投稿元:
レビューを見る
中高年以降のキャリアデザインにスポットを当て、最近ホットな「プロフェッショナル」の要件も盛り込んだ内容。基礎編とあわせて必読。
【メモ】老年期のキャリアデザインについての本は皆無に等しい・個人差が激しいためか / 日本のビジネスパーソンの弱みはミドル期の成長が鈍いこと / プロの類型:ビジネスリーダー型(経営)、プロデューサー型(価値創造)、エキスパート型(特定専門領域)/ プロの意味合い:?職業人、?自己と仕事を同一化する意識、?独占的権限、?職人技(「デーミオエルゴイ」が起源)トンプソン、専門化の類型:?課業の専門化(スペシャリスト)、?人の専門化(プロフェッショナル) / プロを自覚する人材全体の69%が顧客接点系 / プロ意識3つの構成要素:?自己概念、?専門技術・技能認知、?他者認知 / プロ意識向上経験:退路遮断、ささやかな成功実感、仕事の視界変化、一流との接触 / プロになる五段階:⇒⇒仮決め⇒見習い⇒⇒(以降がプロ)本決め⇒⇒開花⇒無心 / 若いうちの経験がない段階での内省はそこそこにして、行動を先行させないとキャリアデザインができなくなる / 社外活動をし、同じ分野のプロの中で鍛えられ、人間関係をつくり、「コミュニティのようなもの」を形成する。その仲間との情報交換や競い合いがプロをプロたらしめる。/ プロの学習機会は圧倒的に社外にある / サード・ロジック(フライドソン):第一(自由市場)の論理⇒第二(管理)の論理⇒第三(プロフェッショナリズム)の論理 / 知識基盤:良質の入門書(幹)⇒参考文献(枝)⇒実用書(実)、調べながら読む、一度に集中的に読む、アウトプット / エクステンション・スクール / 知らないことの罪 / 吸収する学習から考える学習へ、本を読みながら本を読まない・著者と議論する / 考えるスタイル:読む、書く、話す、描く、歩く / 資格分類:業務独占資格、設置義務(必置)資格、能力検定型資格 / 200時プロフィールをまとめてみる:?最終学歴・取得学位、?職歴・役職経歴、?所有資格・受賞歴、?公的役職の履歴、?教歴、?著作・論文 / 仕事の一部を担うという山まがいのもの(スペシャリストの範疇でとどまってしまう仕事)/ 創造的生産性(シモントン):仕事開始から約20年でピーク / 綸言、汗のごとし(礼記)/ 相手が自分のことを好きか見極めるときのポイント(マーラビアン):内容7%、表情55%、声38% / 30分完全分割のスケジュール / 山登り後の選択:?現役継続、?後進指導、?他の専門領域に挑戦、?リタイヤ / 知能と年齢の関係(シャイエ):結晶性知性(経験を活かす)、流動性知性(新しいことを覚える)/ エリクソンの心理社会的人生段階 / 老人的超越性 / 書籍で紹介されたキャリアデザインは一つの標準モデル(型)にすぎない / 仕事にもっと期待しよう。仕事はキャリアデザイン次第でもっとおもしろくできる
投稿元:
レビューを見る
【目的】
【引用】
【感じたこと】
【学んだこと】
無知は罪。
本はアウトプットするつもりで読む。
専門知識を得るために投資する。
腹を決める。
山を登るのは専門力。
投稿元:
レビューを見る
南井所有。
どのようなキャリアを描いていこうか迷っていたときに手に取った本です。
「キャリア」というものを長い目で考えることが出来ます。
読みやすいですし若い方にオススメです。
投稿元:
レビューを見る
今年に入ってからずっと自分のキャリアについて悩んでいる。
現在の仕事に充実感をあまり感じられなくなって、
このままでいいのかなあ、とぼんやり考える・・・。
(このぼんやり考えるってのがダメなんだろうけど・・・、
もっと真剣に考えなきゃ)
この本ではビジネスプロフェッショナルを、
安定的に業績をあげられて、常に合格点以上の成果をあげられる
そのための知識・技術や態度が求められる
十分な経験を積んでいる
「職業倫理」を持つ
その道の専門家としてやっていくという「腹決め」ができている
と定義している。
んー、特に「腹決め」ができているか、
というところがひっかかる。
これができてこそ、仕事のレベルも上がっていく、
根本のところのような気がする。
さらに、この本では、プロ意識を向上させる経験として、
①退路を断つ、もしくは断たれる
②ささやかな成功体験
③視界の変化
④一流のものとの接触
を挙げている。
納得。
「腹決め」をする時期にきている、そう思う。
それに向かって、①~④の経験をいかに作っていくか、
能動的に動いていく必要があるとも思う。
今動かないと漂流してしまう。。。
投稿元:
レビューを見る
30歳移行のキャリアデザインについて記した本はあまりなかったと思うので有益な内容が多かった。
自己啓発的な内容と調査結果が混ざり決して全てが役に立つという訳ではないし、対象があくまでも大企業に在籍しているサラリーマンという感じだけど、参考になる内容が多かった。
投稿元:
レビューを見る
基礎力編と比べると、少し雑ぱくな印象が否めませんが、それでも各ステージ別の分析は、それなりに整理されているように感じました。
ただし、師弟を説くところは面白く読みました。特に「師弟関係の成立というプロセスなくして、真の創造活動は行われない。」「師は、自分が一人前になっても、さらに高い厳しい目標を提示してくる。一般に師は要望性が高い。」など。
他に、興味深かった記述。
