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前作より読みやすくなってます。クリスがシャーロックへの恋心を芽生えさせ、シャーロックもクリスへの愛情を持つようになって、でもお互いがお互いを片思い中と思い違いをしている、そんな感じです。この二人は、絶対幸せになってほしいなと思います。どうか幸せな結末を用意しておいてくださいね、作者さん。
20060512:読了
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本誌でも思ってたけどキースってやなやつだな(笑)ますます面白くなってきました。クリス倒れすぎ!
4/01読了
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シリーズ第二作。演劇界が舞台なのが珍しくも面白い。イラストと本文がぴったり合っている本は見ていて嬉しい。お互い恋心を模索中、という印象。(2007/09/03)
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仕立屋「薔薇色」の店主クリスは内気な少女。再起に賭ける女優の衣装を仕立てることになったが、心の闇を映し出す「闇のドレス」の存在を感じる。侯爵子息のシャーロックはクリスを見守るが…。
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たぶん男性恐怖症らしいクリスが、今回も難事件(?)に挑む。
あんなに弱々しいのに、とっても頼りになる、クリスだけにしか解決できないこと。
必要以上にヒーローがでしゃばらないところがいいですね。というか、基本、クリスはひとりでなんでも解決してしまうようです。そんなクリスの誠実さ、強さに、周囲が惹かれていくのでしょうね。とくにシャーロックが(笑)
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ヴィクトリアンローズテーラーの2弾目。ここでも前巻続いてアイリス登場。アイリスは恋のドレスとは正反対に闇の心を映し出すドレスを舞台女優、マーガレットに着させて自殺させようとしていた。貴族を憎むアイリスの復讐に、クリスはどうやって立ち向かうのか?そんな部分をじっくり読んでみるのも良いのかなと思う。
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ローズ・テーラー二冊目です。1,2冊がががーっと読んでしまいました。ホント少女小説は食後のデザートみたいにベツバラですねw
2010/3/11(木) 読了
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“「舞台の役をお願いしたいのよ、パメラ」
マーガレットが言った。ゆっくりとひびく声だった。声をはりあげているわけでもないのに、言葉が胸に落ちていく。強気を装おうとしているパメラでさえ、なんとなくききいってしまうようだった。
「役――ですって?」
パメラがつぶやいた。
マーガレットの右手がつと動き、帽子のヴェールをゆっくりとめくった。
「あなたのような人を待ったいましたのよ、パメラ」
満足そうに、マーガレットは言った。むきだしになった顔は驚くほど白く、少女のように邪気がない。
「あなたなら女優になれるわ。あなたのための役があるの。ディモス――悪魔の役ですわ。そう、あたくしの新作、『楽園』の、美しい悪魔をあなたにお願いしたいのですわ」
石畳の道の上で、マーガレットの声がろうろうとひびく。濃い青い瞳が、好きなおもちゃを見つけた子どもの目のように、きらきらと輝いていた。
「……はい?」
パメラはらしくもなく眉の間をよせ、マーガレットに問い返した。マーガレットからは甘い蜜の香りがした。”
訪れる客の背景とか、心情とかもしっかりと深くまで描かれていてクリスとシャーロックのやり取りと共に楽しめた。
真相がなかなか読めないところが良い。
あきさんの繊細なイラストがすごく好き。
“クリスは青ざめる。とめなければ――とめなければ。気が遠くなる。ちかよりたくない。クリスはよろけ、テーブルに手をついた。それを見たアイリスがふと目をすがめる。
「……おまえにも、闇の気配はある」
「やめて!」
「黙っているだけでいいんだ、クリス。すぐ終わる」
「いや――いや、だめ!そんなことに、ドレスをつかったらだめ!」
クリスはよろけるようにしてアイリスの前にまろび出た。ドレスに手を伸ばす。アイリスはそれをすいと上にかかげながら、笑った。
「無駄さ、クリス――あんたじゃとめられない。役者はあたしで、あんたはただの縫い子だよ」
どすっ、と音がして、クリスは体をのけぞらせた。
「うっ」
胸にナイフの衝撃を感じる。
アイリスは、小さなナイフを隠し持っていたのだった。クリスの意識が遠くなる。くずおれる体を必死にささえながら顔をあげると、アイリスが仮面をつけ、黒い外套をひるがえすのが見えた。
「もうすぐ開幕の鐘<オープニング・ベル>が鳴る」
アイリスがつぶやく。ただよう百合の香りの中、クリスの意識が遠くなる。”
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軽い読み物だけど、おもしろい。ドレスというモチーフで、物語が綴られていくのだが、それが、なかなか素敵。
アニメにして映像化されたものが見たいと思ってしまった。
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《第2作》
●ゲスト:マーガレット(女優)、カリナ(劇作家)、キース(俳優)、ロバート(父・劇作家)、フリル(伯爵令嬢・いとこ)
●ドレス:舞台『楽園』ルミナの衣装・第一幕「」第二幕「黄色」第三幕「赤色」、『開幕の鐘ーオープニング・ベル』
●内容:マーガレットの再起を賭けた舞台『楽園』の舞台衣装を仕立てることになったクリス。カリナとキース、マーガレットの恋がドレスをきっかけに動き出す。それぞれの出した答えとは…。
一方、華やかな舞台の裏では闇のドレスが関わり事件が…。
●感想:クリスがんばる。フリルかわいい。ナイスキャラ。ピーターいい人。舞台衣装ということもあって、ドレス描写てんこ盛り。キラキラひらひら。
キースの狡い性格嫌いじゃない。もうちょっと彼についてちゃんと描かれていればもっと感情移入できたかも。まぁ、主役はあくまでドレスを着る婦人ですしな。
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仕立屋『薔薇色』の店主クリスは内気な少女。着る人の心をドレスに映し出すことができるが、自分の恋には臆病。再起を賭ける女優マーガレット・ベルの舞台衣装を仕立てることになったクリスだが、心の闇を引き出す「闇のドレス」の存在に怯えてしまう。クリスに思いを寄せる公爵の令息・シャーロックは彼女をそっと見守るが、華やかな舞台の裏では事件の兆しが・・・。公演の当日、マーガレットに闇のドレスを着せて自殺させようとするアイリスに遭遇したクリスは倒れてしまう。
とりあえずクリス倒れすぎ。そして頑張りすぎ。パメラより目立たなくても、こうして必死で頑張っている姿をそっと見ている人もいるのよーってほのぼのしました。それにしてもシャーロック・・・何で彼はこんな乙女なの!(笑)いちいち思考が恋する女の子で噴きました。見た目は表紙でもカッコいい男の子なのに。どんなときでもクリスを信頼して頼ってくれないことをもどかしく思ってる彼が好きです。大事に思ってるのはお互い様。これから少しずつでも二人の距離が縮まればいいなぁ。
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クリスとシャーロックの心が少しずつ近寄っていくのが、読んでて、ほっこりします。マーガレットが綺麗で可愛くてかっこいいです。
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登場人物にそれぞれ苦悩があり、人間味があって面白い。人間って誰しも心に闇を抱えるもんですね。
そしてクリスとシャーロックの距離感が好きです。
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シリーズ2作目。
再起をかける舞台女優の衣装を手がけることになったクリス。
闇のドレスも出てきて、一体どうなるのか?
といった感じでしょうか。
やっぱりドレスの描写が可憐で可愛いですね~
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ヴィクトリア•ローズ•テラー第二巻。
第一巻でチラッと出ていた「闇のドレス」がまた登場します。しかし、話はまったく進んでいません。