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1969年アポロ11号の二ール・アームストロングが人類初で初めて、月面に降り立った時、あなたは何をしていましたか?
生まれていなかった?それに、
世界史や、社会の時間にもアポロ計画のことも受験に関係なかった・・・ですか。
今から37年前・・著者のアンドリュー・スミス氏は10歳。
彼はアポロ11号から17号までの12名の月面歩行の宇宙飛行士のうち、現在生存する9名の飛行士に彼等が生存するうちに直接、取材・生の声を聞いておこうと決意する。
アポロ計画とは何であり、どんな意義があったのか?彼等の旅で彼等は何を見、感じ、彼等の
何が変化したのか??ヒーロー達の波瀾にみちたその後の人生
などのノンフィクションは価値ある内容だ。
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アポロ飛行士達のその後を書いたドキュメント作品
アポロ宇宙飛行士達のインタビューをまとめた内容
どうもこの作者は脇役に徹することが出来ないようで、インタビューに行くまでの己の苦労話や描写、感情を綴るのに頁を割きすぎている節があるが、上巻ではそれがまだそれなりに作用している。
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アポロ計画で月面に降り立った人類は12人。少年時代にアポロ11号の月着陸を経験した著者が、生き残りの9人の「ムーン・ウォーカー」を訪ねます。アポロ計画そのものでなく、その後の宇宙飛行士の人生にスポットを当てたユニークな切り口。
NASAに留まって宇宙開発に取り組んだのは少数で、彼らの多くは民間に転出し、中には画家や伝道師になった宇宙飛行士もいます。離婚を経験した宇宙飛行士も多く、現在のNASAの手厚い家族サポートの体制はこうした苦い経験から生まれたのかと納得。
宇宙飛行士を訪問する過程の記述で、著者の経験や思い入れに多くの頁が割かれていて、当時の文化的背景が分からないと雰囲気がつかみにくい部分があります。星2つにしたのはそのためで、内容は面白いです。
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宇宙飛行士のその後もいろいろ。
アポロが初めて月着陸を果たしてから40年が経ちます。小学生の頃、月着陸の様子を絵日記に書いた記憶があります。子供心にこれは人類史上記録に残る大事件であることが判り、アームストロング船長は、宇宙旅行を夢見る子供たちのヒーローでした。
しかし、月着陸を成功させた合計12人の宇宙飛行士たちには「その後」がありました。
この本は、月に降りた宇宙飛行士に面会し、アポロ計画の意義と彼らのその後の人生を追ったノンフィクションです。表向きは紳士らしく振る舞う彼らも、誰が最初に月に降り立つかで駆け引きがあったり、お互いの行動を羨んだり妬んだりと、普通の人間であったようです。
そういう裏事情や多くのエピーソードが語られます。
総じてムーンウォーカーとしての成功が、波瀾万丈の人生を送らせる結果になりました。世界を驚愕させるほどの成功者になったのに、その後に歩んだ人生は必ずしも幸福に見えないのが、この本を読んだ印象です。