が割とふんだんに掲載されている点はナイス!挿絵があると魅力が落ちる作品とそうでない作品てあると思うのだけど、ヴェルヌの作品はあった方が活きる気がする。上品でクラシカルででもどこかモダンな挿絵が、ね。
投稿元:
レビューを見る
ヴェルヌ作品の中では比較的有名な本作。19世紀に月へ旅行しようとするのは無謀にも思えるが、そこに現実感を与えるのがヴェルヌの力。
投稿元:
レビューを見る
100年以上前に書かれたことを思うと、細かいところはともかく、人類は夢描いたことを着実に実現させてるなと、壮大な感想を抱いてみた。
投稿元:
レビューを見る
なんか数字ばかりでタイトルから感じられるわくわく感があまり本文にはなかったように思いました。月へ発射された砲弾の中には3人の男性が乗っていたのですが、最初は彼らが為す微妙なバランスの会話がおもしろいな、と感じたものの、後半ではそういうシーンも少なかったです
メリエスの映画からこっち読んだので、その印象の違いもあるかもしれません
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
186X年、フロリダ州に造られた巨大な大砲から、アメリカ人とフランス人の乗員3人を乗せた砲弾が打ち上げられた。
ここに人類初の月旅行が開始されたのである。
だがその行く手には、小天体との衝突、空気の処理、軌道のくるいなど予想外の問題が!
19世紀の科学の粋を集めた本書は、その驚くべき予見と巧みなプロットによって、今日いっそう輝きを増すSF史上不朽の名作である。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
投稿元:
レビューを見る
確かに、現代からみると理論が幼すぎるように見えるだろう。しかし、だからといって本書の素晴らしさに変わりはない。1860年代に書かれているこの本には、まだまだ21世紀にも通低するテーマを幾つも見出すことが出来る。
SFの嚆矢としてこの本を見れば、最新の科学・技術を通して月という未知なる惑星を述解してみようとする視点は、現代にも十分通用するし、ハードSFの種子が既にあるともみなせる。学術的な体系に沿って、その外側にある存在をどうやって説明するのかというのは今でも変わらない問題でもある。
この本の一つのポイントは月に一度も着陸しないことだろう。ガラス越しに月を観察するだけ。つまりは文中で語られていた、地球上での望遠鏡越しの眺めから結論付けられ、訂正されてきた科学的見地の最新版が描かれているとももしかしたらいえるのではないか。ここには科学の歴史を見ることが出来る。
結局のところ、あまりにも広大な宇宙を前にしては、現代人である我々もこの三人と(二匹と)同様、砲台のなかで喧々諤々しながらやっていくしかないのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
この本がフランスで初めて出版されたのは1865年。
当時、宇宙物理学がどの程度発展していたのかよくわからないけれど、ある程度は現代の科学技術と同レベルながら、仮説も間違いも入り混じった状態らしく、それを物語に織り込んでいます。説得力があるところは大いにあるものの、明らかな間違いのところには読みながら突っ込みを入れたり。
しかし、学問的には大筋で正しく、細かい部分は正しくないけれども想像で補ってそれっぽくしているこのような物語が、SFとしては一番おもしろいんじゃないかと思います。
全体としてヴェルヌの他の作品よりもコメディ色が強いです。時々現代のSF作品にコメディがあるのはこの作品の影響でしょうか。
本当に優れた作品は廃れることなく時代を超え、本屋の棚に並ぶと思っていますが、これはその見本のような物語です。
ところでこの東京創元社の本は1964年初版、2005年に新版となっています。翻訳者江口清氏は1909年生まれ、2005年は96歳ってか!?本当だとしたらそれも凄い。
投稿元:
レビューを見る
ヴェルヌの偉大な空想力のなせる業。今から150年以上前にこの本が出て以来、どれほどの子供達が月や宇宙に胸を躍らせたことだろう。
投稿元:
レビューを見る
先に映画『月世界旅行』を見てしまっていたので、終盤の展開に肩透かしを食らった。
よくよく調べてみれば、映画はH・G・ウェルズの『月世界最初の人間』も基にしていることなので、機会があればそちらにも目を通してみるべきか。
投稿元:
レビューを見る
結局、月にはたどり着けなかったけど、大砲の玉で引力を抜け出すというのは、凄い発想だなと思い、実際にその玉に入ってみたいと思った。