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実用的文書の鉄則はわかりやすいこと――本多勝一のロングセラーが、見やすく、使いやすく生まれ変わる。レポート、論文、ビジネス現場に欠かせない1冊。
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日頃おろそかにしがちな“日本語”を系統立てて再確認させてくる本です。何となく使っている日本語ですが、間違えやすい部分やよくあるミスを丁寧に解説されています。
スマートに文章を書くために、欲しい一冊です。
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技術系の仕事をしてますが、文章を書く機会は多いですし、他人にものを伝えるのは非常に重要です。
文章を書くのが苦手と言う人は多いと思います(自分もそうでした)。
それは、どう書いたらいいか分からないというのが、理由のひとつではないでしょうか?
子供のころから何年も国語を勉強してきたのに、私たちは日本語の文章が書けません。
この本を読めば、日本語の文章を書く上での問題がほとんど解決できますし、
いかに日本の国語教育が無駄なものであるかを痛感するでしょう。
個人的に、この本と「日本語検定」の内容を理解してしまえば、日本語で困ることはないと思います。
流行りの「漢検」よりビジネスで役に立つはずです。
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日本語の作文の書き方が丁寧に説明されていて、とてもわかりやすい。
句読点の打ち方から、接続詞の使い方など小学生レベルのことであるが、実際小学生の時には習わないかった本当の日本語の使い方をマスターすることができる。
日本語の文章を相手にわかりやすく伝えるなど日常で役立つ書き方が載っているため、おすすめの1冊。
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元朝日新聞編集委員の著者が、読む側にとってわかりやすい文章を書くための技術について論じた一冊。
朝日文庫からでている「日本語の作文技術」は、文章作成術の名著として名高い古典(1982年に文庫化)。
本書は文庫版にあった文章論・批評的な章を削除して、活字を大きく読みやすくしたもの。
内容は大きく次の3つに分かれる。
・修飾の順序
・句読点の打ち方
・助詞の使い方
それぞれに対して、クドいくらいに例文をあげて、何故その文がわかりやすいのかを論じられおり、納得感が高い。
本書に書かれている原則を実践すれば、一つ一つの文章を分かりやすく書くコツはつかめるのではないか。
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文章を書く人なら必見。誤解のない文章表現作成のための技術を学べます。修飾語と修飾される語の位置や順番、句読点の打つべき場所などです。
日本語はなんとなく使っても文脈で意味が通じる言葉であります。日本語を使いこなしているつもりが、プロですら気づかないうちに一義的に明確でない表現をしてしまったりしています。目からウロコでありました。
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奥野宣之氏の著作で引用された本書に興味を持ち、かねてから自分の文章力に自信がなかったこともあり読んでみようと思った。
「長い修飾語は前に、短い修飾語は後ろに」といった基本的なことから精密な読点のうちかたまで論理的な文を書くためのノウハウが満載で、とても勉強になった。
本書を読んで気付いたのは、自分の文章があまり上手くない翻訳調に似ているということだ。これは多分、僕が子供の頃から海外のミステリーばかり読んでいたことに起因する。
例文や著者の私見の端々から著者がどういったイデオロギーを持っているかが感じられて、その点については正直感心しないがそれ以外の点については素晴らしい。
図書館にて。
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自分が伝えたいことを相手にわかりやすく伝えるための、日本語の使い方に関する原則が詳しく解説されています。
なまじ日本語を喋れるあまり、論理的で誤解のない日本語の使い方を意識したことがある人は少ないのではないでしょうか。
著者は新聞記者ですから、日本語の使い方が仕事に直結します。しかしその他の職業でも、学生でも、必ず日本語を使って何かを書いたり、伝えたりすることがあると思います。
日本語を使う全ての人にとって、とても参考になる名著です。
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個人的には文章技術本で最良書だと思います。
筆者も述べていますが、決して「うまい」文章や「綺麗な」文章を書くための本ではありません。
相手に物事をわかりやすく伝えることのできる文章を書く為の要素・方法。その全てがこの本に詰まっていると思います。
学校教育では、作文をする時間はあっても、まともな文章技術を教える時間というのはありませんでした。(と筆者は述べています。私もそう思います。習った記憶がありませんからね。)
そういう意味では、悪い文章の見本例みたいな文章を書いてしまう大人が蔓延ってしまうのも仕方ないことなのかもしれませんね。
こういった作文技術の本は他にもあるので、知っている人は知っている内容であるとは思います。ただ、本書の中で悪い例に挙げられるのが新聞記事であったりするところを見ると、いわゆる「物書き」の人でもきちんとした作文法を身につけられていないというのが日本の実態でしょう。
わかりづらい文章が氾濫する現代において、わかりやすい文章を書く基本を身につけるための本としては非常に役立つと思います。実際、私は物凄く役立ちました。
読んでもらえばわかりますが、本書の肝となる部分は
・修飾の順序
・句読点を打つ位置
の2点です。
この二つに関するルールをしっかりと把握することで、日本語の作文技術は飛躍的に向上すると思います。
この本を読む前までは、
「英語ならどの語がどの語を修飾しているのかはっきりとわかるのになぁ。日本語って不便だなぁ。」
と思っていましたが、大いなる勘違いだったということがわかりました。
自分の作文技術の無さを棚に上げて、日本語のせいにしていてすみませんでした笑
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龍谷大学の蔵書はこちらで確認↓ 他キャンパスからの取り寄せ、予約もできます。
http://bit.ly/1ghhOOr 新装版 講談社
http://bit.ly/1bUMMaA 1996 朝日新聞社
http://bit.ly/18Gral7 1982 朝日新聞社
http://bit.ly/17TgnDx 1976 朝日新聞社
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これは間違いなく名著!!
