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投資銀行というより、投資銀行部門(IBD)に関する本です。ヴァリエーション等の話は簡略化されすぎていてイマイチですが、投資銀行業務に興味がある人は是非読んで見て下さい。06/05/19
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忙しいというイメージだけを抱いていた外資系投資銀行の仕事について、明確なイメージを持たせてくれた。投資銀行のビジネスに対する考え方や、実際にやっている業務について分かりやすく書いている。[2006/9/28]
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世界中の企業にM&Aを仕掛ける投資銀行
。J・Pモルガン、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズでM&Aに関わってきた著者が企業買収の舞台裏について公開する。
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JPモルガン、メリル、リーマンでMDをやった人が書いた本。興銀出身。
投資銀行に関する本で今まで読んだ中でもっとも読みやすいというかわかりやすい感じだった。技術的なことが書かれているわけではなく、投資銀行(部門)の業務、アドバイザリーの業務ってこんな感じですよというのがすっと伝わってくる。また、KKRについての記述が豊富であまりしらなかったので勉強になった。まったく投資銀行って何か知らない人には大変オススメな感じだと思う。ただ、投資銀行家ってもっと猛烈ドロドロしてるんじゃないのかな?と思う。そういったことも書いてあればよかったのかも。
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元投資銀行の役員が、社会における投資銀行の役割と内実を分かりやすく記述。
【学んだこと】
・顧客と株主への利益還元を第一に、長時間の知的労働に情熱を注ぐ集団。
・給与は高額だが、出来高制ではなく、顧客への姿勢や組織ミッションへの貢献度を重視。組織単位の業績によってボーナスが決まり、ポジションが上であるほど、その比率が上がる。
・顧客への報告書の書式も、心理学や色彩のプロからのアドバイスで決定し、全社統一。
・株価に表れる時価総額をいかに上げていくかを経営者の使命と捉え、その役割がまっとうできない経営者は買収によって更迭される時代がくる。
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まず著者の職歴がすごい!J.P.モルガン、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズと大手投資銀行を渡り歩きいたMr.投資銀行!投資銀行の歴史や業務内容についてはもちろんですが、これからどんな企業がM&Aの対象になるのか、これから日本はどんな風に変わっていくのか、賢い株の買い方なども書かれており勉強になります。
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買収劇の裏には必ず著名な大手投資銀行が見え隠れしているが、その実態はあまり一般の人間には伝わってこない。 本書では外資投資銀行がどの様に動いているかを解説すると同時に、グローバル化の立ち遅れている日本の金融業界および企業価値を上げれない状況にある日本企業に対して警鐘を鳴らしている。
本書を読み、企業の意義(最終目的は企業価値の向上)、企業買収の黒子である投資銀行が果たす役割、高収入といわれている投資企業に勤める人間の実態などを知るに至り、経済活動の一員であり小さな歯車である自分がなすべきことは何なのか、ということを考えさせられた。
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昨今の大型企業買収の黒子として活躍の場を広げている投資銀行の業務内容やその舞台裏を紹介しつつ、日本企業の株価の低迷の原因を経営者や銀行の怠慢にあると指摘した本。
株価=企業価値の全てと考える著者の意見には異論もあるだろうが、顧客利益を第一と置く投資銀行の仕事ぶりや、膨大な情報とコネを持つ「相談役」としての投資銀行の利用の仕方は、他の業界に勤める方にとっても学ぶところが多いように思われる。
巻末に決算書と『四季報』を使って求めることが出来る「本当の企業価値」の計算方法が載っている。
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ブックオフにて100円で購入。
投資銀行についてざっくりと。
概要程度だがわかりやすいことは確か。
外資と日系の比較の記述が多かった。
(外資のカルチャーを大絶賛)
企業は何より価値を創造せよ!
そのために選択と集中を実践して、
投資銀行からアドバイスしてもらいなさい。
みたいな内容。
バリュエーションは他の本で勉強しまーす。
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読んでる間にリーマン倒産。
あまりにもタイムリーなんですが、かなり面白かった。
投資銀行といわゆる銀行の違いからなぜ日本の銀行、証券会社がダメなのか?解説している。
最後に付録で付いている理論株価は説明が丁寧で自分でもよくわかった。
こういう本に大学時代に出会ってたらと思う本。
若い人はゼヒ読んでください。
世界を動かす人たちはホント頭いいですね(^^;
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岩崎日出俊さんの本を読みました。
この人は興銀→外資系投資銀行っていうキャリアの人で
本いくつか出してて、これで多分読破かな?
