紙の本
鉄道旅行の楽しみ方を別の切り口で・・・
2006/05/25 16:56
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つのっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本のタイトルを見たとき、最初は「テツ」こと鉄道愛好者を非難している本なのかと思いましたが、中身を見るとかなり面白く、鉄道ファンだけでなく「こういう角度から鉄道が好きになるのか」ということを面白い文章で書いています。ただ、中身の文章の中にはちょっと鉄道愛好者を大げさに誇張するような内容があり、「いくら鉄道好きでも私はここまではしない」と思うところがありますが、これは著者の面白く見せる表現かもしれません。 「鉄道マニア」という人にも私も含め色々な考えを持った人がいます。全員がこの本に書かれた行動はとらないと思います。 私も「テツ」ですが内容は豊富で面白く、鉄道ファンでなくても、こういう面から興味が沸くという事を知れば、読まれた方も完読した後に列車の見方が変わるかもしれません。この本の見方は色々ですが、著者のちょっと大げさな表現や言い方が面白かったです。
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鉄ちゃんはいかにして鉄道を楽しむのかを、非テツの人に向けて懇切丁寧に紹介した本。
ちょっとこれは鉄ちゃんの中でもマイナーじゃないの?と思うようなものまで
さも当然のように書いていたり、やや誇張した表現も見受けられるが、時間つぶしの読み物としてはおもしろいのでは。
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「テツにだけ聴こえてくる音がある」「テツはジョイント音にむせび泣く」「テツはやることが多すぎて徹夜する」...この小見出しに、非テツの私はふるえました。東海道線の向かい合わせシートは「セミクロスシート」というそうだ。
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なんちゃってテッちゃんの私には、革命的な本。テツ分を多量摂取することができました!!(笑)ホンモノの“テツ”を目指すためのバイブルです。
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「テツ」に興味はあるけど、「テツ」未満の自分にはピッタリの本です。
かなりわかりやすかった。一層鉄道が好きになりました!
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タイトルからすると鉄道旅行を楽しみ(マニアックに)する人たちの生態を解説している本のように思えるが、扉にある「この本を、日本全国に点在するテツ未満の鉄道好きたちに捧ぐ」という言葉のとおり広く鉄道趣味について解説した本。書店で手にして、さっと開いたら名鉄三河線の廃線時の写真が見開きで使われていたので、思わず買ってしまった。
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[ 内容 ]
鉄道旅行は好きだけど、いつも目的地までボーッと乗っているだけ。
きれいな車窓とおいしい駅弁で、なんとなく満足してしまっている。
でも、ホントは、もっと鉄道の旅を楽しんでみたい…。
そんなあなた!
今からでも遅くはありません。
今日から私たち「鉄ちゃん」の一員になってみませんか?
まわりの視線なんて気にすることはありません。
今こそ自信を持って堂々と、「テツです!」とカミングアウトしましょう。
そうすれば、生涯楽しめる趣味ができて、人生が豊かになります。
本書は、鉄道ならぬテツ道入門―テツの先輩として、みなさんに鉄道の楽しみ方を伝授しましょう。
[ 目次 ]
テツはこう乗っている 日常編
テツはこう乗っている 旅行編
テツはここに感動している
テツはこう得している
テツはこれを撮っている
テツはこれを集めている
テツはこれを食べている
テツはこう乗っている 海外編
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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てっちゃん。その無害な人たち。
デッドセクション(直交変換手)13か所の一覧をはじめ、
てっちゃんの基礎知識情報がある。
「あなたの体内にもテツ分(鉄分,鉄道好きの遺伝子)があるはずだ」とのこと。
現代も、鉄器時代の延長線上だからあたりまえなのかもしれない。
座席については、ロングシート,クロスシート,セミクロスシート。
略号については、ウヤ;運休,ウテシ:運転士,レチ:車掌。旅客列車の車掌はカレチ。カマ:機関車。デフ:defrector。除煙版。デゴイチ;DC21, シロクニ:C62。ハネ,モハ,キハ。1等(イ)グリーン車。2等(ロ)。3等(ハ)普通車。
ネ.寝台車。ク:運転台あり。モ:モータ付き。サ:モータなし。キ:ディーゼルカ(気動車)
鉄道愛好家の分類については、乗りテツ,撮りテツ。模型テツ。収集テツ。
ps.
