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“花嫁募集―当方、健康な牧場経営者。子供好きの地道な女性求む”ある地方紙の募集広告にマデリンはたちまち興味を持った。広告から読み取れるのは、この男が子供を産む道具と働き手を兼ねた妻を求めていることだけ。呆れるほど正直なその文面に、彼女は怒りよりも清々しさを覚えた。いったい、どんな男なのだろう?優雅な都会生活にうんざりしていたマデリンはミスター・ダンカンの待つモンタナへと旅立った。小さな冒険を胸にときめかせながら。
「花嫁募集」広告をだしたヒーローと応募したヒロイン。
二人とも出会った瞬間に惹かれあったものの、ヒロインはニューヨークで裕福な暮らし。かたやヒーローは離婚の歳に財産を取られて赤貧。どう見ても牧場暮らしに向かなそうなヒロインだけど、それでもヒーローはヒロインが欲しくて、ヒロインもヒーローが欲しくて結婚。
ヒーローは不幸な離婚の影響で愛を信じないし、一人で牧場を経営している苦労から頑固で自己中心。ヒロインは都会暮らしよりも田舎暮らしを愛する、逞しくて積極的な女性。
どうみてもヒーローよりもヒロインのほうが人間が出来ているし、上等。やるべきこと、やらなくてはならないことがわかっている。ヒーローの出した条件も理解しているけれど、それにただ従うのではなく、きちんと自分を主張するし、ヒーローを変えようともする。なによりヒーローを愛している。そんなヒロインをヒーローは信じられない。まったく「二本足で石頭でろばそっくりの行動をするもの」なヒーロー。けれどヒロインが牧場を出たことで、ヒーローはヒロインや自分について必死に考えることになる。また前妻の告白もあって、ようやくヒロインが前妻とは違うこと、ヒロインが望んでいること、自分が望んでいることに気がつく。ぐずだけど持久力のあるヒーロー、愛してるの言葉でハッピーエンド。
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Duncan's bride
花嫁募集。という広告を読んだ、優雅な都会生活にうんざりしていたマデリンと、心に傷を負った牧場主ダンカンの話。
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アメリカって花嫁募集の新聞広告を出せるのね・・・って妙にかんしんしてしまった。
牧場主ダンカンが馬のように働く花嫁を募集して、応募したのが都会のお嬢様マデリン。
絶対勤まるわけないだろって思いつつ、結婚。
ヒロインは最初からヒーローを愛してますが、ヒーローはそれに気づきません。なぜなら最初の結婚ですっごいトラウマを抱えてるから。
ヒロインがスーパーウーマン。都会生活しかしてなかったはずなのに自然が厳しい環境で肉体労働も厭いません。私には無理だわぁ。
ヒーローの先妻の行為で、真実の愛に気づき、それをヒロインに伝えたヒーローが素敵なんです。
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前妻とのドロ沼離婚で精神的にも経済的にも傷付いる田舎の牧場主のリースと、都会暮らしに違和感を感じているマデリンの二人が主役。
『花嫁募集』の募集広告で、愛情抜きの結婚(再婚)をしようとするくらい疑心暗鬼のリースを一途に想うマデリンはとっても素晴らしい女性で好感が持てる。
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すごく面白かった。
ほとんど二人だけで農場の中で、お話しがすすむのに飽きない。二人のやり取りが良いので、思わず原書を注文してしまった。
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ヒーローのリースと、ヒロインのマデリンが出会ったきっかけが、「花嫁募集広告」だったという設定が、なかなか凄い話だなぁ…と感じました。
お見合いでも結婚紹介所でもない訳ですから、相手がどんな人物でどんな人柄かの保証もありませんし、なにかしらの悪癖を持っているかもしれないという可能性も十分ありえます。それなのに、ろくなお付き合い期間も無しで、結婚を決断してしまった2人には驚いてしまいました。お互いに一目惚れだったとしても、思い切った行動すぎです。
リースは、離婚暦があり、かつての妻に手酷く裏切られた経験により、かなりの女性不信に陥っています。傲慢で石頭なヒーローです。
離婚時に、前妻に支払わなければならなかった大金のせいで、所有している牧場の規模がかなり小さくなり、一度は経営自体も危うくなってしまい、ようやく経営を立て直し始めた状態のリースは、マデリンとの結婚前に、仮に将来離婚することがあっても、お互いの財産はそのまま守られるという契約を、彼女に求め、その後も彼女に対して、なかなか気を許そうとしません。
一方、マデリンは、「前妻と自分は違う。彼女のツケを自分に払わせようとしないで。」と強く主張しますが、もっともな話です。
ヒーローのリースは、牧場の所有権を気にするあまり、マデリンのことをきちんと公正な目で判断することができなくなっている悲しい人だなと感じました。
それに比べて、マデリンは働き者で聡明で美しくて、ヒーローにはちょっともったいないくらいの女性です。
ヒーローは、かなりの石頭ではありますが、バカでは無いので、自分の過ちとマデリンに抱いている愛情、そして彼女が彼に求めているものに、最後はきちんと気が付いてくれます。なかなか読後感の良い作品で、面白かったです。
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ロバ並頑固ヒーロー x 都会っ子おしゃれヒロイン in Montana
ヒーローかたくな過ぎ。それに耐えるヒロイン偉すぎ。
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“花嫁募集――当方、健康な牧場経営者。子供好きの地道な女性求む"ある地方紙の募集広告に、マデリンはたちまち興味を持った。広告から読み取れるのは、この男が子供を産む道具と働き手を兼ねた妻を求めていることだけ。呆れるほど正直なその文面に、彼女は怒りよりも清々しさを覚えた。いったいどんな男なのだろう? 優雅な都会生活にうんざりしていたマデリンは、ミスタ ー・ダンカンの待つモンタナへと旅立った。小さな冒険に胸ときめかせながら。(Amazon)
他のロマンス小説と違ってページ数が半分くらいですが、きちんとまとまってるし、とても読みやすい文章で最後まで飽きずに読み終えることが出来ました。
貧乏農家✖️都会のキャリアウーマン
農場のことになるとカッとなるところが、少し理解出来ない所もありますが、人それぞれ大事なものは違うし、そうなってしまった背景もきちんと、かかれています。
濃厚なシーンもロマンチックです。