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紙の本
大病院の系列だからといって、安心はできない
2005/12/22 15:12
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:7ひきのこぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
大病を患って、いつ病院にお世話になるのかわからない。自分の選んだ病院は、果たして大丈夫なのか。病気になるのに、年齢には関係ない。「泥棒を捕まえて、縄をなう(泥縄)」ではないが、病気に罹ってから行き当たりばったりで病院を受診すると、とんだ“ババ”を掴みかねないし、最悪の場合、命にも係わる。そんなことのないように、本書で“予習”しよう。
「行ってはいけない病院」の筆頭格に挙げられるのは「患者への説明が不足している病院」だという。マニュアル風の“インフォームド・コンセント”ではなく、患者(その家族)がわかるような言葉で説明できる医者が、いい医者である。
次の、いい医者の条件は、「患者離れのよさ」である。自分の手に余ると判断したら、すぐに自分より適した医者や病院を紹介してくれるのは、いい医者である。ところが、なかには診断がつかないのに患者のためでなく、病院経営のために、患者を囲い込む“患者離れ”の悪い医者(病院)もいるそうだ。
「“コンビニ病院”よりも“専門病院”がおすすめ”」−小規模の個人病院なのに、3つも4つも診療科目を設置しているところは信用できない。2、3名のドクターでそれだけの診療科目を診るのは無理がある。その点、私のかかりつけの診療所は内科と小児科しか掲げていない。必要なときは、某大学病院への紹介もしてくれるはずだ。
ただ、私にはいざというときのためにもうひとつ、用意しなくてはならないことがある。本書では「セカンドオピニオンは必ず受ける」べきと書いてあるが、大概の人はセカンドオピニオンを、どこで受ければいいのかわからない。もちろん私もそうだ。大病そのものが将来のことで、まだ罹っていないのに、セカンドオピニオンを受ける病院など決められない。もっとも、探すヒントは本書に載っている。それは「セカンドオピニオンは系列の異なる病院で」である。
「日本の病院は、たとえば、東大系、慶大系、京大系などの系列に分かれている。日本の医療界には大学の序列や派閥が深く値を下ろして」いるから、どうしても同系列の医療方針に異議を唱えられない雰囲気がある。その点、別系列なら、はっきりと言えるようである。
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