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キャッチャー・イン・ザ・ライ ペーパーバック・エディション みんなのレビュー
- J.D.サリンジャー (著), 村上 春樹 (訳)
- 税込価格:968円(8pt)
- 出版社:白水社
- 発売日:2006/03/01
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新書
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紙の本
ライ麦畑の捕獲者
2018/11/11 18:45
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品の感想だけは、誰とも分かち合いたくないと思っています。
私だけのもの。
そういう作品に出会える幸せがあるから、本を読むのでしょう。
紙の本
あのころは、私も痛いヤツだった
2020/02/02 22:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
もちろん、「ライ麦畑でつかまえて」で超がつくほど有名な作品なのだが、村上春樹翻訳版は原題をつかっている。この本については、昔、主人公・ホールデンと歳があまりかわらないころに野崎孝一氏の訳で読んでいる。あのころは「中二病」なんて言葉はまだ使われてなかったと思うが、まさに彼は「中二病」発症中という状態で、その痛々しい様子は当時粋がっていた私と重なり合うのだが、ホールデンと歳がかわらなかった私は彼が痛々しいことに気が付いていなかった。今、村上訳で読み返してみて、あのころの私がかなり痛々しかったということが認識できた次第だ。「ライ麦畑で出会ったら」という詩を主人公が「捕まえたら」と間違って覚えていたことを妹に指摘されるというエピソードから題名がついていることを久しぶりに思い出した
紙の本
ホールデンと村上春樹
2019/05/18 00:31
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Fortheseventhgeneration - この投稿者のレビュー一覧を見る
30数年前「ライ麦畑で・・」を読みました。
昨年トルコ人の知り合いが、「ライ麦畑・・」のトルコ語版を貸してくれました。
訳は結構荒い印象で、スラングも強く、この訳者の姿勢ってどうよ、とか偉そうに思ってましたが、
好きな女の子を取られたホールデンがケンカするシーン、私もなぜか不思議なくらい、もの凄くドキドキしてきて、怒りが込み上げてきて、全身が反応するくらいのパワーを感じました。訳者がこの怒りにもの凄く共感してるのがわかりました。正直、読んでいて感心しました。
それから村上訳を読みました。
もの凄く丁寧に訳しているのがよく分かり、さすがだと思いましたが、例のケンカのシーンでは全くドキドキせず、怒りも湧いてこず、さらっと読み進めてしまいました。
そうだよなあ、村上さんってすごくモテそうだし、このケンカの相手に反感を抱くどころか、逆にこの嫉妬が理解できないだろうなあ、このシーンで嫉妬しそうにないなあ、なんて生意気なことを考えていました。
ところが最後まで読み進めていくうちに、いやそうじゃない、どちらかというと、トルコ語訳の訳者はホールデンとは全く違ったタイプの粗野な感じの人であり、むしろホールデンに近いのが村上春樹なのではないか、と思うようになりました。
ホールデンは背が高くハンサムな優男で、女の子たちもホールデンから誘われればホイホイついて行くくらいで、彼、結構モテます。インテリで早熟で、それでいて自分ではどうして良いのかわからない。
村上春樹訳、ケンカのシーン以外で言えば、全体を読んだ感じはピタッときます。
私は好きです。
紙の本
海外少年文学の最高峰(自分比)
2019/04/19 09:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
春樹さんの翻訳で好きになった本です。私の中の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は、少年を主人公とした小説の名作になりました。
主人公は常に不安定ですが、今どきの厨二病とは全く違います。作中のホールデンくんがひたすら切ない。
紙の本
サリンジャーの名作
2023/06/27 09:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
野崎孝訳に続いて、村上春樹訳の読みました。野崎訳のホールデンの方が少々幼さを感じました。村上訳のホールデンの方がクールな感じで、こんなところがという箇所もしばしばありました。読み比べると、印象も変わり面白かったです。