諸怪志異 ４ 燕見鬼 みんなのレビュー

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投稿者：SnakeHole　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　コシマキにもそうあるようになんとこのシリーズ6年振りの新刊，一通り詠んだ後で前巻「諸怪志異（3） 鬼市」を読み返してようやく納得する。そうだそうだ，こういう話だった。……時は宋末，道術の師・五行から禁断の予言書「推背図」を江南のある人物に届けるよう命じられた主人公・燕光（幼名阿鬼，諸怪志異の最初の2巻はこの若者の子ども時代の話だった）は，鶏鳴村の呂太公と共に目的の人物が住むという碣村に向かう。ところが山中に突然万年楼が出現し，その内部に入った呂太公は行方不明になってしまう。彼を探すうち「推背図」を狙う悪人たちが呂の娘小玉を襲うことを知った燕光は鶏鳴村に戻って闘いに備えるのだが。
　……1999年にWEEKLY漫画アクションに掲載されたのを最後に尻切れトンボになっていたこの話，今回新たに58ページを描き下ろしての発行（発行は2005年11月，今まで読まなかったのはオレが気付かなかっただけ）なのだが，それでもやっぱり終わってはいないのだった。この続き，どうなるのかな。「西遊妖猿伝」も第2部完結というところで止まったまんまだしな。うーん，諸星さんとにかく頑張ってくださいね。