文章を書く事が多い人はまさに必読。
これまでなんとなく書いていた文章の迷いが、ちょっと消えました。
大江健三郎の文章さえもこけ下ろす鋭い指摘には笑いさえこぼれます。
新入社員の必読書ですね。
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日本語の作成技術を詳細に述べた本。
日本語は文章構成の自由度が高いため、逆に考えないと
解かりづらい文章になってしまう。
修飾の原則
①節を先に、句をあとに
②長い修飾語ほど先に、短いほど後に
③大状況・重要内容ほど先に
④親和度(なじみ)の強弱による配置転換
句読点の原則
①長い修飾語が二つ以上あるとき、その境界に点をうつ。
(重文の境界も同じ原則による。)
②原則的語順が逆順の場合に点をうつ。
こんなに句読点に熱く語っている本も面白い。
何気ないことに気づくことこそ感性が鋭いといえる。
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ESを見ていただいた先輩から教えていただいた本。
意外と日本語の文章を書くときのルールなんて習ったことない。当たり前に使っている日本語の意外な落とし穴がたくさん。
冒頭のあたりで、言葉は、変化し続けるから文法論に完成形は存在しないとい鵜様な事が書いてあった。ここにに書いてある規則もその時代の変化と共に変わっていくし、紹介されている間違いも多数派が間違えばそれは正しい日本語になる日も来るんだろうな。なんかこういうこと言うと、勉強が空しくなるけど、不思議であるし、面白い。
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言葉を正確に相手に伝える技術について記載されています。
・文字同士の係り方
・言葉同士をつなぐ助詞
これらを意識することで、読みやすい文章が作りやすくなると思います。
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豊富な実例をもとにしながら手直し・解説していく著者の姿勢に頭がさがる。読んでいる私も、どこが・どのように 違うかを考えながら読みすすめた。特に、第二章・三章で叙述される修飾語にまつわる原則と第四章の「句読点のうちかた」が私にはとても勉強になった。こういうハウツー本は、実践がすべてなのでさっそく新聞を手に取りながら、手直しする箇所がないか私も試みた。すると、ある本の広告文にこんな文章が載っていた。
「戦後まもなく渡米、すこやかに粘り強く家庭と仕事と学業を磨き人生を花開かせた日本女性の回想」
まもなく渡米の後の「、」は、広告制作者が思いを込めた、思想の読点だろう。問題は、「すこやかに粘り強く」の場所をどこに置くかだ。原文のままだと、修飾をうける言葉(動詞)が離れているため、おさまりが悪く不明慮なままだ。この言葉は「磨き」か「花開かせた」にかかる修飾語であろう。全体にかかるということも考えられるが、本書で考察された「美しい風車小屋の娘」の同格の原則に従うならば、前者通りに考えるのが条理である。
もう一度読み返してみると「磨き」も「花開かせた」にかかるため、後者にかけるほうが風通しがよい自然な文章となる。以上のことを考慮して並べかえた文章は、次のとおりである。
「戦後まもなく渡米、家庭と仕事と学業を磨きしなやかに粘り強く人生を花開かせた日本女性の回想」
こうすると、修飾される言葉がすぐ近くにあるために、自然な文章で読みやすいし、また長いものから先にという修飾の順序に倣うことにもなり、原則通りの文章となる。さらにあえて手直しすれば「磨き」の後に、読点をひとつ打ってもいい。