紙の本
面白味加速
2014/01/19 10:48
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投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。
面白かったのは前巻も同じだが、その度合いが倍増している。
作者の腕も上がったのではないか。
海に出て行くあたりからどんどん面白くなって、読むスピードも増した。
前は面白がりながらも少しずつしか読めない感じがあったが、
今回はどんどん行けたので早かった。
謎がまた一つ解けて、シリーズ全体の今後の展開も明らかになる。
どんどん面白くなりそうで楽しみだ。
それにしても映画化の話はどうなったのだろうか。
うまく作るとかなり面白いと思うのだが。
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「オオカミ族の少年」の第2巻。やっぱりこの物語を読むと「アリューシャン黙示録」を思い出してしまいますね。
今回は、アザラシ族やクジラ族が登場するため、余計“黒曜石”や“誰”を思い出してしまいました。
アザラシ族という事で、そう、森に住むオオカミ族のトラクが海へ渡るのです。
それは不可解な病が流行りだし、病を治す薬を探してトラクが旅に出る所から始まり、トラクの過去や父親の事が少しだけ分かったり、新たな敵と対峙したり、新たな仲間もできます。
もちろん愛すべきウルフとレンも活躍してくれます。
全6巻という事で次の発売が待ち遠しいです。
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何処か自分を否定してばっかりのトラクに惹かれます。
ウルフとの再開はかわいらしく描かれてます。
海の子たちがいい子でした!(何族か覚えてない、あざらしだったような)
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オオカミ族の少年の続編。
相変わらず背景がしっかり描写されていてサクサク読めました。
早く続編が出ないかとモワモワしてます。
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森から海に場所を移し、物語が進みます。
新たな試練にどう立ち向かうのか、トラクの運命は翻弄され続ける。
その試練を垣間見れる幸せを感じます。
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ワタリガラス族のもとで生活を続けていたトラクは、ある日恐ろしい病が森全体に広まっていることに気づく。フィン・ケディンの忠告を無視して旅に出たトラクは、アザラシ族の少年たちに捕まってしまう。しかし、アザラシ族の魔術師テンリスのおかげで病を治す薬の元、セリクの根を探しにいくことに。そんな中、トラクはレンとウルフに再会する。テンリスに危険を感じたレンはトラクに忠告するが・・・。トラクは魂が肉体を離れることができる者、“生霊わたり”なのか?新たに分かった”魂食らい”の真実とは?
レンの引用文の言葉が心に残りました。人は、何か違うところがあるとすぐに気味悪がったり特別扱いしたりするけど、レンはそういうところがなくてすごい好感が持てます。最後のシーンは思わず涙が出ました。テンリスがトラクに最初のころはずっと優しかったのはトラクのことを少しは想っていたからだと信じたい。悪に手を染めてしまった人だけれど、心の奥底では優しい人だったのかもしれないと思います。途中からまたウルフが戻ってきたので良かったです。3巻以降、また活躍してくれることを望みます。
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千古の闇の第二巻。
紀元前6000年という時代設定にしては、かなり話のエリアが広いけど、そのぶん人を絞って書いているので、ぶれない。読みやすし。
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シリーズものだけど、少しずつ真相に迫っていく感じがいい。
独立した物語なのでこの巻だけ読んでも楽しめる。でもやっぱり前作『オオカミ族の少年』から読んだ方が楽しめると思う。
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約6000千年前に生きる狩猟時代の少年主人公トラク。群れから離れて暮らしていたため、各部族の掟やテリトリーを知らずの内に破ってしまい、何度も殺されかける。結局この時代でも恐ろしいのは人間だよな、と思う。その一方喜びをもたらすのもまた人間だったりする
