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この方の作品は初めて読みました。
ヒロインが自傷することで技を使う時点で「この作品は読めない」と思ったが、童話関係の資料をきちんと漁っているらしいその内容には感心した、ので、その誠意に敬意を払って最後まで読んだ。
若干独特の文体性格はあれども、きちんと文章を書く能力はあるらしい。
ただ、その作品の方向性は受け入れられないかもしれない。
物語であれ何であれ、登場人物が片っ端から傷つけられたり死んだりする話は苦手で、読んでいてあまり良い気分がしない。
特にこの作品はその殺し方、死に方自体が異常すぎるので、どこかにそういった雰囲気の内容であると暗示させるような一文が欲しかった。
絵柄と筋書きを読んだだけでは、このような内容とは思わなかっただけに、一部分でそういった表現が続くのならともかく、本文中かなりの割合でそういった表現が続いていたのは自分には結構辛かったので。
続きを読むかは二巻を読んで決めたいところだが、また残酷描写が多いようだったら継続して読むことはないかもしれない。
内容で使われていた童話関係の資料の正確さは評価できるが、残酷描写が多い点で読み手を選ぶと思ったので星三つ。
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「夜魔」は買ってなかったので、久しぶりの甲田さんの新刊。
Missingからの痛いホラーな雰囲気は更にとぎすまされていて、駄目な人はとことんダメだと思う。
あと、たまに紛れ込んでくる民俗学の蘊蓄とか結構好き。
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一巻目からグロいな、と思いつつ。今後どこまでいくのかなーとりあえず、挿絵はやはり翠川さんがよかた…ぐすん
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私の昔から通っているサイトの方がイラストを書かれていて、とても気にっています。
しかも作者が甲田さんなので二重に楽しめます。
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「Missing」を手がけた甲田さんの最新作です。メルヘン*1、ゴスロリ、グロ。久方ぶりに読む甲田さんの文章は、やっぱり惹き付けられます。
まあ相変わらずの民俗学系への語りは凄まじくてここまでやられると爽快なわけですが、でも最後の方はちょっと文章意図的に切ったんじゃないかなあと思うような終わり方で。最後の戦闘後からのエピローグがあれだけ短いのは編集に切られたんじゃないかと思ったのですが、さてどうなんでしょうね。
まあともあれ、時間が楽しみなお話であります。
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カス。
Missingがあまりにも神過ぎたのか、今度はケツからひりだした排泄物のような作品。
最近の流行を取り入れて甲田風にしましたよ、ってだけの作品。
星一つでも多いわ糞が。
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着眼点は良いと思うし、設定も良いと思う。
ただ、甲田先生の作品を初めて読む読者は前半で投げ出したくなるだろう。
前半が非常に退屈なのだ。
文章のミスというよりも無駄な文章が多かったり、設定用語が多すぎてしかもその説明が一気に詰め込まれていて読むのが苦痛だ。
これは非常に痛い。小説は前半勝負ということは、小説の中では基礎なのに。
後半は盛り返しただけに本当に残念な作品だ。
灰かぶりを元にして、人間の狂気を表しているのは中々だし、後半に入るとまだ無駄はあるものの、前半よりはまとまっていて許容範囲だ。
総合的に見れば面白いが、やはり前作missingと比べるとやや劣る。
彼らしい詩的で丁寧な描写が今回はおざなりである。
設定は面白いので、あとは焦らず、読者がどうしたら読みやすいかを考えてくれれば良い作品になると思う。
とにもかくにも?に期待といったところか。
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友人にお借りしました。
一言で表現するのならダークメルヘンといった感じでしょうか?
でもやっぱりホラーとかに分類したくなる。
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悪夢の幻想新奇譚。作者が言うにはあくまでメルヘンだそうです。メルヘンの定義ってナニ? 日常に浮かぶ狂気の世界をトリドリに演出します。
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2006, 7,?? 読破 + 最初から大量の専門用語で無理やり感が否めなかった。ストーリーがワンパターンになりかけている。キャラクターにあまり魅力が無い。
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曰く、この世界に存在する怪現象は、全て<神の悪夢>の欠片である。この悪夢の泡は人間の意識に浮かび上がると、急速に人の恐怖や悪意や狂気と混ざり合う。そして、現実世界を変質させながら溢れ出し、悪夢の物語を作り上げる。
だが、浮かび上がった悪夢の泡が非常に大きかった時、個性が希釈されて物語の『元型』に近くなる。明示的、暗示的、様々な形で『昔話』や『童話』のエピソードに似たものになる―。
普通であることが信条の白野蒼衣と、過去を引きずりつつ悪夢と戦う時槻雪乃。人間の狂気が生み出した灰かぶりの悪夢の中で出会った二人が辿る物語とは―!?
鬼才が贈る幻想新奇譚、登場!
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Missingの作者の新作シリーズだそうで。
普通に買ってしまいました。
相変わらず怖い雰囲気。
そして地味にグロイ。
ただホラー読み物としては
かなり良い出来です。
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本来のグリム童話が生かされてる。
灰かぶりと上手くリンクしているので原作を知っていると一層楽しめる。
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この巻は灰かぶりの話をモチーフに話が展開されます。本当はどういう話なのかといったことや解釈などは面白いと思いますが、ちょっとグロいです。前半は用語の説明が多くてちょっと読みにくい感じでした。
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グリム童話などの昔からあるものをテーマにしたメルヘン?ストーリーです。
内容はグロいです。
絵は可愛らしい感じで、グロい場面は一切描いておられません。少し期待していたために残念でした。