Blogも結構面白いです。
日本のいわゆるメガバンクがいかに外資系金融機関に比べて
投資銀行業務においてダメなのかについて書いてありました。
まぁ、特に新しい知識はない本だったけど
何も知らない人とかにはお薦め。
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外資系銀行と日本の銀行の根本的な戦略の違い、日本の甘さをツラツラと書き綴ってる本です。他にも色々と面白い話が載っているので、ぜひ読んでみてください
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投資銀行の業務、および内情を綴った一冊。・・・とは言っても昨今数ある投資銀行本よろしく、込み入った具体論には追求してるとは言えない。投資銀行家の激務っぷりとその対価である報酬、そもそも投資銀行は何をミッションにしているか。こういった部分は昨今、本書を読まずとも簡単に手に入る情報である。
漫画や小説のような投資銀行本では満足できず、投資銀行家が利用する変数の(ほんとにわずかだが)ごく一部を具体的に知りたい入門者にとっては、最適な書と言えるだろう。
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P28 大競争時代を迎えた今、企業経営者に求められるのは「明確なビジョンと先見性」を持って、ぐいぐいと組織を引っ張っていく「実行力」である。
P29 組織の中で「上の人に重宝がられる人」と「上に立つ人」とでは、本来、求められる資質が決定的に違う。
P33 「企業が価値を生み出す力」を測る尺度が「企業価値」であり、「株価」である。個人を含む「投資家」は、価値を生み出す企業へ投資することによってのみ「株価」上昇という形による恩恵を受けることができる。
P48 五つの視点から企業を分析・評価
①収益力の評価
②成長力の評価
③競争力の評価
④バリュエーション分析
⑤機関投資家の視点
P139 いかなる戦乱や迫害があっても「貨幣を確保し知恵と知識を磨いていけば生き残れる」
「最後に頼れるのは自分だけだ。したがって常に最高レベルの知識とノウハウを身につけておかなければならない」
「国の後ろ盾など期待しない。自分で考え自分でリスクをとる」
P180 「一ヶ月いろいろ努力しても本当に必要なのはたった一枚のデザインだ。われわれはこのたった一枚を探すためにやっている。一枚のスケッチは1時間もあればできる。」
P241 企業価値と理論株価
step1 企業が現在から将来にわたって稼ぎだすフリーキャッシュフロー(FCF)を計算する
step2 これをベースに理論株価を計算する
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元外資系投資銀行マンによる、「投資銀行」紹介の本。
Investment Bankがどういう機能を持っていて、社会の中でどういう役割を果たしているか、簡単に説明されている。
副題には日本に大変化が起こる、とある。この本が書かれた当時が2006年の5月。経済は「戦後最長の成長期間」のまっただ中で、外資系企業ブーム(就職市場などにおいて)のようなものが広がっていった時期だ。
それから実に6年が経過したわけだが、日本社会は、経済構造はどのように変化したのだろうか?
市場主義とでもいうべきメカニズムを著者は積極的に迎えるべきだ、投資銀行やKKRのようなファンドの到来が否応なしに日本の経済を変える、と筆者は主張する。
僕は基本的にこの考え方には賛成だ。競争、という仕組みが資本主義の大原則だからである。
ところが現実の日本社会を見てみると、必ずしも筆者の言うような企業淘汰は進んでいない。競争力のあるバルジブラケットが市場を席巻する、ということはあまり起こっていない。
それはリーマンショック以来の金融危機で、financial industry、特に欧米系の体力が落ちたということがあるだろうが、日本社会の変化への弱さを感じざるを得ない。
郵政民営化の反動、ペイオフをめぐる議論、「キコウ資本主義」、どれをとっても民間市場による淘汰が積極的に行われていない、あるいは行おうとしない例である。
これらが資本主義を歪めているのか、修正しているのか。日本の資本主義はいかなる方向に進むべきか。
直接的なレビューから外れてしまったが、投資銀行という極めて市場主義的な存在が日本に突きつける問題は大きい。