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内容(「BOOK」データベースより)
児童虐待の急激な増加で、生みの親と暮せない子どもを預かり育てる「里親制度」が見直され始めた。血のつながらない里親子が心を通わせていく様子から、親とは、家族とは何かを考える。
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初めて里親のことを知った。
里親はすごい。
里子もすごい。
私は定年後もできれば子どもに関わる何かをしたいと思う。
学びになった。
2008年06月06日読了。
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里親をしている人のケーススタディ。
やや、著者の文章力が足りないと感じる場面もあった。
また、中盤以降は、マンネリ化してきた感じがした。
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[ 内容 ]
児童虐待の急激な増加で、生みの親と暮せない子どもを預かり育てる「里親制度」が見直され始めた。
血のつながらない里親子が心を通わせていく様子から、親とは、家族とは何かを考える。
[ 目次 ]
第1章 里親を志した日
第2章 子育ての喜びを味わう
第3章 中途養育は難しい
第4章 虐待を受けた子どもを育てる
第5章 いろいろあって家族になった
第6章 子どもを社会に送り出す
第7章 里親制度を推進していくために
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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今年よく考えるのは「家族とは何か」だ。
もしかしたら定義できないのかもしれない。
広辞苑では家族を以下のように定義している。
「夫婦の配偶関係や親子・兄弟などの血縁関係によって結ばれた親族関係を基礎にして成立する小集団」
この一般的な家族がいない子どもたちは「家族」(前者とは違うという意味で「」をつける)をどのようにとらえているのか。生まれてからすぐ施設に入り、親や兄弟に会ったことがない子どもたちにとって「家族」ってどんな存在なんだろう。これが最近の問いである。
本書は施設で育った子ども達の養育里親になった人たちのエピソードが記されている。(養育里親と養子縁組は異なる。後者は養親と養子が同じ戸籍なのに対して、前者は別である。前者は法的に家族ではない。養育里親は育てられない親の代わりに一定期間子どもを育てるものである。子どもが18歳(延長20歳)でその関係もなくなってしまう。詳細は以下URLの図がわかりやすい。
http://child-abuse.main.jp/chigai.html)
本書ではほとんどが母親を対象としてインタビューをしている。だからなのか、表現が豊かで愛情にあふれた言葉が所々にあるのがいい。これが愛ってやつなのかなぁ。例えばこんなかんじ。
・彼(里子)がいつか私たち夫婦お否定することがあっても、根っこの部分に、私たちと暮らした経験があったら、それでいいのです。一ヶ月でも一年でも、親子関係が楽しいと思えたら、お互いにとって無駄な時間ではなかったと思います。私たちが彼にとって、蹴っ飛ばせるだけの根っこになれたらいいですね p.20
・(里子の)男の子の写真を渡されてからは、エプロンのポケットに入れ、仕事の合間に取り出しては眺めた。 p.23
・父は「血がつながっていなくても、子どもをいとおしいと思える気持ちは、俺がいちばんよく知っている」と。実は、私が高校生のときに母が再婚したので、父とは義理の仲なのです。 p.73
本書の欠点はタイトルと中身がマッチしていない点だろう。里親のインタビューを通して心情や養育過程は明らかになったが「家族をつくる」というのが曖昧。また、養育里親がどういうものなのかという説明が皆無のまま話が始まってしまう。そして最後の章(7章)だけ、里親制度について触れている。例えば、児童相談所の職員が里子と里親を結びつける(私は家族が自身の人格形成に大きな影響を与えると捉えているので、これには大きな「責任」を感じてしまう)ことなど。けれども紙幅の都合なのかどれも簡潔にし書かれておらずが、物足りなさが残る。私がタイトルをつけるなら『里親の語り』だな。こんなんじゃ売れないか。
(まっちー)
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里親関連の本はたくさんあります。どれもいいけれど私はこれをオススメします。時々読み返すと、はやる心を抑え切れなくなります。