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アンジェロじいさんの仕事は、古い教会の壁をぬりかえ、彫刻に新しい命をふきこむこと。ある日弱ったハトを助けたことから、2人は大の仲良しに・・・ アンジェロじいさんの仕事に対する誇り、アンジェロじいさんとハトのシルビアが、互いに相手を思いやる気持ちに心うたれます。そして最後の最後にアンジェロじいさんがシルビアに残したもの・・・。人間にはいつか終わりがくる、悲しい現実ですが、このお話は重苦しくさせることなく、それをさわやかな感動として伝えてくれます。
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人生をとおして出来ることってなに?みたいな答えのない質問に、そっと「こういうことじゃない?」って秘密をひとつ教えてくれる。疲れた心にやさしい絵本です。
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最初は トテモ邪魔だった。だけど、どうしても 見捨てる事は出来ない存在。
大事で、離れられなくて でも、何時か来てしまう エイエンの別れ。 でも、ふたつのタマシイの間には、ちゃんと残ったモノ ある。
ちょっと淋しい余韻を残しつつ、愛しい気持ちが残る作品。仕事 とは何ぞや? と言う問いと、エイエンのパートナーとは 何ぞや? という問いについて 考えさせる。 うん、いい絵本。とても、 いい絵本。
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誇り高い彫刻(?)の仕事をするアンジェロに助けられた一羽の鳩。
二人が出会ってからはステキなことばかり。でもアンジェロは仕事をするのがきつい歳になってきた・・・。そして最後にできる仕事は、やっぱり鳩のために技術を使って、自分がいなくなった時の居場所を作ってあげること。
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壁塗り職人アンジェロの仕事は、古い教会の壁を塗り替えたり、古びた彫刻に新しい命を吹き込むことです。アンジェロは大好きな自分の仕事に一生をささげてきました。
ある日アンジェロは傷ついたハトを見つけます。最初は仕方なく連れて帰って手当てをしていたアンジェロでしたが、そのうち一生懸命世話するようになります。そして、一緒に仕事に行くようになりました。
アンジェロは、この教会の仕事を最後の花道にしたいと考えていましたが、徐々に体は弱っていき…。
最後の一瞬まで、仕事に打ち込み、そして友のことを考えて最後の仕事をやり遂げたアンジェロに心が熱くなります。ハトもアンジェロもその愛情を押しつけるでなく、お互いを温かく見守り、相手のためになにか残したいと考える、素敵な関係です。
町の喧騒やにおい、郊外の遺跡では涼しい風が吹いてきそうな絵画のような絵本。ユーモアもあり、寂しさもあり、心あたたまる感動作です。
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・ストーリーは中学生にも少し難しいかもしれないが、人生や仕事への誇り、こつこつと一つのことに一生を捧げることのすばらしさなどを感じ取って欲しい。
・絵がすばらしい。映画のシーンのよう。言葉も絵も”良質の”という表現がぴったりくる。
・人間であるとか、鳥であるとかを超えた友情や愛情の深い絆で結ばれ、時代も超えてつながって行く様子が描かれている。
・原書刊行2002年
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アンジェロじいさんと鳩の心温まる交流に胸が熱くなりました。自分が死んだあとの鳩のことを思いやり、おじいさんがしてあげたことには感動でした。
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仕事場で傷ついた鳩を見つけた、アンジェロじいさん。
二人(?)の心温まる交流と、死期を悟ったおじいさんが最後に鳩のために行った行為が、絵のタッチとあいあってほのぼのさせられます。
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壁塗りのアンジェロさんとハトの物語。
共にあるとは。
相手の生と死を感じ、なせることとは。
死してなお生きるとは。
優しく孤独なアンジェロさんが遺したもの。
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壁塗り職人の<アンジェロ爺さん>が、古い教会の壁の片隅で一羽の鳩を見つけます。「さあ、どいとくれ。仕事のじゃまだ」 鳩は、息も絶え絶えで動けませんでした。仕事を終えたアンジェロは、家に連れて帰り手当をしてやりました。治療の甲斐あって鳩が元気になると、仕事場に連れて行くようになり、アンジェロと<シルビア>と命名された鳩とのお互いを思いやる交流は深まっていきました。 やがて、動けなくなったアンジェロは「わしがいなくなったら、お前はいったい、何処へ行くんだい?お前のことが心配だよ・・・」 粋な別れの感動の絵本。
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教会のかべ塗りをしているアンジェロおじいさんと傷ついた鳩が出会い、言葉が通じないまま心を通わせていく様子がほほえましい。そして別れの時を迎えるときの思いやり・・・。大人にこそ読んでほしい絵本です。
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アンジェロはおじいさんの名前。
「アンジェロは、大好きな自分の仕事に一生をささげてきた。」
素敵…、と思って。
古い教会を補修するアンジェロおじいさんと、鳩の話。
死が重くなくて、それでも時は続いていく、というのがおじいさんの仕事が教えてくれるのがいいなと思った。
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壁塗り職人の老人と傷ついた鳩の交流の物語。
死期を悟った老人が鳩に残した贈り物と若い職人の行動に心が洗われる。
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アンジェロとはとの関係が愛おしい。つっこみどころのある絵。イタリアの街並みもいい。最後は物悲しくて暖かい。すてきなお話だった。