サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

アートの仕事 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー2件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

目からウロコ、とまでは言いませんが画家と画廊の関係がよく分かります。しかも、大学教授になれば住宅ローンが組める、って初めて知りました、はい

2006/02/11 22:24

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

これって雑誌「太陽」関係の本なんですね。おまけに対談、ていうのは分かるんですが、どうも観客が居る気配があります。編者である平林享子の「あとがき」によれば「レクチャーおよびインタビュー集です。池袋コミュニティ・カレッジで2004年4月〜8月に行われた「講座太陽 アートの仕事」でのインタビューを加えて構成したものです。」とあります。
で、登場するメンバーですが、この本で初めて知る人もいれば、会って話をした方もいます。勿論、メディアで見た作家もいるわけで、例えば、美少女を題材にかなりエロイ絵を書く会田誠ですが、長女と私は現代美術館で彼の画集を見て、そのえげつなさも含めて感心してはいたのですが、ここまで変な人とは思いませんでした。長女曰く「ちゃんと洗えよ」だそうです。その理由は、本文をお読みください。
一緒に出てくる池松江子、というか辛酸なめ子は、娘たちが通う学校の先輩でもあり、実は講演をお願いしようかと随分悩んだそうです。ま、私は次女のその話を聞いて初めて存在を知った作家ではあるんですが。読んだ本は一冊だけ、今後何冊読むかは疑問ですが、アーチストとは知りませんでした。
次に登場する小林孝亘ですが、我が家にはこの人の作品が一点だけあります。その関係で彼の作品を扱っているギャラリーの人間である荻田徳稔さんも知っています。長女などは写真をみながら「この人、どこかで会ったことある」なんて言ってます。
都筑響一、知りませんでした、あの本の作家、というか写真を撮った人だったんですね。全く知らずに、書店で立ち読みならぬ立ち見をして、おもしろい仕事をする人がいるな、と思っていました。グールヴィジョンズとMOTOKOについては、正真正銘の初お目見え、全く知りませんでした。MOTOKOのデビューを知ると、人との出会いが芸術家には大切だな、って思います。
八谷和彦と小谷元彦ですが、八谷さんについてはNHKのデジスタを見て知った人で、当時、この人が『ポストペット』作ったんだ、と感心しました。この本には各章の始めに対談形式みたいな?人物紹介があるんですが、その内容に一番共鳴しました。
好きな映画または映画監督として新海誠監督『雲のむこう、約束の場所』というアニメを上げています。実は、娘たちとNHKのアニメを見ていて、ちょうどこの作品を放送していて、あ、アレかと思ったわけです。好きな漫画に二ノ宮知子『のだめカンタービレ』をあげているのも嬉しいです。先日、家族で13巻まで回し読みしたばかり、と肯いてばかり。
小谷元彦さんは、会田誠とならぶイケメンぶりですが、会田ほどエロくない。でも美少女を起用することについてのこだわりは、なかなかなもので、それを八谷と語るところがいいです。好き嫌いはともかく、この人たちの現代美術ぶりは、変に高等な(ヒトリヨガリな、といってもいいですが)前衛ぶりを見せていないので、とっつきやすいです。これを読んだら、是非現代美術館に足を運ばれることをおすすめします。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

担当編集者より

2005/11/06 18:56

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:平林享子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、アーティスト、写真家、デザイナー、ギャラリストによるレクチャーおよびインタヴュー集です。池袋コミュニティ・カレッジで2004年4〜8月に行われた「講座太陽 アートの仕事」でのレクチャーに、追加インタヴューを加えて構成したものです。
「アーティストになりたい」「アート関係の仕事につきたい」と思っている人に向けて、プロの方々に経験談を語ってもらい、何か指針やヒントやパワーやインスピレーションを与えてもらえたら、というのがこの講座の趣旨でした。そして、追加インタヴューでは、それぞれの方の創作活動や作品について、さらに詳しくお話をうかがいました。

「頑張りすぎる病気の藤城さんのおかげで、頑張れない病気の僕が、なんとか社会的に作家として活動できてるわけで、ある意味、僕にとっては幸運なカップリングだと思う」と会田誠さんが語っているように、アーティストを支えるギャラリストも、非常に重要な存在。なので、今回は、ミズマアートギャラリーの藤城里香さん、西村画廊の荻田徳稔さん、ふたりのギャラリストの方にも講師になっていただきました。
レクチャーでは、学生時代のことに始まり、どのような変遷を経て今日に至っているのかという軌跡、デビューのきっかけ、挫折と試行錯誤、軌道修正、転機、心境の変化、そういったことを、だいたい皆さんに共通して根掘り葉掘りうかがっています。

たとえばレクチャー01は、会田誠さん×池松江美さん×藤城里香さん。芸達者にしてサービス精神の鬼のようなお三方は、緊迫感と脱力感が交錯する不思議なテンションで、息の合った絶妙なトークを見せてくれました。ユーモアとアイロニー満載です。
会田誠さんへのインタヴューでは、「生涯一河原乞食」というアーティストとしての基本的な姿勢、会田さんのとらえる日本の芸術の特徴などが、随所に自虐的なユーモアを織り交ぜつつ、真摯に語られています。
レクチャー03は、都築響一さん。杉本博司さんの写真とチンパンジーのミッキくんの写真を比較したり、さまざまな作品を例に挙げつつ、都築さんならではのアート観がめくるめく展開します。「日本人はエロに関するクリエイティヴィティが世界一すごい」と主張する都築さんらしく、秘宝館、ラブホテル、イメクラなど、世間ではアートとは思われていないけれども日本人の創造性が素晴らしく発揮されたアレコレを紹介してくれています。また、都築さんを創作活動に駆り立てる原動力になっている怒りと使命感についても語ってくれました。
レクチャー05は、八谷和彦さん×小谷元彦さん。デビューのきっかけから今日までの軌跡、創作の基本スタンス、それから予算の問題などお金の問題についても語ってくれました。「ちゃんと機能があって使えるものをつくる」という八谷さん。小谷元彦さんは、学生時代のことから、ヴェネツィア・ビエンナーレにも出品した映像作品〈ロンパース〉の制作裏話などなど。
とにかく皆さんの言霊がギッシリ詰まった、エネルギーに満ちた本になっています。将来について迷ったり悩んだりしているアーティストの卵たちに読んでもらえば、現状を打開するヒントがたくさん詰まっていると思いますし、非常に勇気づけられると思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2 件中 1 件~ 2 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。