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紙の本
シリアスな青春物
2006/10/22 02:02
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田陸の作品はこれが初めてです。
最初は少女漫画や少女小説を彷彿とさせるなという程度の印象でしたが、丁寧な心理描写や風景描写に心を打たれ、次第にのめり込んでいきました。
終わり方も実に爽快です。筆力の高さに脱帽。
単なる青春物ではなく、言わばシリアスな青春群像劇。
電子書籍
歩行祭っていいなあ
2023/01/13 19:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ワケありの異母兄妹が歩行祭イベントの中で、お互いのわだかまりを解いていくのが物語のメイン。気のいいクラスメートたちのやり取りも温かい感じで読後感も良い。
紙の本
三一致の法則
2022/10/15 10:36
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランスの古典演劇の規則の中に三一致の法則”一日の間(時間)に一か所(場所)で起こる一つの事(筋)を扱うべき”というのがあるが、この作品はあえてその制約を自らに課し、その制約の中で存分に青春の心を歌い上げている。大変に筆達者な作品だと思う。とは言うものの私自身は何故かこの作品にのめり込むことができなかった。
電子書籍
学生
2022/08/12 06:00
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投稿者:ひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校の卒業前に、80kmを徹夜で歩くという、単純だけど大冒険にもなりえる「歩行祭」というイベントの話。ちょっとミステリーな部分もあって、高校時代の青春を感じる作品でした。
紙の本
青春小説の傑作
2021/11/23 16:02
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2005年本屋大賞受賞作。一昼夜かけ80キロを歩き通す北高の伝統行事・歩行祭。東京駅から東海道を戸塚往復に相当する長丁場。高校3年生の登場人物らが語り考えたことのみで構成される。疲れと闇に包まれる夜がそうさせるのか、普段なら決して口にしない会話が繰り広げられる。ことに貴子と融にとっては、ずっと抱えていた蟠りだが、実は越えるのは容易な事だった。そして永遠に続くかと思われる歩行祭にも終わりはあり、やがて別々の方向に歩み始める。様々な意味で人生の縮図のようです。読了後は自分も歩き通した錯覚に陥る。大満足の一冊。
電子書籍
ここから入りました
2020/06/20 16:05
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投稿者:明日のことは明日に今日のことも明日にしよう - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田陸さんの本はこれが最初でした
たしか本屋大賞取ってましたよね
きちんとした、背景描写や、伏線の回収もしっかりあって
最後まで飽きさせない展開でした
映画にもなってましたよね
紙の本
青春の踏破
2020/04/14 21:07
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
24時間かけて80キロ先のゴールを目指す、高校生たちはそれぞれ何かを背負っています。異母きょうだいへの複雑な思いを抱える貴子が、一歩踏み出していくラストが清々しいです。
紙の本
懐かしく切なく
2019/09/21 20:22
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな高校生活とは真逆な学生でしたが結末が気になりドキドキしました。歩行祭みたいな行事がなくて良かった・・・あの頃でもこんなに歩けない。
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切ない
2017/11/14 16:11
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投稿者:いとさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもたちにはなんの罪もないのに、多感な時期にこんな環境。とても切ない。
水戸一高の行事がモデルなのかな??
紙の本
青春小説にしては
2017/10/23 16:12
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
青春小説にしてはちょっと重たいと感じる部分もありましたが、「歩行祭」というベースはまさに青春そのものだなと思います。
紙の本
青春モノ
2017/08/29 22:08
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投稿者:がきんちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
直木賞受賞作家の作品ということで読むのが楽しみでした。
青春感だけでなく、しっかりと練られたプロットや
登場人物像などとても楽しく読むことが出来ました。
高校時代を思い出しました。
紙の本
青春一気読み
2017/07/09 14:00
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投稿者:にそにそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただ歩くだけの学校行事の中で渦巻く感情の描写にはとても疾走感があってハラハラして一気に読んでしまいます。
電子書籍
青春ドラマ的小説
2017/06/25 08:52
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さて、この『夜のピクニック』は賞を取った作品だけあって、とても面白かったです。他の作品にあった幻想的な「恩田ワールド」とも言うべき様な味わいはなく、ちょっと教育委員会推奨図書のような高校生らしい青春の一コマを描く小説でした。
全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事「歩行祭」の間の出来事が描かれているのですが、こういう行事でありがちな生徒たちの普段とは違う「濃密な時間」が生き生きと伝わってきます。主人公の甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するためにこの歩行祭に望みます。彼女ばかりでなく、いろんな子たちが歩きながらいろんなことを考えます。友人関係、家族関係、将来のこと、気になる異性とか、「なんだってこんな時間にこんなところ歩いているんだろう」と何度も自問したり、「誰がこんな歩くだけというばかばかしい行事を思いついたのか」とか。疲れすぎて段々ハイになっていく様子とかも面白いですね。それでも終わってしまうと、あっという間の出来事のように感じてきて、なぜか楽しかった思い出だけが残るとか。なんか、「青春だ~」という感じがしました。
紙の本
みんな悩んで大人になる
2016/07/29 23:39
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投稿者:ぴーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
青春時代の葛藤、それを取り巻く友情
そういったものがぎゅっと詰まった一作。
青春時代にこんなことがあった、
こんな話をよんだことがあった、
そんな既視感を覚える人も多いのでは・・
私の学校には夜通しの強歩行事はありませんでしたが、
どこかになつかしさを覚える作品だと思います。
すっと入ってきて、すとんと腑に落ちる。
そういう本でした。
紙の本
夜のピクニック
2015/08/30 23:03
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投稿者:Carmilla - この投稿者のレビュー一覧を見る
星の数多ほどある「青春小説」の中でも、この本は最上位にランクされる作品の一つである。2006年に多部未華子主演で映画化されたので、それをご覧になった人も多いと思う。作者の母校は毎年、丸1日かけて歩く行事があるが、この小説はそれを舞台にしている。また映画では、実際に作者の母校である水戸第一高校でもロケが行われ、同行の生徒もエキストラで参加している。
何故この作品は多くのファンを獲得しているのか?主人公の生徒たちは内心ではいろんな葛藤を抱えているが、それをストレートに出す描写はあまり多くない。最大の眼目はヒロインと男子生徒の意外な関係だが、どんな関係なのかはネタバレになるからここでは触れない。
一読してわかることだが、ここで書かれているのは「美しい友情」「連帯」であり「いじめ」に代表される、陰湿でどろどろした人間関係が描かれることはない。作者は、よほど恵まれた高校生活を送ったのだろうということが垣間見えるが、こういう高校生活を送れる人間はごく一握りに過ぎない。管理人はどうですかって?それは聞かないでくださいよ。お察しください゜(゜´Д`゜)゜。