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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.8

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/04/28 01:31

ソフトな外観に反して、中身は本格派物語作りの基本から、作家生活の真実まで!

投稿者:いえぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「マンガを読んで小説家になろう」には、作品の「軸」を作るための実戦的なノウハウが書かれていました。では、どうやって作品を書こうか、という時に心強い味方になってくれるのが本書です。小説入門を漫画で描く、ということで、発売当初は各所で話題を巻き起こしました。
 本書が、単なる「珍企画」で終わっていない理由はただ一つ。実用的だからです。単純明快な話ですが、この本で取り上げられている小説理論は、まさに実作志向と言っていいもので、本を開いたその場で、原稿に反映させられうるものばかりです。小説の何たるかを、全く知らない人でも、本書を読み終え、内容を理解できれば、どんな作品をどのように書くか、というシステムを、キッチリ身に付けることが出来るという、素晴らしいほどにお得な一冊と言えます。「入門」とありますが、一定以上のキャリアを持つ人でも見落としがちな「視点」や、作品のジャンルや、長さに適した形式の解説などもあるので、本を取った時点でのレベルを問わず、更なるステップアップが望めるのがポイントです。
 そして、この本が類書と一線を画する最大の点は、作家生活の真実、売れ残ってしまった本の末路までが、リアルに描かれていることです。この本の主人公のように、「十代で●●賞受賞! ベストセラー!!」といった熱い夢や希望を持って、作家業界に挑もうとする人にとっては、決して愉快ではないいくつもの現実が記されていますが、本書に出てくる厳しい実例こそ、大多数のプロたちの実像なのだと思います。作家としてやっていくことは、夢物語ではなく、現実なんだと可視化(写真や図柄を用いる漫画のスタイルですので、インパクトは一層強いものになっています)させることは、相当勇気がいったことだと思いますが、だからこそ本書は、真摯で親切なのです。他の部分では、その新しい現実に進むための手引きを、惜しむことなくして見せているのですから。
 小説家志望者からプロに至るまで、あらゆる小説書きに勧めることの出来る好著であり(特に、書き始めて日の浅い方にとっては、本書の扱いやすさを第一とする理論はありがたいはずです)、作家の現実が書かれていたり、形式が面白いので話の種としても通用する逸品です。作品の組み立て方を記した「マンガを読んで〜」などの、プロットや企画の部分についての技術を指導する本と併用することで、更なる効果が望めるでしょう。

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低い評価の役に立ったレビュー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/04/29 07:58

タイトルどおりの中身ではないのでは?

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルから「小説を味わいつくすための読書のヒントやアドバイスが盛り込まれた本」だと想像したのですが、実際は「この本のアドバイスに従えば、あなたも小説家になれる…かもしれない」という類いのものでした。ですから、まずタイトルがミスリーディングだと思います。

 本書の荒筋は:小説家志望の23歳フリーター小石川雷太は、大手出版社の優秀社に自作のファンタジーノベルを持ち込む。しかし小説作法のイロハも知らない雷太の作品はとても出版できるような代物ではない。エンタメ小説の編集者・野々村ひばりは、小説家の河原崎文吾とともに雷太を一人前の小説家にすべく、様々なアドバイスをしていく…。

 私自身は小説家志望ではないので、本書のアドバイスに感興をそそられることはありませんでした。ですが、本書が描く、日本の小説や出版界がいま置かれている「厳しい現実」の数々には大いに興味をひかれました。

 たとえば、出版界で最近新人賞が数多く設けられている理由について、本書はなかなか面白い事実を指摘しています。日本の書籍流通は委託販売制度が支えていて、一旦小売に引き渡された商品も、売れ残ればメーカーである出版社に返品されます。ですから出版社は少しでも返本を減らすため、一作あたりの部数を減らすことにしました。利益をあげるために少量多品種の手法をとることにしたのです。その結果、より多くの書き手が必要となり、新人賞を設けて次々と新しい作家を生産することになったというわけです。

 また本書によれば、一人の作家が2ヶ月に一作の割合で小説を上梓するとして、ベストセラー作家ならまだしも、一作あたり1万部程度の部数の作品であれば、年収はせいぜい300万円にしかならないとか。しかもその収入から所得税や資料代・取材費なども出していかなければならないのです。

 夢の印税生活とはなかなかいかないとは思っていましたが、これほどまでとは。

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8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

ソフトな外観に反して、中身は本格派物語作りの基本から、作家生活の真実まで!

