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紙の本
頑張る女の子が主人公
2006/05/05 22:28
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビーンズ文庫のラインナップを見ていると、最近、女の子が頑張っているなと思います。本書の主人公、緋奈も頑張る女の子。ある日、突然、隣国・黒嶺に攻め入られた朱根の王女です。お転婆で、まだまだ子どもですが、誇り高く健気、でもちょっと意地っ張り。父と弟の生死も不明なまま捕らえられた緋奈は、黒嶺の王子・芦琉の未来の妃として敵国に暮らすことになります。味方は守役の深波のみ。その状況下、17歳の女の子が、何を考え、どう行動し、成長していくかが見どころ。
現実では17歳の女の子が、こんなにドラマティックな人生に行き当たることはほとんどありえないのですが、そこがファンタジーの魅力でしょう。陰謀あり恋あり、冒険ありのファンタジーです。もちろん、美形も剣の達人も、策士も出てきます。さらに「光の王女」や「三界の守護」等など、後半は怒涛の展開で設定が広がって行き、本書はおそらく壮大な物語のプロローグではないかと思います。
今回、主人公たちがお子さまなせいか、ラブというかロマンティックな場面が、やや足りない感があったので、次回に期待。敵国の王子との恋という設定に、メロドラマな展開を、勝手に期待してしまっただけですが。
そして……敵役の方が格好良くて、困りました。(それでなくとも昔から、主人公より脇役に感情移入しがちのなのに)さらに言えば、この敵役、本書では生き延びたので、リベンジ再登場が待たれます。そして、親父様世代の活躍も期待。
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