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同盟=同盟国がピンチのときは自国のピンチと思って援助する!
ってのになにかを感じた。
そういう人間関係っていいよね。
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わかりやすい。
アメリカに『Non』と言えるおフランス。自国に自信を持って、納得のできない事には毅然とした態度を取れるこの国を見習いたいね。
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一般に「フランスの外交力」を論ずる場合、その源泉をフランスの歴史的・文化的資産に求める。いわゆるソフト・パワーとしてのフランス外交力である。もちろん、本書もそれに関して言及する。
しかしそれだけでなく、本書は軍事力に関しても言及する。具体的には、アフリカにおける軍事展開・軍事協定、核戦略・戦力配備、同盟政策である。
フランス研究者の卵は目を通した方が良いと思う。
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アフリカは今もフランスが行こうの重要な位置を占めている。
フランス語を守ろうと頑張っている。
日本人にはフランスのアフリカ戦略は一番見えにくい。
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アメリカに流されず自国の論理を貫けるフランスの姿勢はかっこいい。
にしてもなぜヨーロッパのラテン国(仏、伊、西)はこんなにプライドが高いのか、このゆるぎない自信はどこから来るのか も知りたいところ。。。
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[ 内容 ]
GDPでは日本の半分に満たないフランスが、国際社会で存在感を保ち、自主独立外交を展開できる秘密はどこにあるのか?
欧州の中原に位置する地政学的優位性、アフリカ諸国との密接なつながり、イスラム世界との深い関係、文化・言葉を通じた影響力の確保、国連安保理常任理事国の地位、核保有国としての軍事力…。
フランスの切り札は数多い。
米国一極化が進み、テロリズムが拡大するなか、多極的世界・文化的多様性を標榜して世界に影響を与え続けるフランス。
その実像と国家戦略を、さまざまな具体例を挙げながらわかりやすく論じる。
[ 目次 ]
第1章 歴史上最悪の関係
第2章 イラク問題を巡る確執
第3章 仏米対立の本質
第4章 摩擦の歴史
第5章 付かず離れずの同盟政策
第6章 足場~ヨーロッパ~
第7章 勢力圏~アフリカ~
第8章 文化と言葉~文化のための外交、外交のための文化~
第9章 力~外交の最終的担保としての軍事力~
第10章 自主独立外交
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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フランスがどうしてアメリカに「Non!」と言えるか。それが、この本の論点である。経済力、人口的にはアメリカ、日本に及ばないフランスがどうしてこのように強い外交をできるのか?むしろ、経済力、人口的に弱いからこそ外交で自国を守っているようだ。強みと弱みをしっかりと理解し、強みを生かす。というのは政治でも使えるフレームワークみたいだ。
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東京外国語大学で講義を受け持つ山田文比古先生による著書です。私も大学で現代外交論という授業を受講し、他国の外交に興味を持ったため、読みました。
高校では授業数が少なかったせいで現代史を全く学ばなかった為、現代史は完璧独学で生きてきました。私の様な境遇に遭っていた人には、この本を是非オススメします!!
タイトル通り、フランス中心に話は展開しますが、アメリカ中心の世界観とは別の視点から学べる、という点でこの本から得られるものは多いです♪
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思っていた以上に覇権的です。フランス語圏の北アフリカ諸国では宗主国としての影響力を行使し、圧倒的な経済力をもつが政治的にハンディがあるドイツを抱き込み欧州での覇権を築き、軍事産業に力を入れて、米国やロシアとも色合いの異なる第三の立ち位置を確保。日本に居ると米国、ロシア、中国などの文字通りの大国に関する情報は良く入るけれど、ちょっと盲点でした。国際政治って本当に微妙なバランスの上に構築されているのだな、と改めて思いました。
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15年ぶりの再読。第二次世界大戦でドイツに屈し、米英から解放してもらったという屈辱と負い目。このためにヨーロッパとアフリカを足場と定め、それをテコに自主独立外交を進めてきたんですね。何も自分で決められなかった過去と決別し、自国のことを自国で決められるように、冷徹に外交を進めてきた意志を感じました。 「同盟すれども同調せず」ですね。