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<目次>
はじめに
第一部 ルーツ探し 基本編
第一章 苗字とルーツ
氏と姓/苗字と名字/「必ず苗字を付けよ」という法律/苗字の数は三〇万!/苗字のタイプを知る/「鈴木さん」がたくさん住む島/熊野信仰と鈴木/五〇通り以上の表記/義経人気にあやかった姓/二〇姓のルーツを探る(佐藤、高橋、伊藤、渡辺、斎藤、田中、小林、佐々木、山本、中村、加藤、吉田、山田、山口、松本、井上、木村、林、清水、山崎)
【苗字に関する参考図書】
第二章 家紋とルーツ
紋所イコール家紋/数は二万種類/家紋は苗字の代名詞/伊達家は家紋のデパート/家紋の変化パターン/家紋の分類/家紋からルーツを探る
【家紋に関する参考図書】
第三章 家系図・お墓・位牌の基本知識
戸籍と除籍簿/公的文書としての家系図/檀家の名簿/検地帳/名寄帳/五人組帳/分限帳/資料をどこで探すか/お墓からルーツを探る/戒名からルーツを探る/戒名の構成/さまざまな戒名/位牌は「小型のお墓」/位牌の種類・形状/系図の形式
【家系図に関する参考図書】
第四章 ルーツ探しの基本行程
ルーツ探しの手順/戸籍・除籍謄本を取る/戦前では隠居をすると子や孫の戸籍に入ることが多かった/旧土地台帳の調査/お墓の調べ方/傍系のルーツ探し/資料の調査、郷土史家への取材/元禄期の先祖を探し当てる/ルーツ探しの意義/仲間がいると心強い
第二部 ルーツ探し 実践編
第五章 親戚に取材して探す
ある小学生の挑戦/二万七〇三位の苗字/地名と苗字との関連に気づく/方針を立てる/首都圏に住む十日市さんにアンケートを送る/伝説との混同?/小六の女の子の編集力/自宅にあった永代過去帳/気丈だった養母/菩提寺を訪ねる/十日市家発祥の地?/全国各所にある十日市/豊崎の十日市家/南部藩との関わり/本家を訪ねる/地域のリーダーシップを取ってきた歴史/郷土史家の視点/家紋の意味するところ/「貸元」的な存在だった?
第六章 口伝・お墓を頼りに探す
祖父の研究を継ぐ少年/二四通りの「のうみ」/口伝を整理する/お墓から読み取れること/土地を失う/乃美元信の発見ある若武者の運命/敗者の視点から推理する/過去が映りこむ街/浦宗勝の居城/戒名からうかがう盛勝の生き様/石風呂に浸かって古に思いを馳せる/乃美氏の居城
第七章 ルーツ探しの最強集団
熟年世代の熱気あふれる現場/腹巻から服巻へ/日本茶発祥の地がルーツの地か?/父の遺した謎めいた言葉/なぜ先祖の墓地に切支丹の墓が…/栄光の後の苦難、そして殉教/ザビエルの子孫と対面
第八章 グローバルなルーツ探し
系図が検索できる図書館/外交資料館の存在/家族の絆を深める親族会/先祖はお雇い外国人/明治期の国際結婚/琵琶湖畔の町で/ルーツ探しの依頼は誠意が肝心
おわりに
***
第一部は先祖探しのノウハウ、第二部は実際に先祖探しを行った人たちのレポートです。先祖探しがしたい!って方は、第一部のみで満足するんではないかな、と。
苗字や姓の話をもっと聞きたかったのですが、���っぱり一部の苗字や姓に偏っちゃうのは仕方ないのかなーとも…。二十の姓についての解説も「こんなもん?」と私は物足りなかったので、☆二つで…。