・吸収する学習から考える学習へ
・5つの考えるスタイル(読む、書く、話す、描く、歩く)
・「できること」「やりたいこと」「やる価値を感じること」の全てを満たす山を探す。
・流動性知能のピークは53歳、結晶性知能のピークは、60歳。
・少しやり残したことがあるくらいが最高の人生かもしれない。
・歳を重ねれば重ねるほど、職務経歴書は短くなるはず。
投稿元:
レビューを見る
基礎力編に続いて専門力編も読みました
「プロフェッショナル」と「スペシャリスト」の違い・・・
興味深かったです
一見、同じように感じてしまうのですが、その違いは大きなものです
30代後半から自分が「プロフェッショナル」で行きたいのか
「スペシャリスト」で良いのか・・・難しいところです
基礎力編は何だか希望を持って読めたのですが、専門力編はちょっと暗い気分で
読んでしまいました
それは自分はまだこの本の言うところの「山登り」に移行できないでいるから
だと思います
一生このまま「筏くだり」のままかも知れませんね・・・
この先、40代になっても私は「筏くだり」をしていて、漂流してるかも知れません
怖いな・・・
投稿元:
レビューを見る
40歳以降のキャリアについての本。
・プロ意識の構造
自己概念(自分はこうありたいという自覚)
専門技術(専門性についての自覚)
他者認知(他者からどうみられているかの自覚)
・プロ意識を向上させる経験
①退路を断つ。もしくは断たれる
人は追い込まれた状況にプロ意識を向上させることがある。
腹決めなくして優れたプロにはなれない。転籍や未昇進などもプラスに転化してプロ意識の向上に結び付けられることがある。
②ささやかな成功体験
こだわって取り組んだ仕事が良い結果を導き出すとプロ意識向上の歯車が回りだす。
③視界の変化
ラインからスタッフへの異動や海外、地方への転勤、関連会社への出向、まったく資本関係がない会社や官庁への出向、留学などさまざまなバリエーションがある。今までの仕事を客観的に見直すよい機会になる。起業のトップに上り詰めた人はリーダーシップを磨くきっかけとなった出来事として、この視界の変化を挙げる人が多い
④一流のものとの接触
とてもかなわないような一流の仕事や人物に触れること。
・プロの学習機会は圧倒的に社外にある。自ら求めない限り得られない。会社はそのような行動を認める・許すにすぎない。
・40歳は基礎力を完成させて卒業する年齢。
このころまでに身につけておかないと後には身に付かない。
投稿元:
レビューを見る
プロフェッショナル・専門性・人生の終末に向けてのキャリアデザインについて解説。
高齢者が増えていること、定年延長に伴いワークライフが多様性をもってくることにそれぞれがどの選択をするかを考えさせてくれる。
自分自身の残りの人生をいかに進めていくかを考える良い機会を与えてくれた。
投稿元:
レビューを見る
以前読んだ本の続編。今回はキャリアの後期に重きをおいているので、ちょっと想像しにくいところが多かったけど、キャリアデザインをすることが人生の後半により大きな影響を与えることが分かった。
『上の立場に立つ人とそうでない人とで、最も違うのは問題解決ができるか、適切な判断ができるかということ~』という部分がいちばん印象に残った。自らがプロになる分野を定め、その階段をのぼり続けることで上の立場に力が養われる。要は、自分の適性が見極められないからといって、いつまでもボヤボヤしてちゃいけないんだろうな。不安は絶対にあるから、不安を感じながらも選択をすることが大事なんだと思う。
投稿元:
レビューを見る
人生を30代後半までの筏下りの時期と
それ以降の山登りの時期に分けている。
こちらは山登りの時期にすべきことを書いてある。
順調に行っているケースばかり書いてあるなあと思ったら、
上手くいかない人の場合のこともちゃんと書いてあった。
ただし、優雅なセミリタイアのようになっていたので、
蓄えが無い人は別の本を読めということなのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
40歳からのキャリアデザイン。20代、30代とは異なるキャリアの方向付けと着地点を考えさせられる一冊。
投稿元:
レビューを見る
前編が学卒直後、後編が四十代対象で微妙に中間の年代が抜けているが、あまり類書がない分野なので参考にはなる。
プロフェッショナルとスペシャリスト(エキスパート)は違うというのは何となく分かっていたが、きっちり説明されていて自分なりに整理出来たことが収穫。
何となく、私はもう手遅れであきらめなさいという現実を突きつけられた感じかも・・・
投稿元:
レビューを見る
キャリアデザインにあたっては、キャリア形成初期に基礎力をつけることが重要と説かれたのが前書。今回は登る山の決め方、すなわち何をキャリアのコアにするかについて解説されている。
当社でも40歳を過ぎてもローテーションによって動かされている方が少なくない。勿論、悪い面だけではないが、社外でも通用するという人材はどれほど養成出来るのだろうか。終身雇用が前提であるから今は心配要らないかもしれないが…。
投稿元:
レビューを見る
今回は40代以降のキャリアの描き方についての著者の、見解が。
読後に思うことは改めて、今の筏下りの時に何を考えて過ごすかとということ。
仮説と検証を繰り返すためにも、目的持っていきよう。
それらを常に考えねば。