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ん〜。なかなか読み応えがあって楽しめました。特に前半。しっかりとした知識・取材に基づいて書かれています。いわゆる“クライムノベル”なんですが、上っ面でなくしっかりとした人物描写、背景描写になっています。
後半はありきたりな展開なので、「読まなくてもこの先はわかる。。。」って感じになっちゃうところが少しNGかな。
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垣根作品の主人公は本当に魅力的だ。容赦ない非情さと青臭い人間くささが同居する不思議な魅力。
リキもすごく魅力的だった。
容赦ないのに、隙がある感じがとてもいいです。
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こういう話にありがちな、女が書けてない!ってところはありますが、おもしろかった。意外な展開はないけど、ずっと幸せな生活を送って欲しいと祈っていました。
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成田空港に偽造パスポートで入国するコロンビア移民,リキ小林。松本で入国。6歳のカーサを連れている。両親をゲリラが殺害。そのままスラムのコロンビア家族に育てられる。兄がギャングに蜂の巣にされ,育ての母とは肉体関係。カルテルのボスになり、日本に乗り込む。
元刑事の女と娘が歌舞伎町で知り合う。足に体液が滴る程欲情した女と寝る。リキは殺し屋を
救出。尋問担当のコカイン中毒刑事は女の元不倫相手。拉致し場所を聞く。刑事は拳銃自殺。
殺し屋は新宿警察のビルを
破壊し救出成功。娘は、女に託す
常宿センチュリーハイアットで
背中を刺され絶命。裏切ったボスを殺すが自分も殺される。ボーイが松本様と呼ぶ声。松本って誰だ。
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何にも考えずにストレートに読める!
テンポもよくて面白い。
垣根涼介ならではの作品です。
コロンビアマフィアの日系二世リキ、元女刑事の妙子。そして当時の彼氏で現役の刑事武田。複雑に絡み合う人間関係のなか壮絶なバトルが繰り広げられる。
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悪いことをしているのに、ついつい応援したくなるニクイ小説。人間関係が良い感じに色々想像させてくれます。 2/15読
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壮絶な幼少時代を経てコロンビアマフィアのボスに君臨した日系二世のリキが
浮浪児だったカーサを連れて日本にやってきた。
分厚い長編だけど飽きるヒマ無し。
ラストは予想通りではあったけれど
読み応え十分。
【図書館・初読・8/1読了】
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男「この女は俺と同じだ」
女「この男は私と同じだ」
爬虫類のような情愛のかけらもない無機質な目。
確かにそういう奴いる!
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どうしようもない貧しさと不安定な政情に苦しむコロンビアで、亡き兄の後を継いでマフィアの頭目となった「エル・ハポネス(日本人)」と呼ばれる男。愛する女性も家族も、すべてあらかじめ失われ、渇望と衝動だけが残された日系人の物語。
「物語上の負債」という考え方がある。つまり悪いことをした登場人物は不幸になって終わらなければならず、逆に不幸な目にあった登場人物は幸せにならなくてはならない。もちろんその法則を無視して物語を紡ぐことはできるけど、結局は娯楽小説としては後味が悪いものに仕上がってしまうので、この法則はかなり支配的に機能していると言っていい。そのため、読む側は「物語上の負債」から逆算して登場人物たちの結末がある程度予測できてしまう。
『クレイジー・ヘブン』もそうだったけど、垣根涼介が描くノワール小説の登場人物は、この「負債」の境界線ギリギリをいつも駆け抜ける。生きるか、死ぬか。どちら側に落ちても不思議ではない綱渡りを見せられる。予定調和を許さないフラットライナー。
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この著者大好きで、デビュー作から全部読んでるんだけど。
今回はイマイチ人物に厚みがないなあ…。本は厚いけど!拷問とか殺害場面は細かくて辟易。
ワイルドソウルの方がオススメ。
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コロンビアのネオカルテルのボスが移民2世の日本人で、
そのボスが警察に捕まった部下を日本まで助けに来るというお話。
銃器好きの垣根さんの中でも、
最高にドンパチかまします^^
最後は警察署にブローニングM2をぶち込んだりします。
この暴走っぷりがたまらないです。
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南米の日系人が主人公のストーリーはこの作者の得意とするところ。
かなりの長編なんですが、一気に読めました。
最後は予想できたけど、やっぱり悲しすぎる。
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コロンビアマフィアの殺し屋、パパリトが日本で警察に逮捕された。組織のボス、リキはパパリトの奪還に乗り出す。浮浪児のカーサ、組対課の刑事の武田、元刑事の妙子。
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普通のコロンビアマフィアのお話かと思ったら、レオンっぽかった。
ベースはコロンビアマフィアのボス、小林リキが日本警察に捕まった仲間を助ける話。
部下1人、どれだけ時間と金がかかっても必ず助け出すってゆー心情が良いね!
リキは超カッコいい!
けど、なんだか、姿かたちがイメージしにくかった。
他の部下の話の方が入り込みやすかった。
元刑事の女、妙子が嫌いだった。
理由は上手く説明できないけど、日本でぬくぬく育ってて、なんでそんなに荒んでるのか意味がわからない。
垣根さんの作品はヒートアイランドシリーズと、ワイルドソウルとこれを読んで、
この人の作品は好きだなって思ったけど、垣根さん自体はたぶん好きになれない感じがした。
今までは作品がスキだったらその人にも好意を寄せていたけど、
垣根さんはなんか好意的に思わない。
これまた理由はわからないけど、本を読んでてそう感じた。
ちょっと嫌な表現は「女は子宮で物事を考える」ってゆー表現が受け付けなかった。
表現は自由だけど、嫌悪を感じた。
でも、この本は入り込みやすかったし、ちょっと泣ける部分もあった。
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悪くないのだが。悪くないのだが、マフィアボスの癖に主人公のリキが善人過ぎる。垣根の作品は南米モノが多いがこれもそう。そうして無理な設定の主人公や登場人物に共感が持てない。