紙の本
事件の影にあった想いとは
2015/08/20 14:20
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
高町なのはは、喫茶翠屋を経営する父母兄姉と暮らし、私立聖祥大付属小学校に通う普通の小学三年生だったのだが、異世界ミッドチルダから来たユーノ・スクライアと出会ってレイジングハートをもらい、魔法を使ってユーノのお手伝いをすることになってしまった。
そのお手伝い、失われた異世界の遺産<ロストロギア>のひとつであるジュエルシードを集める過程で、同じ目的の魔法少女、フェイト・テスタロッサと対立してしまう。魔法でぶちのめされながらも、なのははフェイトと友だちになりたいと願い、彼女が囚われている柵から抜け出す手伝いをしてあげたいと思った。
そんな事件、通称プレシア・テスタロッサ事件にも決着がつき、なのはは普通の生活に戻ったはずだった。でも何かがすっきりしない。フェイトとの関係が未だ定まっていないからだ。そしてこの物語は、そのあたりから始まる。
なのはが使う魔法の説明や、彼女が才能だけでなくそれに見合う努力をしていたこと、フェイトの、フェイトの母プレシアの、彼女の使い魔だったリニスの思いなどを明らかにしつつ、フェイトとなのはが友だちになるまでを描いている。
アニメ「魔法少女リリカルなのは」を見ずにこれを読んでも、筋を追うのは結構大変かもしれない。
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題名のとおりですね。
ストーリはあまり期待しないほうがいいです。
内容的には、11話から13話という感じの内容なのですが、
微妙に本編とは時間軸が変わっています。
本編は、フェイトとの決戦のあとプレシアとの決戦の話でしたが
この本は、プレセア事件の後に、フェイトとの再戦をやるっていう話です。
ほんの7割くらいは、補足説明です。
なのはの魔法の説明や、砲撃魔道師になった理由や、プレシアがアリシアを失う理由になった事故の話、そしてフェイトの過去の話などです。
これを読むまではプレシアは明らかに悪者っていうイメージだったのが、かわいそうになりました。
本編では詳しく語られなかった内容がこと細かく書かれていて、本編を何度も見尽くした僕でも大変おもしろいと思いました。
なのはファンなら、間違いなく買って損はないと思います。
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アニメ第一期のあとからしばらくたった時のお話です。小説から入る人の為にアニメの補足説明的なものもあり親切(?)でした。小説ならではの魔法戦はまたひと味違う楽しみがありました。
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アニメ「魔法少女リリカルなのは」のノベライズ。ただし話は本編の補完という形。
なのはとフェイトの関係の変化を描いているのだが、話の構造上本編のネタバレとか本編をなぞるような部分がある。
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プレシアの過去の経緯は、やはり本編中で描いていただきたかった・・・
若干本編との齟齬はあるが、補完する意味ではサウンドステージ同様、必須の一冊。
当然映画ではオミットされる部分だろうしなぁ・・・
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もはや言うことはない本。
実際面白い。アニメ版よりも本人たちの裏の事情、心理面が垣間見える。しかし、どうせだったら完全に同じ時系列にしてほしかった。海の上での決戦アニメだと時の庭園の前だったよね。あと、決着のつき方も若干差異が存在します。しかし、楽しく読めたので問題なし。
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2004年10月から12月まで放送されていたTVアニメ"魔法少女リリカルなのは"の小説版。原作の都築真紀先生が書かれているので安心です。ここで語られているのは、アニメ本編の後日談となっており、本書だけを読んでも、なのはの世界を理解することは無理です。アニメを見ていることが前提です。そして、なのはの世界が好きな人にとっては、読むことによって、ますます好きになると思います。劇場版では描かれていましたが、当時TV版ではあまり描かれなかったプリシアやリニスのエピソードが読めただけでもうれしかった。
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きちんと終わらせる、という約束のため
友人になりたかった相手と戦う。
一体何故彼女たちが戦うはめになったのか、という
背景から今を、説明するような感じです。
アニメなどはみてないのでさっぱりですが
これだけで、一応読むことはできました。