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みんなのレビュー6件

みんなの評価2.9

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

アメリカSF第1期黄金時代の超能力と宇宙冒険のSF

2006/07/22 19:00

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 再販である。確かに学生時代に同じ文庫で読んだ記憶がある。宇宙嵐に遭遇して、巨大宇宙船が小さな自立ユニットに分解し、難を逃れてから再度結合して宇宙船を再構築する。その際主人公とヒロインの乗ったユニットがとある惑星に不時着する。という状況を読んで思い出した。この作者の作品は、科学技術や異星生物についてのアイデアに富み、主人公のおかれた環境設定も複雑で、物語の展開も面白い。アメリカSFの第1期黄金時代の作家の一人という。この時代の作家のSFは今でも面白いと思う。科学技術や想像外の宇宙人の設定はもちろん、主人公の性格や環境、物語の展開も、読み易く面白い。最近のサイバーパンクやニューウェーブ以後のSFには、ついていけない感じがする。この作者の作品のようなものが、本来のSFのような気もする。若い読者には標準的すぎて平凡だと思う人もいるかもしれないが。
 異常な能力を持っておりながら多数派社会から虐げられた立場にある主人公が、その世界の外部からやってきた危機に際して、その仲間と多数派の対立と世界の危機とを調和的に解決する、宇宙冒険物語である。たしかに標準的で平凡な設定である。しかし、それをいかに興味深く面白く読ませられるか、それが作家の力量であろう。これまで読んだこの作者の作品は、長中短編ともにすべて面白かった。

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紙の本

お嬢様と銀河帝国

2006/12/30 16:37

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

銀河系を統べる地球帝国は、その版図の中で独立した政権を認めない。各文明間の平和を確保するためには、紛争の種を存在させるわけにはいかないからだ。しかし未踏の大マゼラン星雲において、美貌の女艦長レディ・グロリアの率いる巨大宇宙戦艦スタークラスター号は未知の人類の痕跡を発見する。それは1万5千年前に帝国による弾圧から逃れた人々の末裔だった!
何万年の銀河帝国の歴史を背負い、文明の衝突の口火を切る役割りを、強大な権限をもって爆走する(たぶん)美貌の女艦長、高貴なロール家の令嬢の強烈なキャラクターが物語を支配する。その侵略に対抗してマゼラン星雲の星系連合を守るために、二重の精神を持つ新人類である男が挑む。しかし彼とグロリアには思わぬ運命が待ち構えていた。1940年代の、美女と怪物と宇宙ロケットが乱舞するパルプ雑誌の残香をとどめつつ、地球・人類中心の価値観をヒックリ返し、さらに二重、三重のドンデン返しで、物語は思わぬ方向に向かっていく。
そしてどうやら大団円らしき、ハリウッド映画だったら主人公がウィンクして終わるようなラストシーンとなるのだが、よくよく考えてみるとハッピーエンドなのか、破滅への序曲に過ぎないのか、なんとも言えない気がする。人類の興亡をも危うくする問題は解決されたのだろうか。登場人物達の感情は満足することができたのだろうか。その感情さえも実は発達した心理学により自在にコントロールされうるこの世界では、人にとって何かの依りどころになるのか。そう考えると、何が物語の本当の姿だったのかも分からなくなる。このデタラメさ加減、計算した上なのかもしれないが、混乱を読者の頭に積み上げて残したまま、しかしレディ・グロリアの可愛らしさ(ツンデレ?)に騙されて納得したような、しないような。
宇宙空間での戦闘、宇宙嵐との遭遇、超能力と科学力の対決、ローラーコースター的展開は、ガジェットとしてはややチープな味わいになってしまうかもしれないが、裏の裏が読み切れない複雑さ、核の在り処の揺らいだ曖昧さは、現代においても最速の興奮をもたらすだろう。

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2011/02/26 19:01

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2013/09/01 20:48

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2014/03/17 12:11

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2015/12/23 22:51

投稿元:ブクログ

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