紙の本
死んだあとも生活は続く
2022/05/03 09:19
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投稿者:シュガーラッシュ - この投稿者のレビュー一覧を見る
生前、心にスモッグをつくり、あの世の知識を知らない人が亡くなった場合どうなるか。説法や法話も「自分の波動と合わないことが分かるだけ」と救いの縁にならない感じがする。レム睡眠時の短時間に魂があの世に行っているケースもあるらしい。念で作成された霊体動物の結末や建前のための信仰者のその後等、霊界見聞を著者は語る。時間尺度も不思議だ。仕事や経験内容によって時間間隔が違うとのこと。詩人についても言及あり。ゲーテは「一即多、多即一」の世界の住人。ハイネ、バイロン、宮沢賢治、夏目漱石、松尾芭蕉は菩薩の心境。中原中也、立原道造も近い立場。学者よりも霊格が高い理由も述べてある。人間には信仰の本能がある。この本では「人間は霊的存在である。霊界こそが、ほんとうの世界であり、地上は仮の世界である」ビジョンを見せてくれる。
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本書のまえがきにあるように、まさに「光のまぶしい、めくるめく新世界への案内書」だと思います。
途中の挿絵もカラーで本当に美しく、あの世の世界を体感することができます。
まず天国について正しく「知ること」、これが天国に行ける方法なんですね。
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洗脳のカラクリについて。
この教団の大きな「売り」のひとつに、霊界の様子がありありと描かれていて、それが「自明の真理」として受け入れられているところにあるのではないかと思う。
しかも、教祖自身の実際の「体験」や「見物」として整然と語られているので、信者はそれを「ただ受け入れる」以外にないのである。
よくある意見に「うさんくさい」「デタラメだろ」というものがあれが、
そう思う人に対しては、「100パーセント真実の世界です。ここに描かれている地獄に行く人の姿はあなた自身かもしれませんよ」と言えば良い。
「この世以外の世界の存在を信じることができず、この世以外の世界があったら困る人がいたならば、『地獄に行くのはあなたです』ということです。」
という具合に、自説(「真実」)を受け入れない人に対しては、「地獄」を用意すればよい。
そして、
「まず、仏法真理を知ることが大事です。知れば、道が開ける可能性があります。『仏法真理の書籍を献本したり、伝道したりすることが大切だ』というのはこういう理由からなのです。
ところが、そういうことをすると、あちこちで相手から嫌われたりします。
しかし、実はそういうことを言う人ほど、仏法真理を知らなくてはならない人なのです。」
このカラクリが分かりますか??
ワールドトレードセンターに地獄ができているなどということを言うのは不謹慎極まりない。
それも、信者は「残念ですが、真実は真実です」などと言えるのだろうか。
僕はスピリチュアルな世界はあまり嫌いではないし、実をいうとある種の霊的な実感も持ちつつ生活しているので、本書に書かれている世界自体はあまり否定はしたくない。
しかし、どうも本書を読んで思うことは、様々な「地獄」を強調して、そこから逃れるために、潔癖すぎるまでに「執着のない心」を求め、
その道として結局、「仏法真理」「自分のところの宗教」という感じがして、カルト性を感じざるをえない。
もしも、本書を読んで「そうだったのか、このままの生き方をしていてはいけない」と思ってしまったなら、
洗脳の門を一歩くぐってしまったと考えてよい。
このレビューを書いている人間が「悪魔の憑依を受けている」と思ったら、間違いなく洗脳されてしまったと考えてよい。
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霊界はどうゆうところか、どうしたら天国に逝けるかといった内容を記した本。
このような世界があってもいいかなとは思うけど、僕はここに書いてあること全ては信じられない。
それに「あの世」に目が向きすぎで「この世」が軽視されすぎだと思った。
いろいろ質問したいなと思いました。
興味深いところがいっぱいあったし、こうゆう考え方もあるんだと知れたことは良かったと思います。
死後の世界とかに興味がある人は読んでみると面白いと思います。