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5月31日購入。6月1日読了。自信作ということで期待して読みました。…えー,いつもの島田荘司でした。いや楽しめましたが,もっとこうぶっとんだやつを期待しちゃったんだよね。
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島田荘司さんの「正直いって自信作です」という言葉にひかれ、買ってみたのですが・・。正直言ってつまらなかったです。最初(前編)はこれからどうなるの??ってわくわくしたのですが、後編あっさり片付けちゃったな〜って感じでした。
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誘拐ミステリはそのスタイルが評価の対象になるんだろうが、その点で言えば本作品は斬新で大変面白く読めた。3つのパートに分かれており、あるひとつの事件をその根底においたことでストーリーに深みが出ている。これだけで終わるならまだ良かった。最後にタイトルの意味について触れているのだが、私個人の感覚としては、その辺りから一気に雲行きが怪しくなった。全く別の話を読んでるようで、そこで繰り広げられる不可解な展開よりも、どうして最後の最後でこれを持ってきたのかという、作者に対する不安感でいっぱいだったのだ。軌道修正し元の話に戻るのだが、この不安感は妙にインパクトが強く、後々まで尾を引いた。2作品とも、この作家“らしい”部分が強く出ているが、果たしてファンはそれを望んでいるだろうか。それにどう考えても筆致がおかしい。有り体に言えば恐ろしく下手になっているのだ。『ネジ式ザゼツキー』で完全復活したと思ったが、その勢いで大事なネジをなくしてしまったのだろうか…。
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誘拐事件の被害者である中学3年の男の身代金と共に帰ってくるが,被害者であるはずの妻が戻らず,かつての殺人事件の真相が分かってくる。前編と後編の間に『ジャングルの虫』が入っているのは,面白い構成。
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島田荘司にしては、いまいち壮大さに欠ける感じ(苦笑)なんというか、作品の持つ奥行きのようなものが、あまり感じられなかった。
劇中劇ならぬ文中文というか、作品の中に別の作品が展開されるパターンは大好きなはずなのだが…。作品同士があまりリンクしていないように感じてしまった。別物として読めばいいのかもしれないが、それでは一緒の本に入っている意味がない…。
いつもは、ああっそこでこれがっ!実はこう繋がるのか!と謎が解明されるごとに心地よい驚きがあるのだが、今作はそういうカタルシスをあまり感じられなかった。残念。
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これって「秋好英明事件」を題材にしているんだよね?
上記本では秋好側からの見方で読んでいたので、女の気持ちがさっぱり分からなかったが、今回のこの本を読んで(想像上にしろ)少しこの女が哀れに思えてきた。
「ジャングルの虫たち」は詐欺のテクニックが素直に面白く、騙されやすいわたしとしては楽しく読めた。
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ストリーのち密さ、よく調べられた都市事実などテンポ良く読み進められる。東京の地下事情について新事実を理解することができた。
作家の世界観が感じられた。ボクが考える良い本の基準ととして読みながらリアルに映像化できること。人物描写、感情、ストーリ含め良い。
遅ればせながら初めて読んだ作家だったけれども他の作品も読みたい。
2007/1
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突然違う話が始まったのでびっくしした。2部構成でした・・確かに、秋好事件を基盤として想像を加えた話だと思った。星は3.5ぐらいを付けたいが、ないので4つ。東京地下道の話は興味深かった。
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悪くは無かったです、犯人との会話などスリルがありますね、でも後半にはいるとああそうなのと納得して終わってしまう。ミステリがさっと引いてしまう感じがします。途中に挿入されている関係ない内容も興ざめですが。
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自信作というわりに、筆者特有の壮大な世界観ほどの大きさは感じない。島田荘司と思わなきゃ、そこそこ楽しめますよ。
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>久しぶりに島田荘司のどっしりとした長編を読んだ気が。
色々複雑な感情が交差します。読み応え十分でした。
淡々と静かだけれどけして消えずに燃え続けていく何かが、
そんなものが底に流れているから、最後に思わず泣けてしまうんだと思う。
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うーん…間に別に書いた中編が挟まってるのが悪いのか、でもそれはセットだし…(-_-;)イマイチすっきりと読めなかった。広げた風呂敷は大きかったけど、上手く畳めてない、って感じ?期待しないで読むのが吉。
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ふたつのお話(表題作は前、後編に分けられているが)が入っているのだが、表題作は面白くて睡眠時間を削ってまでして一日で読んでしまった。もうひとつのお話は、こういう世界もあるんだなあというかんじで、こちらも面白かった。私は初めてこの著者の本を読んだのだが、同ようにまだこの著者の本を読んだことのない人には、初めて読む本としてもおすすめです。
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子の誘拐事件から消えた妻。そして過去の冤罪事件。展開としては面白いし誘拐犯の動きはいいかな(笑)しかし『帝都衛星軌道』を二つに分けて間に1編入れてる構成が微妙(--;)それほど繋がりのある感じではなかったし(--;)面白いとは思うけど(--;)帯にある「はっきり言って自信作です」って言われて期待したほどではないかな(--;)
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表題作の前編はおもしろかった。「ジャングルの虫たち」と後編もおもしろくなかったわけではないけど、期待してたほどではないかな。
2009.2.12