2007/04/28 01:31

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いえぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「マンガを読んで小説家になろう」には、作品の「軸」を作るための実戦的なノウハウが書かれていました。では、どうやって作品を書こうか、という時に心強い味方になってくれるのが本書です。小説入門を漫画で描く、ということで、発売当初は各所で話題を巻き起こしました。
 本書が、単なる「珍企画」で終わっていない理由はただ一つ。実用的だからです。単純明快な話ですが、この本で取り上げられている小説理論は、まさに実作志向と言っていいもので、本を開いたその場で、原稿に反映させられうるものばかりです。小説の何たるかを、全く知らない人でも、本書を読み終え、内容を理解できれば、どんな作品をどのように書くか、というシステムを、キッチリ身に付けることが出来るという、素晴らしいほどにお得な一冊と言えます。「入門」とありますが、一定以上のキャリアを持つ人でも見落としがちな「視点」や、作品のジャンルや、長さに適した形式の解説などもあるので、本を取った時点でのレベルを問わず、更なるステップアップが望めるのがポイントです。
 そして、この本が類書と一線を画する最大の点は、作家生活の真実、売れ残ってしまった本の末路までが、リアルに描かれていることです。この本の主人公のように、「十代で●●賞受賞! ベストセラー!!」といった熱い夢や希望を持って、作家業界に挑もうとする人にとっては、決して愉快ではないいくつもの現実が記されていますが、本書に出てくる厳しい実例こそ、大多数のプロたちの実像なのだと思います。作家としてやっていくことは、夢物語ではなく、現実なんだと可視化(写真や図柄を用いる漫画のスタイルですので、インパクトは一層強いものになっています)させることは、相当勇気がいったことだと思いますが、だからこそ本書は、真摯で親切なのです。他の部分では、その新しい現実に進むための手引きを、惜しむことなくして見せているのですから。
 小説家志望者からプロに至るまで、あらゆる小説書きに勧めることの出来る好著であり(特に、書き始めて日の浅い方にとっては、本書の扱いやすさを第一とする理論はありがたいはずです)、作家の現実が書かれていたり、形式が面白いので話の種としても通用する逸品です。作品の組み立て方を記した「マンガを読んで〜」などの、プロットや企画の部分についての技術を指導する本と併用することで、更なる効果が望めるでしょう。

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紙の本

「小説家入門」

2006/06/25 23:12

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ful999 - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙は軽い感じですが、
中身は非常に重いです。
小説技術については基本的なものにしかふれていません。
それよりは「作家として生きていくこと」について、興味深いことがかかれています。
「小説入門」というよりは
「小説家入門」という感じでしょうか。
金銭的な面についても赤裸々に語られています。
最後の部分、返本された本が工場で溶かされる部分は衝撃でした。
「作家として生きていくことはこんなに大変なんだよ」と諭されているような気がします。
本書を読んでも「でも自分には書きたいものがあるんだ、作家になりたいんだ」
と思える人は、頑張ってほしいと思います.

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紙の本

タイトルどおりの中身ではないのでは?

2007/04/29 07:58

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルから「小説を味わいつくすための読書のヒントやアドバイスが盛り込まれた本」だと想像したのですが、実際は「この本のアドバイスに従えば、あなたも小説家になれる…かもしれない」という類いのものでした。ですから、まずタイトルがミスリーディングだと思います。

 本書の荒筋は:小説家志望の23歳フリーター小石川雷太は、大手出版社の優秀社に自作のファンタジーノベルを持ち込む。しかし小説作法のイロハも知らない雷太の作品はとても出版できるような代物ではない。エンタメ小説の編集者・野々村ひばりは、小説家の河原崎文吾とともに雷太を一人前の小説家にすべく、様々なアドバイスをしていく…。

 私自身は小説家志望ではないので、本書のアドバイスに感興をそそられることはありませんでした。ですが、本書が描く、日本の小説や出版界がいま置かれている「厳しい現実」の数々には大いに興味をひかれました。

 たとえば、出版界で最近新人賞が数多く設けられている理由について、本書はなかなか面白い事実を指摘しています。日本の書籍流通は委託販売制度が支えていて、一旦小売に引き渡された商品も、売れ残ればメーカーである出版社に返品されます。ですから出版社は少しでも返本を減らすため、一作あたりの部数を減らすことにしました。利益をあげるために少量多品種の手法をとることにしたのです。その結果、より多くの書き手が必要となり、新人賞を設けて次々と新しい作家を生産することになったというわけです。

 また本書によれば、一人の作家が2ヶ月に一作の割合で小説を上梓するとして、ベストセラー作家ならまだしも、一作あたり1万部程度の部数の作品であれば、年収はせいぜい300万円にしかならないとか。しかもその収入から所得税や資料代・取材費なども出していかなければならないのです。

 夢の印税生活とはなかなかいかないとは思っていましたが、これほどまでとは。

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2009/03/03 23:05

投稿元:ブクログ

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2009/11/12 22:51

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2012/07/27 01:50

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2012/09/19 08:16

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2015/08/27 16:14

投稿元:ブクログ

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