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テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

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みんなのレビュー13件

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評価内訳

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紙の本

漫画論からマンガ表現論へ。

2006/01/20 18:37

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、マンガはほんとうにつまらなくなったのか。それで、読まれなくなったのか。『少年ジャンプ』以下少年漫画誌の発行部数は確かに減少している。統計的には、またビジネス面など「量」的な見方をすれば、そうかもしれないが、マンガはさらに拡散して、次なる進化(この言葉が的確かどうか疑問だけど)を遂げて、新たな読者層の心をとらえている。
この本にもその代表として『少年ガンガン』が挙げられているが、これはぼくにはもう読めない。ついていけない。でも、いまの子どもたちには支持されている事実を鑑みれば、マンガ(少年漫画誌)は、ようやく本来の子どもたちのものに回帰したのではないだろうか。
そして、作者はいう。レディーメードの漫画評論では、現在のマンガは論じられないと。つまり、マンガを歴史軸から解釈する、ウンチクたれ評論。「若い読者の間からは「マンガ評論とは、(自分たちとは関係のない)昔のマンガについて語るものでしょう?」という声も聞かれている」。
それと本当にマンガは手塚治虫の『新宝島』に感化され、そこから始まったものなのか。トキワ荘メンバー、手塚チルドレンにはそうであったかもしれないが、ほんとのところはどうなのか。作者は検証を重ねる。
作者は「マンガを構成する三要素に「キャラ」「コマ構造」「言葉」」としている。従来なら「絵」と「ストーリー」とかそういうものなのだが。ちとややこしいが「キャラ」と「キャラクター」は同一ではないとか。「「キャラクター」は必ず基盤に「キャラ」であることをもつ」「「キャラ」の強度とは、「萌え」を支えるものである」「強烈なキャラ」が存在していれば、それだけでマンガは成立するということなのだろうか。
ぼくが魅かれたのは三要素のうち、「コマ構造」だ。確かに『新宝島』の映画のようなスピード感あふれる「コマ構造」は、斬新だったようだ。映画からモンタージュなどを引用しているが、映画の絵コンテとマンガの「コマ構造」は、似て非なるもの。絵コンテは撮影して映画にするための契約書のようなものであるが、マンガはマンガだけで完結なり帰着なりをしなければならない。
マンガ図版が多用されており、理解促進を大いに助けている。図版がなかったら、マニアでなきゃついていけないだろう。作者が作成した図は、一見明解に思えるが、じっくり眺てみると、よくわからないものが少なからずあった。当方のマンガIQの低さによるものかもしれないが。
『テヅカイズデッド』は、てっきりニーチェの有名な「神は死んだ」からの引用かと思ったら、懐かしのロックバンド、モリッシー様率いる『ザ・スミスのナンバーのもじり』だった。
「マンガ」を「文学」や「小説」に、「マンガ評論」を「文芸評論」に置き換えても通じる部分が多々ある。新しいマンガには新しいマンガ評論、マンガ批評を。「表現」軸からアプローチしたものがあってもいい。ひょっとすると、マンガ評論の新しい書き手を望んでいるのかもしれない。

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紙の本

漫画表現学の最前線

2007/03/01 00:01

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大型書店でユリイカのバックナンバーフェアが、行われており、買い損ねた「ユリイカ 2006年1月号 マンガ批評の最前線」を喜び勇んで手に入れ、読みました。
すると、本書「テヅカ・イズ・デッド」を底本としてというか、
この本を踏まえたうえでの記事ばかりで
おわーっと。
 急いで、本書伊藤剛さんの「テヅカ・イズ・デッド」を読んでみました。
 マンガ総体への批評・評論というより、マンガ表現への評論本です。
 執筆前より上梓されるまでに結構タイムラグがあるのですが、
漫画雑誌の発行部数が、落ち込み、漫画が全体的に面白くなくなった、
つまらなくなったと、いう問題提起から書かれています。
 色々、自分自身でも漫画について書きたいことは、たくさんあるのですが、本書で、もっとも重要なというか、新しくて、注目すべき論点は、一応、今までの漫画評論、(おもに表現としての漫画で)
でも、漫画の要素を大きく三つに分けると、
絵、コマ(フレーム)、文字(言葉)となっていました。
ここに、伊藤剛さんは、絵の中を更に細分し、キャラクターを持ってきて細かく
評論を加えています、しかも、キャラクターをさらにキャラとキャラクターに
細分化し論述を進めています。
 実は、「ユリイカ 2006年1月号 マンガ評論の最前線」の対談の記事でもっとも、ページを割いてというか、白熱して議論されていたのも
この漫画におけるキャラクターの扱いで、
しかも、白熱して議論されていたわりには、論者のコンセンサスが一番得られなかった
のも、このキャラクターに対する、論点でした。
 私も、キャラクターとキャラの定義の差を大雑把な概要しか理解していないかもしれませんが、
本書で伊藤剛さんが、例に出して説明していたのは、
映画化までされた大ヒットマンがで「NANA」において、
NANAは、キャラクターは、立っているけど、キャラは、弱い、と。
 これは、割とコアな漫画ファンの意見から引用されたものだそうですが、
これが、一番的確に言い表しています。
 竹熊さんが、ユリイカでは、映画において俳優のイメージと役柄(役名)が一体になった
ような概念を思い浮かべればよいのでは、ないかと指摘されていました。

 この本全般に対していえることなのですが、
基本的構造は、今までの漫画評論(既存で一応コンセンサスを得ている解釈)を例に出し、伊藤剛さんが、それに新しい論述を加えるもしくは、例を出し示し論破する。
 しかし、それ(伊藤自身の論点)すらも、もう一度新しい例を出し、
論破すると言った感じで(特に、映画的なコマ割りやフレームの問題は、それが顕著)
(ここで映画的コマ割りについて一つだけ
一応手塚さんの「新宝島」で映画的コマ割りが革新的に導入されて
漫画が新しくなったといわれています。
これは、以前からというか、トキワ荘の人たちから得た、定説なのですが、
 本書でも書かれていますが、手塚さん以前の戦前の漫画でも、
実は、映画的コマ割りは、行われていました。
しかし、戦時中の紙や印刷物の統制で、少しですが、隔絶があり。
そのインターバルをもろに受けたのが、トキワ荘の世代で
絵柄の新鮮さもあり、手塚さんの「新宝島」が衝撃をもって受けいられたわけです。
 これも、戦前の漫画が研究や、古本からの(正に)発掘によって、
最近のコアな漫画ファンの間では、もう受け入られるようになってきました)
閑話休題。
 逆に、漫画って本当に幅の広い表現形式なんだなぁと
いうのが、一番の感想でした。
 最近は、大学なんかでも漫画学を扱うようになり、
どんどん学問としての場は着実に進化している
気もしますが、
 漫画学におけるターミノロジーの統一というか、
専門用語の統一が必要かもしれませんね。

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2009/05/09 01:55

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2014/04/12 00:30

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