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森に広まってきた恐ろしい病の治療薬を見つけるために一人旅立ったトラク。しかし他の部族のなわばりや掟に無知なため、またもやトラブルを起こしてしまう。
今回は海が主要な舞台。作者はノルウェーやグリーンランドで、サーメ人、イヌイットの伝統的な暮らし方を研究し、アザラシ族の造型に役立てたらしい。ファンタジーだが世界をしっかり作り込んでいる。
前作よりミステリー&サスペンス色が強く面白かった。トラクの秘められた力や出生についても少し明らかになってきて、続きが楽しみ。狼視点でトラクについて語るパートがなごむ。
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能力があるって辛いこと。人と違うのも辛いこと。でも産まれは選べないから。落ち込まないで、自分の道を進んで、トラク。
少しずつ仲間が増えていってるのが嬉しいな。
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6000年前の世界を舞台としたファンタジー。部族の掟や暮らし、原始宗教の様子などの描写が細やかで、作品世界に引き込まれます。シリーズ2作目ということで、すぐに物語が展開され主人公・トラクとともに翻弄されるのも面白いですな。前作で示された謎が明かされ、そしてまた新たな謎が浮かび上がります。トラクの前には次々と困難が襲いかかりますが、必死に乗り越えようとする姿がいじらしく応援したくなりますな。また酒井駒子による挿絵が世界観と相まって素敵なんです。全てひっくるめて気に入っております。
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第1巻に引き続き第2巻もサクサクと読み終えてしまいました。 読んでいて感じたのは第1巻の Review でも書いたことだけれど、上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」との類似性です。 扱っている時代も舞台設定も人物造詣も異なると言えば異なるんだけど、どこか似ている・・・・・。 それは文章の持つ息遣いのようなもの。 舞台で生きる人々の生き様の説得力の強さ・・・・のようなもの。 そしてそこに説得力があるだけに、太古の時代には人間はかくも自分が属する「村」や「里」、「族」独自の文化を持ち、そこにはそれぞれの「信仰」があり、それらの「暮らしぶり」「文化」「信仰」といったものに誇りを持っていたことが切々と伝わってきます。 昨今では新しいブームに乗り遅れまいとする風潮が強いような気がするんだけど、そしてそれを「進歩」と信じる空気があるように感じるけれど、「変わらないものを大切にする」生活にある種の羨望に似たものを感じました。
(全文はブログにて)
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ワタリガラス族の中で暮らすトラク。敵である魂喰らいと戦うために旅にでます。1で別れたウルフとも再会。
トラクが大好きなウルフが可愛い。ウルフ視点が好きです。
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うわーますますおもしろいよ〜!いつの間にか急速にひろがってゆく得体のしれない病。失われる命。なんとか治療法をみつけようと1人ワタリガラス族のもとを離れるトラク。その背後に忍び寄る怪しい影。次から次へと襲いくる事態。目が離せない展開でした。以下いつも以上にネタばれあり。今回は海が舞台とゆーことで森で育ったトラクにとっては慣れないことばかり。しかーしウルフと再会できたのでよかった。うう、ウルフ、ほんっとけなげ。合間合間に入るウルフ視点のお話からもすごく彼の気持ちが伝わってきてレンじゃないけど、いいなあっと羨ましいくらい。トラクが悪霊と闘うのを助けるのが自分のすべきことなんだ、と悟っていたけど、魂喰らいはまだあと5人もいるわけで、たいへんだー。にしてもテンリスは絶対怪しいと思った!あの火傷がねえ・・・・。だから段々トラクが懐いていくのが心配で心配で。でも結局血のつながりがあったわけだから、そうなるのも仕方なかったのかも。まさかお兄さんだったとは・・・・。トラクつらいなあ。自らの力も受け入れないいけないし、もう宿命、としかいいようがない。作者の言葉、で彼らは生存の達人で、というのがあったけど、本当にその描写が素晴らしい。たとえばレンが雨に降られたときに洞穴を見つけるんだけど、その時にすぐに飛びこんだりしない、そこが安全かどうか確かめてから、というような部分、そーゆーとこがすごい好きだ。やられたーーって感じ。あと皮に熱した石をいれてつくるスープとか。なんて魅力的なのかしら。ほんといいシリーズみつけちゃったなあ、次巻も楽しみだ!