紙の本
ちょっと悲しい物語
2016/07/31 17:21
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投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
短いお話ですが、胸に迫るものがあります。
「あの時こうすれば、しなければ」と言っても仕方ないでしょうが、
そんなシーンがたくさんあります。
幻でもいいから再会させてあげて欲しかった気もします。
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ふああ・・
短い話だけどなんだか胸にぐっときました。
おなかをすかせたこぎつねのために遠くの山にぶどうをとりにいったお母さん
そのまま帰ってこなくて、こぎつねも大きくなって
ある日ぶどうの木をみつけて、それがお母さんが持ってきたぶどうから木になったものだと気づいてお礼をいう
って話
なんで再会できなかったのかなー・・
ちょっと行ってくる、って言って帰ってこないのは
ショックすぎる><
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ゆっくりとした平和な時の流れに、訪れる悲劇と、悲観し続けることはせずに生きて成長していく子どもの姿。
大人になって初めて親の気持ちに近づくことが出来るキツネの感情は擬人化されていて、子どもよりも読み聞かせる親の心に響きそうな作品。
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[江戸川区図書館]
いもとようこさんの名作絵本から、まだ知らないかもしれない有名なお話を選んで借りようとしたが、基本的に私自身題名を読んでピンとくるのは西洋童話ばかり(笑)と、せいぜいが"宮沢賢治"の名を冠したものだけ。その中でいくつか日本の童話と思われる話の中の一つが本書。
読んでみると、少し悲しい狐の母子の話。きっと原作ではもっと心が痛む、寂しい雰囲気に仕上がっているのでは、と思わせる内容だったが、この本ではいもとさんの挿絵があるために、どちらかと言うと、母への感謝、母との想い出を感じ取るような話へと仕上がっていた。
お話(ストーリー)を知るという意味ではこのままでもいいけれど、個人的には原作も読んでみたいな。また、著者の坪田譲治は、「小川未明」に感銘を受けたとあったが、ちょうど今回同時期に読んだ「トレモスのパン屋」は「第一回小川未明文学賞優秀賞受賞作」。いい機会だから、小川未明に関する本も少し調べて読んでみよう。
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4-2 2023/1/26
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3-1 2011/11/02
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1-1 2007/02/07
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「秋」に。
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いもとようこさんの絵で読むことのできる名作童話シリーズ。きつねとぶどうの話は知らなかったのですが、親子の愛情がとても切なく描かれています。子供もストーリーを理解できたのか、とても悲しそうでした。絵とストーリーが、とてもよく合っていて、とても記憶に残る絵本でした。
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お腹を空かせた子狐のために母狐が食べ物を探しに出ます。
待っても待っても母狐は帰ってきません。
母狐は山をいくつも越えたぶどう畑にぶどうを取りにきていたのです
ぶどうを持って帰る途中、子狐がどうしているのか心配でなりません
近くまで来たとき,子狐の声が聞こえ安心した途端疲れがどっと出てしまいました。
ぶどうもとても重く感じます。
そこへ猟犬の声がしました
子狐の声が聞こえたら,子狐が捕まってしまいます
母狐は大きな声で逃げるように伝えます。
その後何年もして子狐だった狐は昔住んでいた辺りにやってきました
そこには大きなぶどうがなった木がありました
そのぶどうを食べた狐は・・・
読み聞かせ時間は4分位です。
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とても悲しい話だ。母ぎつねと子ぎつねの物語、という点を見れば他にもいくつか体裁の近いきつねの絵本があるけれど、時間の経ち方によって一層悲しみはつのる。子を守りたかった母ぎつね。母を探しつづけた子ぎつね。お互いが再び会うことはもう二度と叶わない。
しかし最後、奇跡は起きる。ぶどうの木の下で子ぎつねは、「自分がどれだけ愛されていたのか」を知る。
それで十分なのだ。わずかでもそれを感じ取ることが出来たのなら、それで十分なのだろう。
「ありがとう」という言葉は母に届くことは無い。しかし自らがそう言えたとき、時間は再び動き出す。