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紙の本
この一冊をマスターできれば、あなたの碁は街歩きが可能
2006/08/21 09:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:折鶴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
囲碁の人口は日増しにグレードアップしている。だが、碁は打ちたいが複雑す
ぎて取っ付き難いと、初手から投げ出してしまう人たちがいるのも現実。囲碁の
持つ醍醐味と大局観を養い、友人、知人と碁盤を囲み、人生や老後の楽しみを深
めるのも一考かな。
囲碁の基本は、「記憶や読み」ではなく。「定石も覚えれば覚えるほど」強く
なるものでもない。実際に碁盤の上に石を並べ「感覚的に目と手で覚える」こと
が大切。これが上達の秘訣である。頭脳で打つのは初段になってからでも遅くは
ない。感覚を養うのは、ビデオ&目と手の両刀使いが最適と記している。
第1章は、囲碁のルール編である。1・一手ずつ交互に打つ、2・相手の石を
囲めば取れる、3・打ってはいけない場所(着手禁止点)がある、4・コウのル
ールがある、5・地(陣地)が多い方が勝ち。これが囲碁の基本ルール。1〜5
までの詳しい解説があり、覚えれば誰とでも打つことが可能だろう。黒石、白石
交互に打ちながら、陣取り合戦を繰り広げるのが囲碁の醍醐味とあるように。
コンピューター囲碁講座が花盛りであるが、囲碁は右脳のゲームであり、コン
ピューターなど機械では人間に太刀打ちできない。(機械には右脳がない)だか
ら体感的に碁盤上の石を捉えられない。囲碁に強くなるには基本ルールを反復
し、目と手で打ちながら右脳を鍛えることが先決。もちろん右脳を鍛えれば(人
生にも役立つ)のだから。
ルールは覚えたけれど、なかなか先に進まない(上達しない)かったけれど、
本書よって少しずつ歩みだした。これから囲碁を覚えたい人には、平易に書いて
あるので、すーと入り込めるのではなかろうか。
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