てっちゃんに悪人はいないというのが定説です。
重い機械がうごくので、じたばたしても仕方がない。
小手先の嘘でなんとかなるものではない。
だから、てっちゃんには悪人はいない。
鉄道の機材を盗んでも足がつく。
連帯感も強い。
オーディオマニア、無線マニアは電気分野ですが、鉄は機械,金属分野なので、分類が違うようです。
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一寸クドい。「テツは、テツは」と、もう少し、別の言い回しは無いのだろうか?内容は興味深いのだけれど、始めの言い回しに食傷気味。50過ぎの人間の物言いとは思えず、非常に残念。因って2点。
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鉄オタがどういうことを考え電車を待ち、電車に乗り、写真を撮り、物を蒐集するのか。
へーこんな世界もあるのねという感じ。
言葉の端々から、テツならこれくらい気にしたら駄目ですオーラが伝わってくるため、それは人に迷惑かける場合もあるんじゃないかと考えた部分も。
海外動向の章が特に面白かった。パリのメトロは散々窓口で待たされるとか、挙句に客の前で駅員がいちゃつきはじめたことがあったとか。他のお国事情についても気になります。
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氷見線氷見駅のことを「世界の果てに来てしまったかのような無常観にとらわれる」と言い放ったことは許さぬ。
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本書が言うところのテツ分はあると思う。だから、もっと目新しい楽しみ方があるのかと読んでみたのだが、ほとんどがどこかで読んだか、聞いたか、見た内容だった。なら、自分も鉄ちゃんの一人なのだろうが、紹介されたどの鉄ちゃんにも当てはまらない。言うなら、アームチェア鉄ちゃん、インドア鉄ちゃん、家テツ。
架空鉄道派、箱庭鉄道派について語られていないのも片手落ちの感がある。
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鉄道好きがどのような観点で鉄道に楽しんでいるかを解説する本。
自分が鉄道好きといっても大したことはないな、と思ってしまう一冊でした(笑)
でも本当にすべての鉄道好きがこんなふうに楽しんでいるのかと思われるとそれはそれでマニアっぽすぎてどうなの、とか思ってしまうが…
自分としては楽しめるけど、偏見がある人にはそれを助長するだけの本になってしまわないかが不安です。
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≪目次≫
1、テツはこう乗っている 日常編
2、テツはこう乗っている 旅行編
3、テツはここに感動している
4、テツはこう得している
5、テツはこれを撮っている
6、テツはこれを集めている
7、テツはこれを食べている
8、テツはこう乗っている 海外編
≪内容≫
テツ=鉄道マニア(最近は「てっちゃん」とも呼ばれるが)の習性を書いた本。著者も筋金入りのテツであり、こうした著書の多い人。
私も初期テツなので(多分〝乗りテツ”である)、微笑みながら読んでいたが、近年、マナーを知らないテツが増え(それも大の大人が)、鉄道関係者から迷惑がられているので、テツの〝仁義"ももう少し書いてほしいな、と思った。
学校図書館から。
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近年、テツの人たちが大きな顔をして闊歩してゐるのを、わたくしは若干苦々しく感じてゐる―
などと書くと怒られさうですが、実際テレビの番組欄を見ても、地上波衛星放送問はず、たいがいの局が鉄道旅の番組を拵へ、しかも頻繁に再放送までされてゐます。まあ実際は鉄道番組といふより鉄道沿線の観光案内みたいな内容ですが、やはり尋常ではない状況だと愚考してゐます。
これだけ多くの番組が作られるといふことは、それだけ鉄道旅に関心がある人が多いといふことになりますかな。それが即ちテツが殖えてゐることにはならないかも知れないけれど、間違ひなく以前(10-15年くらゐ前)から比較すれば増殖してゐると肌で感じるのであります。
そしてその予備軍とでもいふべき存在も多く、本書ではさういふ人達を対象に、「ひよつとしたら自分もテツではないのか?」と覚醒させ、皆でカミングアウトしませうといふ試みがされてゐます。
.........などと畏まつていふほどのこともありません。要するにテツの生態を解説した一冊であります。
実際に非テツが感化される内容なのか疑問ですが、例へば某テレビ局のプロデューサーが本書を読んで、実際に鉄道ドラマを作つてしまつたとの話もあります(コミック『鉄子の旅プラス』より)。一定の影響力は示したと申せませう。
なほわたくしが一読した感想は、「ああ俺はテツぢやないな、良かつた」といふものです。めでたしめでたし。
※2010年に本書は『鉄ちゃんに学ぶ「テツ道」入門』と改題されて文庫化されてゐます。その後の新情報などが加筆修正されてゐるさうですので、新たに購買する方は、こちらをどうぞ。
http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-524.html
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かなり面白かった。
この本の定義によれば、私は "非テツだけど、テツ分はある" くらいの感じだろうか。
「テツはやることが多すぎて寝台特急では徹夜する」にはウけた。